育児中にご飯が食べられない!子供の成長に応じてうまく食事をとるコツ
育児中は、毎日子供の世話や家事に追われてばたばたですよね。
特に、ワンオペだと自分のことは後回しになって、食事も満足にできない、なんてことも多いのではないでしょうか。
立ったままごはんを流し込んだり、食事を中断したりすることもしばしば…。
そこで、今回は、慌ただしいワンオペ育児中の食事をどう乗り切るかを考えてみます。
育児中は食べる時間がない!
ワンオペ中のママは、とにかく食事をする時間がないですよね。
赤ちゃんの頃は下ろすと泣き出してしまい、そのままにはしておけないので、抱っこをする。
歩き出してからは、目を離した瞬間に転んでしまっては…とつきっきり。
話ができるようになると、「ママ見て!」「ママこっちに来て!」「ママ!ママ!」…
その間に家事もこなさなければいけないので、どうしても自分の食事を後回しにしがちです。
しっかり食べたほうがいいとは分かっているものの、なかなか食べる時間を確保できませんよね。
自分の体調管理のためにもしっかり食べておきたいものですが、育児中は子供のためにも重要です。
食べておかないと、元気な子供についていく体力も維持できなくなります。
母乳育児のママは、食事をしないと母乳が作られません。
お腹が空いていないときであれば笑ってやりすごせることも、空腹時だとできないことがあります。
イライラしていると、つい子供にあたってしまうということにもなりかねません。
どうにかして食事の時間を確保したいものです…。
育児中の食事は超重要!
ママ自身の体調の為
食事は生きていく上で必要なエネルギーや栄養を摂取したり、健康を維持したりするうえで大切なものです。
食事量が少ないと、痩せてしまったり、体力がなくなって倒れたりしてしまいます。
子供の世話の為
子供の面倒を見るために食事の時間さえ惜しんでいるのに、倒れて子供の面倒が見れなくなっては元も子もありません。
食べるごはんがない、洗濯物がたまって着る服がない、お風呂に入れなくて体を清潔に保てないなど、
子供に不便な思いをさせない為にも、食事でママの体調を整えておきたいですね。
母乳の為
母乳で乳児を育てている場合、ママがしっかり食事を摂っていないと、子供の成長にも影響します。
ママの食事が母乳になり、そのまま子供の食事につながるからです。
母乳育児だと貧血になりやすいので、何回かに分けてでも少しずつ食事ができるといいですね。
イライラ防止の為
空腹時のイライラは、実は血糖値が低下していることに原因があるのです。
血糖値が低下すると、ストレスホルモンのアドレナリンや、神経ペプチドYという化学物質が分泌され、これがイライラを引き起こします。
空腹時のイライラは科学的に証明されているのです!
ごはんを食べる時間を確保する
大人が何人かいるのであれば、子供の世話を交替して食事をすることができるのですが、ワンオペだとそうもいきません。
子供の世話を一手に引き受け、更にそのすき間にささっと食事もとる必要があります。
ママが食事をする時間が取れるかは、子供の離乳食時期と関係が大きいです。
ですので、離乳食の段階ごとに隙間時間での食事の仕方と食べやすい料理をご紹介します。
離乳食開始前
離乳食を始める前、つまり、母乳やミルクをあげている時期です。
この頃の子供は、まだ寝てばかりで自分ではあまり動けない頃です。
首が座る前だと、横抱きで両手がふさがってしまいます。
寝ている赤ちゃんを布団におろすと起きてしまうため、ずっと抱いていなければならないなんてこともあります。
ママが座ると寝てくれないので、ずっと立ってゆらゆらしていないといけないかもしれません。
そういう時は、抱っこしていても片手で食べられるものがいいですね。
子供を抱っこ紐に入れるなどして、片手でつまんでしまいましょう。
座るとすぐに泣き出してしまう子の場合は、立ってゆらゆらしながらでも食べられます。
この際、行儀なんて気にしていられません!
赤ちゃんの頭に料理がこぼれて火傷をしないように、食べるものの温度には注意してくださいね。
おにぎり
サンドイッチ
菓子パン
栄養補給ゼリーなど
おにぎりやサンドイッチを用意することもできないときは、チョコレートやゼリーでもいいので、カロリーを摂取しておきましょう。
サプリメントに頼るのもおすすめです。
離乳食開始後
生後5ヶ月を過ぎると離乳食が始まってきます。
子供が椅子に座っているタイミングがあるのです。
もちろん、離乳食も大変ではあるのですが、子供と一緒に座る時間ができます。
そのときに一緒に食べられればいいですね!
片手で子供の口に料理を運び、反対の手で自分が食べられるように、スプーンやフォークで食べられるようなものはいかがですか?
温かいものを温かいまま、冷たいものを冷たいまま食べるのはまだ難しいですが、
スプーンやフォークで食べられるメニューを取り入れましょう。
カレー
パスタ
スープなど
離乳食完了後
子供が1歳半から2歳頃になると、離乳食も完了し、幼児食へと移行します。
大人と同じようなものが食べられるようになるため、わざわざ離乳食を作る手間がなくなります。
大人用の食事を作る途中で、子供用の食事に取り分けができるようになるのです。
そして、子供は自分で食べたがるようになります。
手掴みでもなんでも、自分で口に運んでくれればこっちのもの!
その間にママもがんがん自分の食事をしましょう。
床や子供の服の汚れが気になりますが、床は新聞紙などを敷いてカバーできますし、
子供には袖付きのエプロンを着せておけば被害は少なくてすみます。
さらに、この頃になると、ひとり遊びをしてくれる子もでてきます。
子供がひとりでご機嫌に遊んでいる時間にも、食事ができるようになりますね。
肉じゃが
煮込みハンバーグ
親子丼など
※食べやすさよりも作りやすさを優先してください
ごはんを作る時間を省く
育児中の「ごはんを食べられない」には、食べる時間がないのと同時に、ごはんを作る時間がないのもあります。
下ろすと泣く赤ちゃんをずっと抱っこしていては、作ろうにも作れませんよね。
そういうときは、ごはんを作らない選択をしましょう。
冷凍食品やレトルトを使用すると、レンジでチンするだけで食事ができます。
先程、離乳食開始後のオススメ料理で挙げたカレーやパスタはレトルトの種類が多く、我が家では何種類かストックしてあります。
ここ数年は、UberEatsなどのデリバリーも充実しており、スマホで注文するとお店の味が家に届きます。
栄養バランスに不安があれば、お弁当や総菜のメニューが考えられた宅食という選択肢もあります。
離乳食や幼児食も毎食手作りせずに、市販のものに頼ってしまえば、更に食事を作る時間が省けます。
食事を作らなくていい分、ママの食事の時間も捻出できますよ!
いつになったらゆっくりごはんを食べられる?
いつまで家事育児の合間を狙ってごはんをかきこむような、慌ただしい食事をしなければならないのでしょうか。
慌てて食べると食べた気になりませんよね。
いつになればママがゆっくり食事できるかは、正直、その子によります。
子供がひとりで食事をしてくれるようになれば、ママも一緒にゆっくりと食事ができます。
早くからひとりで食事ができる子もいれば、
なかなかひとりで食事ができない子、ひとりで食事ができても甘えて食べさせてほしがる子など様々です。
ですが、だいたい3歳から4歳くらいになると手伝わなくても自分で食べてくれる子が多いようです。
うちの子も3歳くらいのときには、そこまで手伝う必要もなく、ほとんど自分で食べてくれていました。
小学生になればもうすっかり手を離れて、一緒に食事ができます。
その日を夢見て、ばたばたの食事を乗り切りましょう!
まとめ
ワンオペ育児中のママは、ゆっくり食事をするのが難しい程毎日ばたばたです。
でも、ひとりで家事や育児をこなさなければならないからこそ、食事はとても大切です。
片手で食べられるものや食事の準備の手間がかからない市販品などを利用して、さくっと食べてしまいましょう。
子供のことばかり考えすぎずに、ママ自身のことも大切にしてあげてくださいね。
いつか必ずゆっくり食べられる日が来ますよ。