育児に消極的な夫を促すオススメ漫画4選|パパにもこの苦労と感動を!
可愛がるだけで「育児しない夫」に困っていませんか?
ママにとっては「可愛がるだけではなく、もっと育児に参加してほしい!」「成長過程を理解していてほしい!」――そんな気持ちになりますよね。
育児漫画なら楽しく簡単に育児の知識が手に入るので、パパに読んでもらうのにピッタリ。
思わず笑ってしまう、楽しみながら育児を学べる漫画4選をご紹介します。
マンガでやさしくわかるパパの子育て
引用元:JMAM|日本能率協会マネジメントセンター(マンガでやさしくわかるパパの子育て)
著者:小崎恭弘 マンガ:あべかよこ
子育て初心者のパパが不器用ながらも育児に挑戦!
基本的なオムツ替えから昨今の育休事情まで、育児情報をマンガと解説で分かりやすく伝えてくれます。
令和の子育て事情は?
共働き世帯が増えてきた今の時代。育児は「協力してもらう」ものではなく「一緒にやる」ものになりました。とはいえ、まだまだ「手伝っている」という感覚が残っているパパも多いと思います。
ママだけに負担がかかり、1人で全てをこなすママの状況は「ワンオペ育児」なんて呼ばれていますよね。
この本はイクメン希望パパの奮闘ストーリーです。最初はオムツ替えすらできないパパですが、きちんとした知識と経験でどんどんレベルアップしていきます!
我が家も子どもが赤ちゃんの頃、ウンチの気配を察するとパパがふらっと消える、という現象がよくありました…。
パパの中にも遊んだりお風呂に入れたりはできるけど、オムツだけは無理!という人は多いようです。
オムツ替えに成功したら、次は離乳食作りです。離乳食はすごい料理である必要はなく、シンプルな「食の基本」となる料理です。気を付けることは味ではなく、安全なもの、無理せず食べられること。パパにも簡単にできます。
今まで母乳やミルクしか飲んでいなかった赤ちゃんが自分の作ったご飯を食べている姿に喜び、感動することでしょう。
子どもが成長するたびにパパの育児レベルも上がっていきますね!
出産後、ママの性格が変わってしまった…
ママは親になるスイッチとして「妊娠・出産」があるが、パパにはそのスイッチがないそうです。「ママが変わった」のではなくパパが「変わらなすぎている」これにはなるほど、と目からうろこでした!
確かにスイッチが入るタイミングがないパパ。
突然父親になるんだから自覚がないのもしょうがなかったのですね。とはいえ、いつまでも自覚なしでは困ってしまいます。
スイッチをオンにするためにも積極的に育児に参加してほしいですね。
パパとママの意識のずれ
ママの「してほしい」と感じる1位が「ママへの思いやりや気遣い」に対し、パパが考えるママがしてほしいと思うこと1位は「実際の家事や育児」でした。
これは本当に分かります。ママとしては気持ちに寄り添ってほしいだけなんですよね。
1人で育児をしていると孤独に感じて、ストレスがたまる一方です。「つかれてない?」とか「いつも大変だよね」こういった言葉があるだけで、全然気持ちが違うんです。
すべてのパパ達にぜひ、実践してほしいですよね。思いやりの言葉が一言あるだけで救われることもあります。
それと同時に、こちらも思いやりを忘れないようにしないといけないなと思いました。パパとママの意識のずれをはっきりと指摘してくれていて、心の整理ができます。
パパも意識の違いに気づいてくれると良いですよね。
イクメンからイクボスへ
※イクボスとは
「部下や同僚等の育児や介護・ワークライフバランス等に配慮・理解のある上司」のことです。
イクボスという言葉、この本を読んではじめて知りました!
「育休を取りたいけど、上司の理解が得られない」
「早く家に帰りたいが、仕事が多い」
いくらパパ達が願っても会社や上司が変わらなければ社会は変わりません。パパも家庭と会社の間で苦しんでいるんだなと感じますね。
育児にもっと参加したくても、上司が「育児は母親がやるもの」という感覚の人であれば休みを取ったり、早く帰るのは難しいですよね。
ただ、令和に入り、コロナ過の影響もあるのか、明らかに時代は変わりつつあると感じるのは私だけでしょうか?
「イクメン」に続いて「イクボス」も当たり前になる世の中が待ち遠しいです。
理系パパ
引用元:マイナビBOOKS(理系パパ)
~ひとクセあるけど憎めない、理系なパパ10人のリアル育児まんが~
著者:高瀬えり子
データ・分析・効率、合理的な理系パパの育児法は?正しいんだけどちょっとずれていて、ツッコミどころがいっぱいあります。
クセの強いパパ達ですが、理系ならではの考えや行動に今までにない育児の世界が見えてきます。
理系パパの特性を生かす!
パパと話していて、「理屈はそうなんだけど、でも…」
パパはママに対して「何でそんな理にかなっていないことを?」こういったやり取りはありませんか?
考え方や捉え方が違うと子育てにおいてもすれ違いが生じてしまいますよね。しかし、この本はその違いを生かして理系パパの面白いところ、育児に生かせるところ満載です!
「我が子は実験対象」
「双子をクローン扱い」
こんなパパは嫌ですよね~。でも、真剣なパパたちの話を見ているとなぜか笑えてきます。子どもは観察対象で、おもしろい=「深い愛」という最高の誉め言葉だそうです。
なかなか理解が難しいですが、言葉で分かりあえないだけで子どもに対する愛情はきっと一緒なんだろうなと思います。
その他にもノロウイルス対策など生物学的観点から対策を考える徹底ぶりはさすが理系パパです。育児以外の勉強にもなりました。
夫婦でお互いを理解するきっかけになる漫画だと思います!
実録 保育士でこ先生
引用元:KADOKAWA(実録 保育士でこ先生)
著者:でこぽん吾郎
この漫画は作者のでこぽん吾郎さんがTwitterで連載していたものを書籍化していて、現在4巻まで発売されている大人気シリーズです。
元保育士の作者が子どもたちとの日常を描いた笑って泣けるコミックエッセイです。
抱腹絶倒!!でこ先生
とにかく笑えて、最高に面白いです。サクサクっとテンポよく進む子ども達のあるあるエピソードや予想外の行動集に笑いが止まりません。
- ミミズ貯金(バケツにミミズをいっぱいに。目標100匹)
さすがに多すぎます。ミミズがバケツいっぱいになっているところは想像したくないですね。「先生にプレゼントしよう」と張り切っているところがなんともかわいいです。
集めたミミズを見せられるのは私も経験アリ(元保育士)。
- 先生は保育園に住んでいる!?
毎日園児より早く来て遅くまでがんばっているでこ先生ですが、子ども達から見たら保育園に住んでいる人なんですよね~。
- 靴を履きたくない!大号泣の理由は…朝ごはんがパンだったから
なんでそうなるの?という、子どもながらの思考回路、面白いですね。子どもって大人の上をいく発想力の持ち主なんですよね。
これからが本格的な育児だというパパに読ませて、覚悟を決めてもらいましょう!
思いっきり笑った後は涙涙…
個人的に1番心に残ったのは、子どもにとても厳しく接している母子エピソード。
「グズグズしない!」「何度言ったら分かるの?」こんな厳しい言葉を毎日言われると子どもはつらいですよね。でも、お母さんの気持ちも分かってしまうんです。
こんな言葉言いたくないのに、忙しくてイライラして気持ちの持って行き所がない。誰にでも起こりうることなんですよね。
でこ先生との面談で「子どもの頃、ご両親からなんていってほしかったんですか?」と聞かれたお母さん。
「いい子だ」「大好き」「いつも味方でいるよ」って。
そうか、この言葉を子どもにかけてあげればいいんだと気づきます。心に傷を持っているお母さんも多いと思います。ハッと気づかせてくれるでこ先生の言葉に涙しながら読みました。笑ったり泣いたり忙しいですが、読んだ後はほっこりしますよ。
子どもの面白いところにどんどん注目していけそうな漫画です。
youtubeでも5話分見ることができます。
ワンオペJOKER
引用元:講談社(ワンオペJOKER)
原作:宮川サトシ 著者:後藤慶介 監修:DC COMICS
正義のヒーローバットマンが思わぬ事故で赤ちゃんに…。敵役ジョーカーは悪が存在するには正義が必要と考え、バットマンを育てることを決意します。
悪のカリスマはワンオペ育児を乗り越えることができるのでしょうか。
DCコミックス公認の極悪ギャグコメディです。
がんばれジョーカー!過酷なワンオペ生活
初めて見たときは衝撃を受けました。あの悪役ジョーカーがワンオペ育児!?ギャップを超えています。しかもこの漫画、本格的な育児漫画でした。
「オムツのサイズを間違える」
「寝かしつけに成功したのに生協のピンポンで起きる」
これはもう日本のワンオペ育児あるあるですよね。共感しつつ、恐ろしい見た目と行動とのギャップに笑っちゃいます。そして、ジョーカーの育児の細やかなこと…見習いたいくらいです!!
この本の中にはジョーカーがワンオペ育児に限界を感じて、保育園に応募するのですが、全落ちしてしまう場面があります。
「保育園落ちた!」「ゴッサム死ね!」と叫ぶジョーカーの姿はまさに日本の抱える闇そのものですね。
見た目はこわーいジョーカーですが、日本のパパママと同じリアルな悩みに直面していて応援したくなりますよ。バットちゃんも可愛くて癒されます。
「ママ達が読むような育児漫画にはちょっと抵抗がある」と思っているパパにおすすめしてみてはいかかでしょうか。
きっとママの苦労を理解するとともに、パパも育児がんばるぞ!と奮起してくれることと思います。
まとめ
- マンガでやさしくわかるパパの子育て
- 理系パパ
- 実録 保育士でこ先生
- ワンオペJOKER
今回、ご紹介した作品はどれも電子版がありますので気軽に読めます。気になるものがありましたら、ぜひ読んでみてくださいね。
完璧な育児はありません。ただ知ることによって少しでも夫婦の負担が軽くなり、その分家族の笑顔が増える機会になればいいなと思います。
以上、楽しく育児が学べる漫画4選でした!