【育児が楽しくないと悩んでいる新米ママへ】伝えたい4つのこと
初めての赤ちゃんとの生活。戸惑うことばかりで大変だけれど、何とか毎日を乗り越えてきた。赤ちゃんは可愛い、でも…。
雑誌やテレビで「育児は楽しい!」と笑顔で話すママを見るとツライ。
乳幼児健診のアンケートの「育児は楽しいですか?」の項目に「はい」と〇をつけるのに躊躇してしまう。
「みんな育児って楽しいの?」
「楽しいと感じられない私は母親失格?」
そんなモヤモヤした思いを抱えるあなたが、少しでも「うん、これでいいんだ」と前を向けるようなヒントをお伝えしたいと思います。
そもそも育児って楽しいもの?
心待ちにしていた、初めての赤ちゃん。大変だろうけど、きっと楽しい育児が始まる。そう思っていたのに。
昼夜問わずの2、3時間置きの授乳。
いくら抱っこしても泣き止まない赤ちゃん。
一つとしてママの思い通りになることはありません。
こんなに自分の時間がないものなの?ろくに眠れない。睡眠なんて人間の三大欲求の一つなのに!疲れ果てて、育児が楽しいなんて思えない!
自分のことはすべて後回しにして、24時間休みなしで赤ちゃんのお世話をするのです。楽しいと思えなくて当たり前です。
「育児は楽しいもののはず」だなんて、思わなくて良いんです。「育児は大変なもの」です。そのことには、ほとんどのママが賛同するでしょう。
では「育児は楽しいもの」は?これは人それぞれ。
赤ちゃんのお世話に慣れてきて、自分に余裕がでてきたら、感じることができた人。
当時は忙しくて「楽しい」と感じなかったけれど、時がたち、振り返れば「たのしかった」といえるようになった人。
どうしても、楽しいとは思えない人。
それで良いんです。ママの数だけ、育児への思いは様々。「育児は楽しいもののはず」という思い込みをやめましょう。
少し心が楽になるかもしれません。
自分を認めてあげよう
赤ちゃんのお世話をするのは母親として当たり前と思われています。
「母親」になるのは人生で初めてなのに!いくら必死でやっても誰も褒めてくれません。赤ちゃんが生まれてから、あなたは本当によく頑張ってきました。
赤ちゃんが過しやすいように常に心を砕いてきました。
いくら眠くても授乳、もしくはミルクを飲ませ、吐いてしまわないようにげっぷをさせ、赤ちゃんが眠るのを待ってから眠り。
危ないことがないように、タオルの置き場所にさえ気を配り・・・。
もう、自分で自分を認めてあげましょう。「私はよくやっている」と。
少しでも自分の時間を持つ
いつでも眠い、食事は赤ちゃんが寝ているすきに、あるいは抱っこしながらお急ぎですませて、あ、洗濯物もしなくちゃ…。
忙しい日々の中、自分のために時間を使ったのはいつのことだったでしょうか。
赤ちゃんのお世話に少し慣れてきて、音楽をかけてみようと思った時、「ああ、私は自分のために音楽を聞く余裕すらなかった」と気付きます。ほんの5分、自分の好きな音楽を聞くだけでも、リフレッシュできます。
ご家族に30分だけ預かってもらって、コンビニに出かけたりしても良いかもしれません。
「知らない間にこんなスイーツが出ていたんだ」とか「最近の雑誌にこんなことが書いてあるのか」と社会に触れて、舞い上がるくらいに嬉しくなったりするのです。
育児にお休みはありませんが、ずーっと自分に目を向けずにいると疲れてしまいます。頑張りすぎて限界が来る前に、少しずつ息抜きをしてください。
今はたった5分の時間を確保するのも大変かもしれませんが、赤ちゃんの生活リズムが落ち着いてきたら10分、15分と自分の時間が段々取れるようになります。
「5分時間ができたら、音楽を聞こう、10分あったら何をしようかな」など、小さなやりたいリストを心に作っておくと、励みになりますよ。
小さな発見をしてみる
心に少し余裕が出来たら、毎日少しずつ、いろんなことができるようになっている赤ちゃんの姿に気が付くことでしょう。
ああ、今日は横を向けるようになった。
布団からはみ出るぐらいに足を動かせるようになった。
なんて小さな足!小さな爪がしっかりついてるなあ。
舌を出してみたら真似してくれた!
声を出して笑った!
そんな小さな気付きを積み上げていくと、いつの間にか「赤ちゃんってすごい」「成長を見るのが楽しい」「一緒にいる時間に幸せを感じる」と、思えるようになってくるのではないでしょうか。
まとめ
- 育児は楽しいもののはず、と思うのをやめる
- 自分はよくやっていると認めてあげる
- 少しでも自分の時間を持つ
- 小さな発見をしてみる
以上4つのことを意識してみてください。
心に余裕が生まれたら、楽しいことにも目を向けられるようになってきます。
育児は本当に大変なものですが、その中で欠片のような小さな楽しい、嬉しいと思える出来事があります。その欠片が後々輝いて「育児は楽しい」という考え方になるのかもしれません。
どうか自分を追い詰めずに、お過ごしくださいね。