【元保育士先輩ママ直伝】新生児の育児方法と本当に必要なものリスト
これから始まる初めての育児、何から準備していいかわからなくて困ってはいませんか?
第一子の長女が産まれる前の私は、自分がちゃんと母親としてやっていけるのか不安でいっぱいでした。
とりあえず、マタニティ向けの雑誌を読みあさったり、母親学級で学んだりしながら赤ちゃんを迎える準備を進めてきました。
無事出産・退院して、赤ちゃんと二人きりの生活がいよいよ始まると、あれだけ勉強してきたはずなのに何故かつまづくことばかり!
育児方法を気軽に聞ける人が近くにいなかったので、毎日手探り状態で大変な思いをしました。
きっと当時の私と同じように、初めての育児で悩んでいる方はたくさんいると思います。
この記事では、新生児の育児方法と本当に必要なものを、私の経験を交えながらまとめてみました。
これから赤ちゃんを迎えるプレママさん
新生児育児で困っている新米ママさん
この記事を読んで、新生児の子育てにまつわる不安や悩みを一気に解消しちゃいましょう!
新生児の育児方法
新生児の主なお世話は
- 授乳
- オムツ替え
- 沐浴
- 着替え
- ねんね
の5つです。
たった5つですが、授乳とオムツ替えは1日に何度もやらなければいけません。
首がすわっていない新生児はふにゃふにゃしているので、沐浴や着替えは慣れるまでとても神経を使います。
そして、赤ちゃんがママに何かを伝える手段はギャン泣き一択!
新米ママは赤ちゃんの泣き声にまだ慣れていないので、泣かれるたびにドキドキしてしまいます。
最初はあたふたするかもしれませんが、だんだん赤ちゃんが訴えていることがわかるようになっていきます。
基本的なお世話のやり方をおさえておけば、心配する必要はありません!
授乳
育児書に「おっぱいは3時間ごとにあげましょう」と書かれていたりしますが、母乳の場合は赤ちゃんが欲しがるたびに授乳しても大丈夫です。
赤ちゃんがおっぱいを欲しがっているかどうかは
- 泣いている
- 口をぱくぱくさせている
- 前回の授乳から時間が経っている
などで、判断することができます。
お腹いっぱいの場合は、おっぱいを近づけても咥えようとしません。
1回の授乳時間の目安は、両方のおっぱいを合わせて10~30分程度です。
赤ちゃんが飲み終えたら、赤ちゃんをたて抱きにしてママの肩に赤ちゃんのあごをのせ、優しく背中をさすってゲップさせます。
これは、母乳と一緒に飲み込んだ空気を出すためです。
母乳を飲ませても、赤ちゃんがおなかをすかせて泣くようでしたらミルクを足しましょう。
オムツ替え
オムツは汚れたら取り替えるのが原則です。
取り替え方法は、こちらの動画が参考になると思います。
ウンチをしているかどうかは、独特のすっぱい匂いがするので、すぐに気づくことができます。
おしっこは授乳のタイミングでチェックしてみましょう。
- オムツを触ったときに、ムニュムニュしている
- おしっこラインの色がかわっている
から判断することができます。
おしっこラインは赤ちゃんがオシッコすると黄色いラインが水色に変わります。
沐浴(もくよく)
沐浴とは赤ちゃんのお風呂のことです。
新生児は抵抗力が弱いので、ベビーバスを使いましょう。
大人と一緒のお風呂に入るのは、出産1ヵ月後に行われる健康診断(一ヵ月健診)でOKが出てからになります。
沐浴のやり方は、出産後に助産師さんから直接教えてもらう機会があるので安心してくださいね。
できたら助産師さんのお手本を動画に撮らせてもらえると、後で旦那さんと一緒に見返すことが出来るのでオススメです。また、子どもの成長記録にもなるので一石二鳥ですよ。
着替え
着替えは沐浴後や赤ちゃんがおっぱいの吐き戻しなどで衣服を汚したときに行います。
首が座る前の赤ちゃんはねんねのまま着替えをするので、イラストのようにあらかじめ洋服とオムツは重ねてセッティングしておきましょう。
引用元:【アカチャンホンポ】赤ちゃん応援ガイド_おふろ・ベビーケア_おふろ・ベビーケアグッズ選びのアドバイス (omni7.jp)
ねんね
赤ちゃんがぐっすり眠れるように、ねんねの環境を整えてあげましょう。
基本的には大人が心地よいと感じる室温・湿度で問題ありませんが、赤ちゃんが汗をかいていたり、足が冷えていたりしないか時々チェックしましょう。
新生児のうちは昼夜の区別がついてはないので、授乳中と泣いている時以外はほとんど眠っています。
寝かせ方は、基本的にあおむけです。
うつぶせ寝は乳幼児突然死症候群(SIDS)の危険性があるので避けましょう。
乳幼児突然死症候群(SIDS)とは、主に1歳未満の子どもに発生し突然死をもたらす症候群で、「それまでの健康状態および既往歴からその死亡が予想できず、しかも死亡状況調査および解剖検査によってもその原因が同定されない」ものと定義されています。
乳幼児突然死症候群では、それまで健康であった赤ちゃんが何の前触れもなく突然亡くなってしまいます。睡眠中に亡くなることが多いとされています。
新生児育児に必要なものは?
続いて、それぞれのお世話に必要なものをご紹介します。
授乳
【絶対に必要】
- 新生児用哺乳瓶
- 粉ミルク
- ガーゼハンカチ(10枚くらい)
授乳が軌道にのるまでの間、粉ミルクがあった方が安心です。
もちろん液体ミルクでも大丈夫です!
【あった方がいい】
- 授乳クッション
- 哺乳瓶用ブラシ
- 哺乳瓶用洗剤
授乳クッションは、枕や畳んだバスタオル、クッションなどでも代用可能ですが、授乳の頻度を考えると用意した方がいいと思います。
【様子をみてから購入】
- 哺乳瓶消毒
- 搾乳機
- 母乳保存バッグ
オムツ替え
【絶対に必要】
- 新生児用オムツ
- おしりふき
オムツは箱買いした方が安いですが、すぐにサイズアウトする場合もあるので、新生児用のオムツは様子を見ながら1パックずつ購入をおすすめします。
逆に、おしりふきはしばらく使い続けるので、箱買いした方がお得です!
【様子をみてから購入】
- ベビーバーユ
- おしりふきウォーマー
おしりふきウォーマーは、私の周りでは使わずじまいだったママが多かったです。
着替え
夏生まれは
- 短肌着、5~6枚
- コンビ肌着、5~6枚
春・秋・冬生まれは加えて
- ツーウェイオール、5~6枚
だけは絶対に必要です。
その他、退院する日のセレモニードレスや防寒着は、必要に応じて準備しておきましょう。
肌着の素材など、より詳しく知りたい方はこちらのサイトで確認してみてください。
出産準備から探す | MIKIHOUSE OFFICIAL ONLINE SHOP
沐浴
【絶対に必要】
- ベビーバス
- 沐浴布
- バスタオル
- ベビーソープ
- ベビー用綿棒
- 消毒液
- 体温計
- 保湿クリーム
ベビー用綿棒と消毒液はおへそのケアで使用します。
新生児の肌はとても乾燥しやすいので、しっかり保湿しましょう。
寝かしつけ
【絶対に必要】
- 布団
【あった方がいい】
- おくるみ
- ベビー布団
- ベビーベッド
赤ちゃんを寝かせる布団は、大人が使用しているものでも大丈夫ですが、ベビー布団の方が赤ちゃんに適した固さに作られているので安心感があります。
ベビーベッドは、ワンちゃんなどのペットを飼っている場合は使用した方が安全です。
大きく場所を取る上に使う期間が限られるものなので、レンタルを利用しても良いでしょう。
【様子をみてから購入】
- ベビー用まくら
- バウンサー
- おしゃぶり
- メリー
新生児育児に必要なものリスト
ご紹介したものをリストにまとめました。
赤ちゃんを迎える準備をする際に、ぜひ活用してみてくださいね。
【授乳】
◎絶対に必要
- 新生児用哺乳瓶
- 粉ミルク
- ガーゼハンカチ(10枚くらい)
※授乳が軌道にのるまでの間、粉ミルクがあった方が安心
〇あった方がいい
- 授乳クッション
- 哺乳瓶用ブラシ
- 哺乳瓶用洗剤
△様子をみてから購入
- 哺乳瓶消毒
- 搾乳機
- 母乳保存バッグ
【オムツ替え】
◎絶対に必要
- 新生児用オムツ
- おしりふき
△様子をみてから購入
- ベビーバーユ
- おしりふきウォーマー
【着替え】
《夏生まれ》
- 短肌着、5~6枚
- コンビ肌着、5~6枚
《春・秋・冬生まれ》
- 短肌着、5~6枚
- コンビ肌着、5~6枚
- ツーウェイオール、5~6枚
【沐浴】
◎絶対に必要
- ベビーバス
- 沐浴布
- バスタオル
- ベビーソープ
- ベビー用綿棒
- 消毒液
- 体温計
- 保湿クリーム
【寝かしつけ】
◎絶対に必要
- 布団
〇あった方がいい
- おくるみ
- ベビー布団
- ベビーベッド
※ペットを飼っている場合はベビーベッドを使用した方が良い。
△様子をみてから購入
- ベビー用まくら
- バウンサー
- おしゃぶり
- メリー
新生児育児はここが大変!
いざ新生児育児が始まってみると、出産前に勉強していた通りにならないことばかりです。
ここでは、実際に新生児育児を経験して大変だったことをご紹介します。
授乳ってこんなに難しいの?
おっぱいさえあれば授乳なんて簡単にできる!と思っていましたが大間違いでした。
- 母乳が十分に出ていない気がする
- 赤ちゃんがあんまり飲んでくれないから、おっぱいがガチガチに張る!
- 乳首が切れた
- 乳首のかたちが悪くて、赤ちゃんが吸いにくそう
最初から授乳がスムーズにいくのは稀です!
自分だけがうまくいかないと自信をなくす必要はありませんよ。
エンドレスおむつ替え
おむつを替えてほっと一息ついた瞬間
ぶりぶりぶりぶり!
新生児の間は、1日に何度もおむつ替えが必要です。
びっくりするのがウンチの回数!
育児日記を振り返ると、1日に10回している日もありました。
しかもウンチはゆるゆるなので、背中や太ももまわりからたびたび漏れます。
もちろん肌着も汚れるので、お着替えが必要です。
汚れた衣類はウタマロ石鹸でゴシゴシ手洗いして、うんちの黄色いシミを落とします。
オムツ替えだけでも、本当に重労働です。
ウンチ漏れの対策としては、写真のようにオムツのテープを斜めにはる方法があります。
引用元:おむつ替えがスムーズになるあて方のコツ|GOO.N(グ〜ン)
赤ちゃんが成長して消化機能が発達していくと、ウンチの回数が減るので漏れる頻度も少なくなりますよ!
魔の3週目
今で1日の大半をスヤスヤと寝ていた赤ちゃんが一変、何をしても泣き止まないことがあります。
この時期を魔の3週目と呼ぶそうです。
原因には
- 赤ちゃんがママのお腹の外にいることを認識し始め、不安を感じている
- 生活リズムが定まりかけていて、時差ボケのような状態になっている
- 超成長期を迎えている
など諸説あります。
私は長女の新生児育児で、この時期が一番大変でした。
当時は魔の3週目があるなんて全く知らなかったので、一晩中抱っこしながらあやしつづけているうちに「この子はもしかして何かの病気じゃないの?」と、疑ったりもしました。
娘のギャン泣きが始まって2日たった頃、やっと魔の3週目の存在があることをネットで知り、「これだけ泣くのは成長している証拠!」と思えるようになって、気持ちが楽になりました。
事前に魔の3週目を知っていると、慌てずに済みますよ!
ママの体はボロボロ
こんなにハードな新生児育児を、ママは産後のボロボロの体でやらなければいけません。
赤ちゃんのお世話も大切ですが、ママの体の回復も同じくらい大事なことです!
1人で全部頑張ろうと思わずに、パパをはじめ、周りの人にいっぱい甘えながら乗り超えていきましょう。
新生児育児を辛いと感じた時は、こちらの記事で乗り越える方法をご紹介しているので読んでみてくださいね。
新生児の育児は一番辛い時期!?乗り越えるためのおすすめ対処法
まとめ
新生児の主なお世話は
- 授乳・ミルク
- オムツ替え
- 沐浴
- 着替え
- ねんね
の5つです。
それぞれのお世話で必要なものを揃える際は、リストを活用してみてください。
育児方法をご紹介しましたが、マニュアル通りにいかないのが子育てです。
特に新生児育児は、ママも赤ちゃんも経験値0からのスタート!上手くいかなくて当然です。
1人で頑張ろうとはせずに周りの人をまきこんで、新生児期ならではの育児を思いっきり楽しんでくださいね。