「育児に疲れたお母さんへ贈る詩」を読んでも感動できない私は母親失格?!
「育児に疲れたお母さんへ贈る詩」を知っていますか?
その詩を読んでみて、全てが綺麗事だと感じてしまい、素直に感動できない方も中にはいらっしゃるかと思います。でも、見出しには「感動で涙が止まらない!」「これを読んだら子どもを抱きしめたくなる」と書いてある。
「そんな風に思えない私って母親失格なんだろうか?」そう思ってしまうママもいるのではないでしょうか?でも、そんな風にママが自信をなくしたり、悩む必要はありません。
あなたが本当に辛いなと思ってしまう育児疲れの原因を探り、1つずつ対処していけば、自信を持って育児ができるようになりますよ。
感動できない私はおかしい?
子どもと2人きりで家で過ごす毎日は、子どもの機嫌を伺いながら、合間に多くの家事をこなす。
夜になってようやく子どもを寝かしつけても、その後の夜泣きに備えて早く寝ようと思ってしまい、好きなドラマを見ることも諦めてしまう。
その時に、「このまま自分の時間なんてないままどんどん時間が過ぎていっちゃうのかな。」「気付いたらおばさんになってるのかな。」「子どもが欲しかったけど、だからといって自分のことを全部犠牲にしたくはないな。」なんて思うようになってしまう。
そんな時に育児疲れの解消方法について検索すると、偶然目にした「育児に疲れたお母さんに贈る詩」を紹介している記事。
見出しには「涙が止まらないと話題!」や「育児疲れも吹っ飛ぶ」など書かれています。
詩では、
- 子どもと一緒にいれるのはあなたの人生のほんのほんの一瞬だよ
- 今ゆっくりお風呂にくらい入りたいと思っていても、いつか子どもと一緒にお風呂に入っていたのが恋しくなる
- 子育てが終わって、好きなヒールを履けるようになったらスニーカーを履いて子どもを追いかけていたことを思い出して泣いてしまうでしょう
- いつか終わりが来る子育てができている幸せを忘れないで
――といった内容が書かれています。
でも、どれも綺麗事のようにしか思えず、感動どころかそんな風に思えないことにストレスを感じてしまう場合もあると思います。
- 子どもが20歳になるまでが子育てと考えたとして、20年って結構長いよ。
- 子どもと過ごした毎日はとても大切な思い出になるけど、楽しかったことばっかりじゃない。
- 子育て中だっておしゃれしたい、むしろおしゃれなママでいたい。
- 子どもに恵まれた私は幸せ者だと思うけど、でも辛い時もあるし、疲れる時だってある!
子育て中のママを励ます記事を読んだり、話を聞いたくらいでは子育ての大変さは軽減しないし、気合論でどうにかなるもんじゃないよ…と感動どころではないかもしれませんね。
感動で育児疲れは解消するのか
そもそも、あなたはなんの目的でその詩を読んでみようと思ったのでしょうか。
例えば
- 言うことを聞いてくれない子どもにイライラしてしまう
- 子育てで自分の好きなことをする時間も、ゆっくりする時間もなくてストレス
- もっと余裕を持って子育てしたい
こんな風に、子育ての疲れや、悩みをどうにかしたい…と解決策を探していたからではないでしょうか。
そんな時に「感動する」「育児疲れも吹っ飛ぶ」と話題になっている詩を見つけて、期待して読んでみたものの、感動できず、育児疲れも吹っ飛ばなかった…。
でも、感動できなかったからといって、あなたがおかしいわけでも、母親として欠けているわけでもありません。
「子育てはあっとゆう間に終わってしまうよ」
「子どもと過ごせるあなたは幸せだよ」
と言われたからといって、実のところ疲れが吹っ飛ぶわけではないし、子育ての悩みが無くなるわけでもありません。
むしろ「こんなことで疲れた、しんどいと言っているなんて甘えだ!」と言われているようで嫌だとすら感じてしまうこともあるかもしれません。
子どもに恵まれたことは嬉しいし、子育てだって頑張りたいと思っている。
それでも毎日続く子育てに疲れを感じることだってありますよね。
娘の離乳食が始まった頃、口元へ持っていったスプーンを手ではたかれ、床に離乳食が飛び散ってしまったことがあります。わざとではないことは分かっているけれど、心の中では「ちゃんと食べてよ!」と思いました。
そんな時に「離乳食をあげられるのも今のうちだけだよ」といわれても、毎回床にまき散らされていてはイライラしますし、「どうしたら食べてくれるのかが知りたいよ!」と思ってしまいます。
つまり、感動で育児疲れを誤魔化したいのではなく、具体的な解決策を知りたいわけなんですね。
育児疲れを具体的に解消するには?
まずは原因を知ることで、どうすれば解決できるかを考えることができます。
原因がわかれば、感動エピソードや気合論で誤魔化すことなく、心に余裕を持って子育てができるようになりますよ。
まずはあなたの育児疲れの原因がなんなのかを考えましょう。
- やらないといけないことが多すぎて大変
- 子どもが言うことを聞いてくれなくてイライラしてしまう
- もっと自分の趣味や好きなことができる時間が欲しい
挙げていくとたくさんあるかもしれませんが、代表的なのはこの3つのうちのどれかではないでしょうか?
中には全部当てはまる!なんてこともあるかもしれませんね。原因が分かってきたら、その原因別に解決方法を試していきましょう。
その解決方法をこれからご紹介しますね。
やらないといけないことが多くて大変
子育て中のママは、子どものことに、家事にと仕事が山積みですよね。何か家事をし始めても、子どもが泣き出してしまったりすると、中断して子どもをあやす。
ひとつのことに集中できないので何をするにも時間がかかります。
私も時間が足りない!と何度も思いました。
そんな時に試して欲しいことを3つご紹介します。
1.自分にしかできないことと、自分以外でも出来ることに分けてみる
ママだけで家事も子育てもしようと思うと無理がありますよね。
家事や子育ての中で、ママにしかできないこと、ママ以外でもできることに分けてみることが必要です。
例えば、夜寝る時はママの寝かしつけでしか寝てくれないのであれば、寝かしつけはママが担当するけれど、夕飯後の片付けと洗い物はパパが担当する。
平日の夜泣きはママが担当するけど、休日前や、休日の夜泣きはパパが担当する。
朝の仕事に行く前に離乳食を食べさせるのは時間がかかるのでママが担当するけど、洗濯物はパパが干してから仕事に行く。
こんな風に、ママ以外でもできることは役割分担をすることで、ママの負担を減らすことができますよね。
パパが自分から動いてくれない時には、「手分けして寝かしつけか洗い物しよう!どっちがいい?」と声をかけると、命令っぽくならずおすすめです。
2.ママ業にも終わりの時間を決める
家事や育児をしていると「終わりがない!」と思ったことはありませんか?
朝は子どもが起きた時間から始まるので自分のタイミングで起きることはできません。日中も子育て、家事、働いているママは仕事もあります。夜になれば夕飯の準備、子どものお風呂、寝かしつけ。
それが終わっても洗い物や出しっぱなしになったおもちゃの片付けなど、やらなきゃいけないことはいくらでもあります。その中で自分の睡眠時間だって確保したいですよね。
そのためには、ママ業にもお店のように営業時間を決めてしまいましょう!
「夜21時になったので、ママ業終わりまーす!」なんて家族にも伝えます。
営業時間が終われば部屋が片付いていなくても、洗濯物が畳めていなくてもそのままでいいんです。
部屋を片付けても明日になればまた散らかります。
洗濯物も畳んでもすぐに着るだろう。
そんなことよりもママの休息の時間が最優先です。「この時間まで!」と終わりが決められていることで、その日1日頑張れることもありますよね。
3.家事代行サービスを使う
お金はかかりますが、家事代行サービスを使うとママの負担を確実に減らすことができます。
家事代行サービスと聞くと、高いイメージかもしれませんが、自治体がしているものがあったり、家事代行業者によって変わります。
1時間2,000円程から、1回10,000円ほどのものまで様々です。
ダスキンはややお値段は高めですが、お家の掃除や片付けから、洗濯など幅広い家事の代行をしてくれます。
そんなにお金をかけられないと思う人もいると思います。その場合におすすめなのが家事代行サービスCaSyです。
1時間2,409円(税込)の業界最安値で利用することができます。これくらいなら頼んでみようかなと思える値段ではないでしょうか。
お試しコースもあるので、初めて家事代行を利用する人にも挑戦しやすいです。
お財布と心が笑顔になる家事代行サービスCaSy
家計と相談して、あなたに合った家事代行サービスをうまく活用してみるのもいいですね。
子どもが言うことを聞いてくれなくてイライラする
どんなに可愛い我が子でも、言うことを聞いてくれなかったり、口ごたえをされるとイラッとしてしまいますよね。
冷静になって思い返すと、あんなに怒らなくてもよかったかもしれない…と反省することもあります。
明日は怒らないようにしよう!と思っていても、子どもが悪いことをしたら注意しなければいけません。
そんな時の3つの効果的な方法をお伝えします。
叱り方を見直す
何か子どもに注意をする時は、まだそこまでイライラしていないママが多いのではないでしょうか。
注意しても言うことを聞いてくれないことでどんどんとイライラが募っていってしまうので、まずははじめの注意の仕方、叱り方を見直しましょう。
悪いことをした子どもに対して、怒鳴ってしまうことは効果的ではありません。
怒っているママ、怖い顔のママに対する恐怖心だけが印象に残って、自分が悪いことをしたという認識にはなりません。
子どもにダメな行動を伝えるのではなく、して欲しい行動を伝えます。
「うるさいよ!」「走っちゃダメでしょ!」ではなく、「静かにしてね」「ゆっくり歩いて」と伝えます。こうすることで、子どもは自分がとるべき行動を学ぶことができます。
そして、少しでも言ったことを実行してくれたら褒めます。
「静かにできたね。すごいね!」「ゆっくり歩けたね。」と褒めることで、子どもも嬉しいですよね。
それに、褒めることで自分はどうしたらいいのかもっと学ぼうという気持ちになってくれますよ。
事前に約束をしておく
子どもだし話しても分からないだろうと大人は思いがちですが、1歳、2歳くらいになればある程度子どもも大人の話を理解します。
なので事前にママの言うことを聞いてほしいことは約束しておくのも効果的です。
例えば、公園に行ったらいつも「まだ帰りたくない」と駄々をこねてイライラしてしまうのであれば、公園に行く前に約束をしましょう。
「ママは公園から帰ったら晩御飯の準備をしないといけないの。
そうじゃないとみんなの晩御飯なくて、お腹空いて困っちゃうでしょ。
だから時計の針が1番上までいったら帰ろうね」
と約束をします。
そうすることで子どもも遊び時間の心の準備ができますし、帰らないといけない理由も分かってくれますよ。
他の人に叱ってもらう
とはいっても、叱り方を工夫したり、約束をしても言うことを聞いてくれないことだってありますよね。
いくら工夫しても言うことを聞いてくれないと余計にイライラしてしまいます。
そんなときはパパに叱ってもらうなど、他の人に任せてしまうのもアリです。
普段あまり叱られない相手から叱られると、言うことをきいてくれることもあります。
自分の趣味や好きなことをする時間が欲しい
いくら家事の負担を減らしたり、子どもにイライラしないように工夫しても、ママの疲れを解消するには、自由な時間が必要ですよね。
とはいっても、1人になれる時間なんて全然ない…と諦めているママも多いと思います。
ここも自由な時間の確保のためには工夫が必要です。
パパや家族に預けて1人の時間を作る
まず1番に頼りやすいのがパパじゃないでしょうか。
でも「パパ1人で大丈夫か不安」と思うかもしれません。
でもパパにも1人で子どもの面倒を見るくらいできるようになって欲しいというのも本音ではないでしょうか。
そのためにも思い切って任せてみましょう!
でも、いきなり任せるのではなく、事前に準備が必要です。
まず、パパに子どもを任せたいことを伝えましょう。
その時に、
- 子育てで疲れていること
- 少し自分の時間を作って、ストレス解消やリフレッシュをしたいと思っていること
- どれくらいの時間が欲しいのか
をしっかり伝えることが大切です。
いきなり自分の時間が欲しい!と出かけてしまったり、部屋にこもってしまっては、パパもビックリしてしまいます。
そして、任せる時には子どものお世話の仕方や、して欲しいことを伝えておきましょう。
例えば、
- ミルクはだいたい何時間おきに、何mlあげればいいのか
- お昼寝はいつも何時くらいにしているのかや、眠くなった時のサイン
- いつもどんな風に遊んでいるのか様子を伝える
- 子どもだけで遊ばせるのではなく、パパも一緒に遊んで欲しいと伝える
このように子どもの様子や、普段ママが接しているように、できるだけパパにもやって欲しいと説明してあげるとパパも困らなくて済みます。
伝えても忘れちゃうこともあるのでメモにして渡しておくと安心ですね。
もしも、パパが仕事などで忙しくてお願いできないのであれば、実家に頼るのもアリですね。
その場合も同じように子どものお世話の仕方など、メモにして伝えておきましょう。
それも難しい場合は、一時預かりやベビーシッターを利用してもいいですね。
自分の時間が欲しいからと、子どもを預けるなんてママとしてどうなんだろう…と罪悪感を感じる人もいるかもしれません。
でも、ママも1人の人間です。
たまには休息を取らないと倒れてしまいます。
無理をして倒れてしまっては大変ですし、家族にも迷惑をかけてしまうでしょう。
そんなことにならないためにも、胸を張って自分の時間を確保していきましょう。
一時預かりなどの制度について紹介している記事があるので参考にしてみてくださいね。
【育児を休みたいけど休めないママ必見】肉体的・精神的別の休む方法
まとめ
感動できない私はママ失格なのだろうか…と自信をなくしているママに向けて
- 感動できない私はおかしい?
- そもそも感動しただけで子育ての疲れは解消するのか
- 育児疲れを具体的に解消するにはどうしたらいいのか
をご紹介しました。
感動できないあなたはおかしくない!
育児疲れを解消するために、感動や気合論で誤魔化すのではなく、原因を探って、具体的に解決するしかないということを知ってもらえれば嬉しいです。