アンガーマネジメントを育児に取り入れる|イライラに振り回されないママへ
我が子が可愛くても、ついイライラして声を上げて怒鳴ってしまうことに、後悔したり悩んでいませんか。
イライラして子どもにあたったり、怒鳴って理解させようとしても、問題が解決するわけではない。そうわかっていても、感情のコントロールって難しいんですよね。
そこで、育児中に感情のコントロールをする方法の1つとして「アンガーマネジメント」が注目されています。
イライラする気持ちと上手に付き合っていくことで、ストレスを軽減できるかもしれません。
今回はアンガーマネジメントを取り入れた育児方法についてまとめました。
怒ってばかりで自己嫌悪に陥っているママは、自分のことが少しでも好きになれますように。
アンガーマネジメントとは
アンガーマネジメントとは、自分のなかの「怒りの感情」を整理して、上手く付き合っていくためのスキルを指します。
育児に余裕がなくなると、イライラして子どもへ八つ当たりしたり、怒鳴ってしまうことがあると思います。
それに対し「もっと冷静になればよかった」「どうしてあんなに怒ってしまったんだろう」と後悔してしまうことがありますよね。
このような後悔をしないために「怒りの感情」をコントロールする必要があります。
このアンガーマネジメントを理解できると、育児に限らず職場や日常生活で、活用することができますよ。
怒ってしまうことが悪いのではない!
ママはきっと怒ってしまったことを、寝顔を見た時に後悔したりしてしまうのではないでしょうか。
私も怒鳴ってしまったあとに、しばらくして子どもが自分に抱きついてきたときに、反省することがあります。
ですが、怒ること自体が決して悪いのではありません。
明らかに間違った行動をしていて、怒る必要のあることは自信をもってくださいね。
大切なことは、怒りを感情任せで放出するのではなく、自分自身の「怒り」と向き合うことです。
アンガーマネジメントで期待できる効果
アンガーマネジメントを取り入れることで
- 子どもに怒ることへの罪悪感が減る
- 子どもの自己肯定感を守ることができる
- そうすることで育児に前向きな気持で向き合えるようになる
このような良いサイクルが循環できることが期待できます。
アンガーマネジメントで、子どもに恐怖心を植え付けてしまうような怒り方を、排除していきます。
そうすることで、ママ自身の怒りに後悔することが減り、前向きな育児ができるようになるかもしれません。
子どもを愛しているからこそ、イライラの感情に振り回されずコントロールできたらいいですよね!
育児のなかにアンガーマネジメントを取り入れる方法
育児中にイライラしてしまったら、どのように対処したら良いのでしょうか。
すぐに取り入れられるアンガーマネジメントは以下の2つです。
- イライラしたら6秒待つ
- 怒りのピークが過ぎたら子どもと向き合う
それぞれ解説していきます。
①イライラしたら6秒待つ
人が怒りの頂点に達してから、落ち着くまでに約6秒間必要だと言われています。
なのでイライラや怒りを感じた場合、6秒間待って気持ちを落ち着かせる方法です。
カッとなるとつい、冷静さを欠いてしまうんですよね。
そこを、深呼吸してゆっくりと6秒間数えることで、冷静な判断ができるようになります。
心のなかで6秒数えるほかに他に「今日の献立は何にしようかな」など、別のことに意識をそらすのも有効的です!
②怒りのピークが過ぎたら子どもと向き合う
6秒カウントが終わり怒るのではなく、クールダウンしましょう。
ママの怒りのピークが過ぎて冷静になったところで、子どもの主張に耳を傾けます。
いつも一方的に怒ってしまいがちですが、これなら子どもと対等に話し合うことができそうですよね!
ママがきちんと向き合って主張を聞くことで、実は子どもには子どもなりの考えや理由があったことに気づけるかもしれません。
それでも、話を聞いた上で間違った行動や、やってはいけないことだった場合ももちろんあると思います。
そのときに怒鳴るのではなく「これはこういう理由だからやってはいけないよ」などと子どもに伝えましょう。
今どうしてほしいのか、次からはこうしてほしいなど、明確にしてあげると子どもに伝わりやすいですよ。
子どもを怒るときの3つの注意点
アンガーマネジメントを取り入れても怒る場面は必ず起きます。
そのときに注意すべき点が3つあります。
- 子どもを傷つけない
- ママ自身を傷つけない
- 物にあたってはいけない
子どもに「あなたは間違っている」「だからダメなの」と人格を否定するような言葉は使わないようにしましょう。
恐怖心を植え付け、子どもの自己肯定感が低くなってしまう恐れがあります。
また、ママ自身を責めるのも育児に対する自信をどんどん奪っていくので注意が必要です。
ママの笑顔を子どもに見せてあげられないのは悲しいことですよね。
なので、子どもと同じ分だけママ自身のことも大切にしましょう!
まとめ
- アンガーマネジメントとは
- 期待できる効果
- 育児のなかに取り入れる方法
- その際の注意点
についてお話してきました。
アンガーマネジメントはママだけでなく、子どもにも有効的だといわれています。
早いうちから、この方法を取り入れることができれば、困難な状況に陥っても乗り越えられることが期待できます。
そのためにもまずは、ママが実践してみましょう。
「怒りの感情」と上手く付き合って、一緒に罪悪感を感じない育児にしていきましょうね!