育児トラブル

育児は母乳が絶対?!母乳のメリットデメリットを知ってあなたに合った授乳方法を!

母乳神話」という言葉を聞いたことはありますか?

  • 母乳で育てると赤ちゃんは病気知らずになる
  • 母乳育児は栄養面も安心?
  • 母乳で育てないと愛情が伝わらない
  • 母乳で育てると肥満防止になる

などを言って、母乳育児が絶対だ!と考えることを母乳神話と言うようです。

母乳神話という言葉は知らなくても、母乳で育てた方がいいと言われたことはありませんか?

産院でも母乳育児を推奨し、熱心に指導するところがありますよね。

そのせいで、ミルクを飲ませることに罪悪感を感じてしまうママや、産後に母乳が出なかったらどうしようと悩んでしまう妊婦さんもいます。

そこで、育児神話のせいで絶対に母乳で育てなければ!と、プレッシャーを感じることのないように、

母乳神話が本当なのかや、母乳とミルクそれぞれのメリットをご紹介します。

母乳育児だと病気知らず?

母乳神話の1つで赤ちゃんの健康や栄養には、母乳が1番だということが広く信じられています。

そのなかでもよく言われるのが、母乳育児だと病気になりにくいということです。

たしかに生後6ヶ月までに限っては、母乳で育った赤ちゃんの方が病気にかかりにくいようです。

それは、母乳を通してママから免疫物質を貰っているからです。

特に生後3〜5日に出る初乳は免疫力をアップさせる物質が、成乳(初乳後の母乳)の約100倍の濃度で含まれています。

そのため、初乳は飲ませた方がいいとしているお医者さんも多いようです。

でも生後6ヶ月を過ぎると、母乳に含まれる免疫物質もだんだんと弱くなっていってしまうので、母乳だから病気になりにくいということはなくなるようです。

母乳育児は栄養面も安心?

栄養面については、今のミルクは昔のミルクに比べて栄養成分も改良されてきました。

より母乳に近く、なおかつ必要な栄養素をしっかり含むように作られています。

特に鉄分は母乳よりもミルクの方が豊富に摂れるメリットがあります。

赤ちゃんの鉄分は、お腹の中にいる頃にママから貰った鉄分を体内に貯蓄しています。

生まれてからはその鉄分と母乳やミルクで得られる鉄分を使っています。

でも生後6ヶ月頃になると、貯蓄していた鉄分が底をついてくるので、より多くの鉄分を摂らないといけなくなるんです。

それならママもいっぱい鉄分を摂って母乳であげないと!と思いますよね

でも鉄分はどんなにママが食事で摂っても、母乳に含まれる鉄分の量はほとんど変わりません。

しかも母乳に含まれる鉄分よりも、ミルクに含まれる鉄分の方が多いので、鉄分不足を防ぐにはミルクの方が適しているんです。

鉄分が不足すると、鉄欠乏性貧血や体重増加不良、夜中に何度も起きてしまうといったことがおこります。

鉄分不足にならないように完全母乳の場合はうまくミルクも活用するのもありですよ。

母乳育児=愛情?

母乳をあげることで愛情が伝わったり、良い親子関係が築けるなんて言う人もいます。

たしかに母乳には愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンを分泌させる作用があります。

赤ちゃんが一生懸命飲んでいる姿を見て愛情を感じるのもオキシトシンのせいかもしれません。

でも、赤ちゃんに愛情を感じるのは母乳に限ったことではないですよね?

私はミルクを一生懸命飲んでいる姿を見ても可愛いな〜と愛情を感じました。

それに母乳育児は乳腺炎や乳頭トラブルなどが辛く、授乳自体がストレスになって愛情どころじゃない!と思ったこともあります。

愛情ホルモンのオキシトシンは、スキンシップをとることでも分泌されるので、無理に母乳にこだわる必要はありません。

実際に母乳をあげることのできないパパと赤ちゃんだって、十分に愛情を持っていますよね。

母乳でないと愛情が伝わらないなどと、プレッシャーに感じたりすることはないですよ。

母乳で育てると肥満予防になる?

これは実際に私も身近な人から言われたことがあります。

でも実際はどうなんでしょう?

赤ちゃんの肥満の判断基準

そもそも赤ちゃんの肥満をどう判断するのかですが、その指標の1つにカウプ指数があります。

カウプ指数の計算方法は、

体重(g)÷(身長(cm)×身長(cm))×10です。

この計算で出てきた数字が、次のうちどれに当てはまるかで判断します。

判断基準は月齢や年齢によってかわりますが、生後3ヶ月〜1歳までは次のようになります。

  • 痩せすぎ:14.5未満
  • ふつう:16〜18未満
  • 太りすぎ:20以上

カウプ指数だけでなく、成長曲線から判断することもできます。

成長曲線は、母子手帳に書かれているので参考にしてみてください。

ただ、出生体重によってその後の体重も左右されることがあるので、赤ちゃんが元気なら問題のないケースも多いです。

気になる点があれば自己判断せず、病院や検診で相談すると安心です。

母乳育児で悩んだら母乳外来で相談しよう!診療内容や受診のタイミングは?

ミルクで太るは本当?

まず、母乳とミルクとでカロリーに違いはあるのかどうかですが、

母乳の場合100mlあたり約66kcal

ミルクの場合はメーカーによって多少の違いはありますが、100mlあたり約66〜68kcalです。

つまり、母乳でもミルクでもカロリーには大きな違いはありません。

じゃあなんでミルクだと肥満になると言われているのかですが、そのことに関しては未だに賛否が分かれているようです。

その中で1つの理由として、母乳を吸うよりも哺乳瓶からの方が楽に飲むことができます。

そのため、新生児のうちから1回にたくさんミルクを飲むことができるので、体重が増えやすいという点があるようです。

でもそう考えると、母乳を搾乳して哺乳瓶で飲ませることもあるので、ミルクが原因なのではなく、飲み方の違いということになります。

ただし、赤ちゃんがもう欲しがっていないのに、せっかくミルクを作ったのに残すのはもったいないと飲ませてしまうと肥満に繋がるのは事実です。

なので、もったいないと感じることがあっても、赤ちゃんの欲しがる量でストップしておきましょう!

これは母乳でもミルクでも言えることですが、赤ちゃんが泣いているからと言って、安易に授乳をするのも肥満に繋がります。

赤ちゃんが泣いている理由はお腹が空いている以外にもいろいろあるので、まずは理由を1つずつ探っていきましょう。

  • おむつが汚れている
  • お腹が張っている(便秘、ガスが溜まっている)
  • 暑い・寒い
  • 眠い
  • 服や布団が苦しい
  • 痛い・痒い
  • 寂しい・抱っこして欲しい

うちの娘も授乳後なのによく泣くことがありました。

まだ飲み足りないの?と授乳をしようとしても、体をのけぞって怒ったりして、

何で飲まないの?と混乱したことがあります。

しばらく抱っこでユラユラしていると盛大にゲップをして、眠りについたことがあります。

ついつい泣いていると授乳だ〜!と思ってしまいますが、他にも理由がないかを考えてみましょう。

母乳とミルクそれぞれのメリット

育児神話でよく言われている3つについては賛否が分かれたり、まだ分かっていない部分が多く、信憑性に欠けます。

そこで、周りの意見に惑わされずに育児をするママ自身がどうしたいかを考えられるように、母乳とミルクそれぞれのメリットを紹介します。

母乳のメリット

まずは、母乳のメリットをご紹介します。

手間が少ない

粉ミルクのようにミルクを測って、お湯を沸かしてという手間がないので、赤ちゃんが欲しがればすぐに授乳を開始することができます。

寒い夜もわざわざミルクを作りに行く必要がないので助かります。

外出中でも、授乳ケープがあれば授乳ができるので荷物も少なくていいですよ。

産後の出血が少なくなる

乳頭に刺激を受けることでオキシトシンというホルモンが分泌されるので、これによって子宮の収縮が促されます。

その結果、子宮の回復が早くなるので産後の出血が少なく、ママの体調の回復も早くなります。

産後の体重の戻りがスムーズ

完全母乳で育てた場合、ママが食べすぎることがなければ、痩せやすいというメリットがあります。

妊娠中に増えた体重を元に戻すのは大変なことなので、これは嬉しいですよね。

経済的負担が少ない

ミルクは1缶だいたい1,500円〜3,000円くらいはしますよね。

それを月に2〜3個買うと5,000円〜10,000円くらいかかってきます。

その点、母乳は経済的負担が少なくて助かります。

母乳のメリットは、赤ちゃんへのメリットよりもママ自身のメリットが多いのかもしれません。

ミルクのメリット

次にミルク育児(完全ミルクの場合)のメリットをご紹介します。

赤ちゃんを預けることができる

ミルクで育てていれば、ママ以外でも授乳ができます。

なので、ママが疲れて休みたい時や、ママが外出する時に授乳を気にせず他の人に預けることができます。

他の人に預けられるのは、育児をしていると本当に助かりますよね。

ママの食事・薬の制限がない

母乳育児だとお酒や薬、カフェインを口にするのは控えたりする必要があります。

でもミルクだとその必要がないので、風邪をひいたり、頭痛のときにも妊娠前から使い慣れた薬を使うこともできます。

妊娠中にお酒を我慢していたのであれば、出産後またお酒を飲めるのも嬉しいですね。

赤ちゃんが飲んだ量がわかる

ミルクだと1回の授乳で赤ちゃんがどれだけの量を飲んだのかがすぐにわかります。

飲んでいる量がわかると栄養が足りているのかの判断がしやすくなるので助かりますよね。

母乳だと授乳前と授乳後の体重を計って計算することで飲んだ量がわかりますが、これを毎回するのは難しいですよね。

また、乳腺炎やおっぱいに傷ができて授乳が辛いなんてこともないので、ママの体の負担やストレスは少なくてすみます。

私は乳腺炎で辛い思いをしたので、本当にこの点はミルク育児の魅力だと思います!

まとめ

母乳神話に惑わされることなくママ自身がどうやって育児をするかを考えるために、

  • 母乳育児だと病気知らず?
  • 母乳育児は栄養面も安心?
  • 母乳育児=愛情?
  • 母乳で育てると肥満予防になる?
  • 母乳育児のメリット
  • ミルク育児のメリット

について正しい情報をご紹介してきました。

母乳で育てなきゃ!とこだわりすぎず、あなたに合った方法を見つけて、約1年程の授乳期を笑顔で過ごせるようになるといいですね。

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