義母が育児に口出ししてウンザリ!良好な関係を築くための3つのポイント
義母からの育児アドバイスにイラっとしたり、重たく感じていませんか?義母の立場からすれば決して悪気はなく、自分の経験が参考になるならばと、好意でアドバイスしていると思います。
しかし、私達ママの立場からすれば、考えなしに育児をしているわけではありません。あまりにもあれこれ口出しされてしまうと、自分の育児方法を否定されているような気持ちになりますよね。
知り合いのSさんも同じく、会うたびに義母から育児アドバイスを受け、不満を感じていたそうです。義理実家の近くに住んでいたことから、顔を合わせる頻度が高く、日に日にストレスは溜まる一方。
いつか「もううんざり!」と不満が爆発して、衝突してしまいそうだと話していました。育児だけでも心身共に疲れるというのに、義母との関係で思いつめたくないですよね。
そんなときに、Sさんの友人からアドバイスをもらい、適切な距離感で徐々に、うまく付き合えるようになったそうです。
今回はSさんが実践した、適切な距離感を保つポイントについて紹介します。
具体的にズレが生じる原因が何か、Sさんは適切な距離感を保つために実践した方法をまとめました。
義母との関係をできるだけ円満に過ごし、子供の成長を家族みんなで見守っていけたらいいですよね!
義母のアドバイスがストレスとなる原因
Sさんは結婚後、親しみやすい義母とは、とても仲良しで関係良好そのものでした。
その後出産を機に、子供の育児のことで「こうした方がいい」「やめさせた方がいい」と言われることが増えたそうです。
初めは角が立たたないよう、聞き入れていました。
ですがあまりにも口出しが多く、自分の育児方法と違うアドバイスなので、徐々にストレスとなっていきました。
原因は、義母とママでは「育児」に対する価値観や教育方針に相違があることが挙げられます。
なぜ、こうも義母と育児の価値観に相違があるのか具体的にみていきましょう。
世代の違い
ママも一度は聞いたことがある「抱っこしすぎると抱き癖がつくからやめた方がいいよ」というアドバイス。
義母世代は、こうした意見をもつ人が多いようです。
ですが、私達は「好きなだけ抱っこしてあげましょう」と助産師などから指導を受けましたよね。
子供の発育に関する研究は日々進んでいます。
抱き癖のケースだけでなく、時代とともに「かつて常識だった育児方法」が今では誤っていることが少なくありません。
なので、義母のアドバイスは、ママの育児方法とは異なり、素直に受け入れられない状況がうまれます。
家庭環境の違い
ママの育った環境と義母が育児をしてきた環境は違いますよね。
家族構成や金銭感覚の違い、また専業主婦と共働きかで変わってきます。
Sさんの義母は、専業主婦で育児に専念してきました。
家族は一心同体と考え、子供のために先回りしてフォローするような、熱心な育児をしてきました。
反対にSさんは、どちらかというと、自身で考えて自由に選択できるよう、放任主義な家庭でした。
なので、義母のSさんへのアドバイスや孫への接し方が「過保護すぎてうざい!」と感じてしまうようです。
Sさんからすると、自分の両親よりもおせっかいなところが、過保護だと感じてしまうのだとか。
過保護と放任主義は、それぞれにメリットデメリットがあると言われており、どちらが悪いということはありません。
義母は可愛い嫁と孫だからこそ、家族として、もっと関わりたいと思う反面、ママは過干渉で面倒だと受け取ってしまうんですよね。
義母の育児経験による自信
義母は、子供を20年以上育ててきたという自負があります。
そういった意味では、義母は母親として大先輩にあたりますよね。
家事と育児に専念してきたからこそ、逆にいえばアドバイスできるのは、この部分だけなのかもしれません。
「息子のときはこうしてたし、○○した方がいいよ」
このように義母の育児経験を、ママの育児に活かしてほしいと、好意でアドバイスしています。
しかし、前述の通り育児方法や家庭環境の違いがあります。
ママは「口出しされるのがおせっかい」「的外れなことを言っている」と思ってしまうんですよね。
義母と良好な関係を保つポイント
ストレスを感じる原因をみていくと、義母と一生育児のことでわかり合えないかも…。
と、ママは増々不安に思うかもしれません。
それでは本題の、義母とうまく付き合っていくポイントを抑えて、良好な関係にしていきましょう!
育児方法に白黒つけようとしない
義母も成人まで育て上げた母親です。
「それは、今では通用しません」「間違っています」
と言って、どちらが正しいか白黒つけようとしても、義母のプライドを傷つけ、聞き入れてくれません。
多少おおらかな気持ちで、義母からの育児アドバイスは「こういう考え方があるんだな」程度に聞き流しましょう。
全てのアドバイスを受け入れることは、ママにとって大きなストレスとなってしまいますよね。
Sさんは多少のアドバイスは受け流し、おおらかな気持ちを持つと、気持ちがラクになったそうですよ!
お互い正しい情報を知る
アドバイスを受け流せる程度のものなら、まだ良いですよね。
しかし、義母世代の育児方法を押し付けてきたり、何度も同じアドバイスをしてきて困っていませんか?
ママが今はこういうやり方なんですよ、と伝えても「ネットの情報でしょ?」と一蹴されることも考えられます。
義母世代の育児方法とは違うことを、受け入れてもらうことは、容易ではありません。
そこでSさんが活用したのが、さいたま市で発行している「さいたま市祖父母手帳」です!
引用元:孫育てを応援!「祖父母手帳」をご利用ください|さいたま市
さいたま市民でなくても、HPから印刷が可能です。
これをただ渡すだけでは、義母も今の育児方法を「押し付けられている」と感じてしまいます。
大切なのは、お互いが正しい情報を知り、理解し合いながら学んでいくことです。
Sさんは「小児科でこんなのもらってきたんですよ」と誤魔化して、一緒に冊子を見るきっかけを作りました。
昔の育児方法も載っているので、義母の時代をママが知るきっかけにもなります。
そうすることで、義母とのコミュニケーションや、情報のすり合わせができますよね。
義母には、育児の新常識を受け入れてもらうことが期待できます。
また、公共機関が発行しているものなので、情報に説得力があり「なるほどねぇ」と思ってもらえるかもしれません。
「してほしくないこと」は、きちんと伝える
Sさんは、義母の直箸で子供に食事を与えることは「虫歯へのリスクがある」として、やめて欲しいと思っていました。
しかし、なかなか義母には「虫歯になるからやめてください」と言いにくく、どう伝えようか悩んでいたそうです。
自分の両親にならはっきりと言えることも、義母だと遠慮してしまいますよね。
それでも、子供の健康や安全に関わることは、はっきりと断れる勇気を持ちましょう!
もちろん、ママが全て伝える必要はありません。
Sさんは、定期的にパパと育児に対する価値観のすり合わせをするようにしました。
言いにくいことは、パパを通して伝えてもらった方がママも気が楽ですよね。
NOと言えることで干渉されすぎず、適切な距離感が保てるようになりますよ!
義母は子供にとって大切なサポーター!
育児に口出しされて悩まされることも多いと思います。
一度不快な気持ちになると、嫌なところばかり目についてしまいますよね。
ですが、子供へお祝い金やお小遣いをくれたり、子供を預かってもらったり、ありがたいと思う場面もあるはずです。
「できれば、義母に頼りたくない」と思ってしまう気持ちもわかります。
育児の主体はパパママですが、義理両親は子供の味方でいてくれる、大切なサポーターです。
頼りにできる人は1人でも多い方が、ママの育児負担も軽減できますし、自由時間がつくれる良い機会にもなります。
感謝の気持ちを伝えることで悪い気持ちになる人はいません。
良好な関係を保っていく上でも、きっとママにとってプラスに動いてくれますよ!
まとめ
時代とともに育児スタイルも変化してきました。
- 育児方法に白黒つけない
- お互い正しい情報を知る
- 「してほしくないこと」は、きとんと伝える
これらを実践して、適切な距離感で義母と付き合っていきましょう!
1人で抱え込まず、パパを頼りにすることも大切です。
義母に対する先入観を一度なくしてみて、「聞き流す」と「きちんと伝えるの」バランス感覚を大切にしてくださいね。
家族みんなで、子供の成長を見守っていきましょう!