後悔ばかりの育児にピリオドを!今からでも間に合うおすすめ対処法3選
ママになったら、毎日が試行錯誤。
「もっとこうしておけば…」
そう後悔する瞬間があると思います。
全く後悔しない育児をすることは難しいですが、かといって後悔ばかりだと、いつか心が折れてしまうかも知れません。
そうならないために、今からでもできる対処法をご紹介します。
どれも難しい知識や技術は必要ありません。ちょっと視点を変えるだけで、効果が期待できますよ!
育児でママが後悔するポイント
今回は、「こうしておけば良かったな」と感じやすいポイントを3つにまとめてみました。
今の自分と照らしあわせながら読んでみてくださいね。
一緒に遊ぶ時間をとってあげられなかった
共働き世帯率は過去最高といわれる現代社会。
忙しいを言い訳に、ついつい子供や家族との時間を後回しにしてしまうことも。
もっと貴重な時間を一緒に遊べばよかった…!と思っても、もう時間は巻き戻せません。
子供が大きくなっても、
「あのとき、ママとあれやって楽しかったよね!」
と思い出を共有して笑い合える関係でいたいですよね。
自分でやらせてあげなかった
わが子を心配するあまり、何でもやってあげたり、何にでも首を突っ込んでしまったり…。
あれはやっちゃダメ、これもダメ。
こういったことを「過干渉」といいます。
子を持つ親なら誰にでも理解できる気持ちなんですが、こうした「過干渉」がかえって子供の成長の妨げになってしまうことも。
何でもかんでもやってあげてしまったせいで、自分で何もやれない子に育ってしまった、
と後悔することになってしまうかも知れません。
褒めてあげなかった
「何でもかんでも褒めてたら、傲慢な子になってしまわないかな…?」
その不安、わかります。褒めると叱るのバランス、とても難しいですよね。
強くてまっすぐな子に育ってほしいと願うあまり、どうしても叱ってしまいがち。
しかしそればかりでは、子供は自信を持てないものです。
気付いたときには「どうせ僕(私)なんて…」を連発する卑屈な子になっていた、ということにもなりかねません。
わが子には自信をもった大人に育ってほしいものですよね。
後悔しないためにできる対処法とは?
では、後悔してしまわないために、どのような対処法があるのでしょうか?
今回は、私が実際にやってみて「てきめん!」と感じた具体的な方法をご紹介します!
家族の時間を上手に作る
「そうは言っても、そんな時間があったら元々苦労してないよ!」
そんな声が聞こえてきそうですね。
働いていても専業主婦でも、限られた時間の中から家族時間を捻出するのは案外難しいものです。
オススメなのは、時間を「作る」というより「変える」と考えること。
1日は元々、誰にとっても同じ24時間しかありません。
どんなに工夫しても時間を生み出すことはできませんから、今ある時間を家族の時間に変えていくことが大切なんです。
例えば私は次のような方法を実践しています!
家事をゲームにする
「家事が忙しくて、子供との時間が取れない!」
ほとんどのママはそう感じていることでしょう。
でも家事の時間を減らすのは難しい。そこで、家事の時間をそのまま家族のじかんに変えてしまおうと考えるのです。
例えば、パパにも協力してもらって、「パパとどっちが早く洗濯ものたためるかな~?」というような遊びをしてしまうわけですね。
家事も早く終わって一石二鳥です!
ここで大切なのは、片手間ではなく「ちゃんと遊ぶこと」。
手伝わせる口実だと思わせてはいけません。
パパと子供の前に同じ量の洗濯物を用意して、ママはストップウォッチを持ってレフェリーを務める。しかも両手を使っていいのは1回だけ!それくらい本気でやってみて下さい。
これが結構盛り上がるんです。ルールに縛りをつけるのがポイントです。
もちろん勝った方には好きなものをひとつつまみ食いできる権利を与えるなど、小さなご褒美も工夫してみて下さいね。
パパの育児参加のきっかけ作りとしても期待できますよ!
家族で趣味を持つ
家族との時間が取れないという悩みの裏側には「自分時間の確保」という課題があると思います。
忙しい毎日のなかで、少しくらい自分の好きなことをする時間がないと、大人も辛くてやっていけないものです。
ですが、自分の趣味の時間を設けるのは罪悪感を感じてしまう。
そんな経験があるかもしれません。
実はそんな状況を一気に全て解決してくれる可能性を秘めた方法が存在するのです。
それが「家族みんなで同じ趣味を持つ」ということ。
趣味の時間と家族の時間の折り合いがつけられないなら趣味の時間を家族の時間に変えてしまおう!
そう考えればいいわけです。
お子さんがまだ小さければカンタンな工作など、
ある程度遊べるようになってきたら、アウトドアやスポーツ・ドライブなど自分の興味のあることに皆を巻き込んでみるのも面白いでしょう。
ちなみに私のオススメは
「子供が描いためちゃくちゃな絵をTシャツにして皆で着る」です!
近頃こういったオーダーメイドもネットで超カンタン、しかも安価にできます。
子供も大喜びで一緒に絵を描いてくれるようになりますし、何かをデザインする、プロデュースするという経験は、子供の感性を大きく豊かにしてくれます。
案外、外でも使えるオシャレなアイテムができちゃったりしますよ!
過干渉にならないために
先ほど「自分でやらせてあげなかった」という後悔についてご紹介しました。
では、ついつい陥ってしまいがちな過干渉を避けるには、どういったことを心掛ければいいのでしょうか。
まずは自分を知る
実は過保護・過干渉といわれる親たちには共通の特徴があります。
例えば次のようなことに心当たりがないか、自分やパートナーの行動・言動を思い出してみてください。
- 危ない事は先回りして防ぐ
- うまくできないことはやってあげる
- 「こうやってやるんだよ」と何でも手順を教えてあげる
- 大事なことは絶対失敗させない
どれも子を想う気持ちがあればやってあげたくなってしまいますよね。
しかしこういったことが実は、危機回避能力が身につくのを妨げたり、潜在能力を削いだりしてしまっているのです。
もし、あなたが上記のチェックリストに一つでも当てはまれば、子供にとってはそれは過干渉かもしれません。
かくいう私も、急いでいる時などついつい靴下や靴をパパっと履かせてあげたり、といったことはしょっちゅうでした。
「まだ上手に履けないから…」と思っていたんですが、何度か自分でやらせてみると、あっという間に習得してしまってびっくり。
できるようになるのを、私が邪魔していたんですね。
それに気付いた時はショックでしたが、今は反省しています。
子供というのは、親が思っている以上のポテンシャルを秘めています。
それを最大限引き出すためにも、まずは自分を知ることが大切なんですね。
そうすることで、「あ、これは過干渉かも知れない…」と気付くことが出来るようになりますよ!
様々な教育法に触れてみる
実はこの「過保護・過干渉」、現代特有の悩みのようにも見えますが、100年以上前から海外でも警鐘が鳴らされていたんです。
有名なところでは「モンテッソーリ教育」と呼ばれる英才教育法を提唱したマリア・モンテッソーリという人が、親による過干渉が子供が本来持つ能力の発達を妨げていることを警告しています。
あのAmazonやGoogleの創設者たちも受けて育ったとされる「モンテッソーリ教育」。
この教育法の中では、最も重要とされる考え方の一つに次のようなものがあります。
「子供には生まれつき何でもできる能力が備わっている。大人がそれを邪魔しなければ」
ぐさっときませんか?
つまり子供は本来、やらせてあげればなんだってできるようになるというんです。
それを大人が親心でやってあげてしまうせいで、できるようにならないんだそう。
先ほど紹介した私の靴の例がまさしくそれですよね。
他にも、ティッシュを全部引っ張り出したり、ボトルのフタを全部開けてしまったり…といったイタズラが、実は脳神経の発達に大きく関係することがわかっていたり。
育児は調べれば調べるほど目からウロコなことばかりです。
「そんなことしちゃダメ!」とついつい止めてしまいがちですが、逆に止めないことの方が知育という観点では正しかったりすることもあるんです。
こういった様々な考え方を知識として知っておけば、ついつい手を出してしまいそうな自分をいさめることもできるはず。
「知らないこと」が何より怖いのです。
ときには心を鬼にして、ある程度のことは遠くから見守ってやる。
そのくらい余裕のある心構えができれば、子供はより一層のびのびと育ってくれることでしょう。
モンテッソーリ教育についてはこちらの記事でも詳しくご紹介しているので、是非チェックしてみて下さい!
0歳育児でも始められる?話題のモンテッソーリ教育を取り入れる方法
自信をもった子に育てるためには
最後に、褒め足りなくて自信のない子に育ってしまった…と後悔しないためには、どんなことが必要なんでしょうか?
ここでは「2種類の自信」に焦点を当てて考えてみましょう。
2種類の自信とは「根拠のある自信」と「根拠のない自信」。
そして、子供の自己肯定感を高めるために必要なのは「根拠のない自信」の方なんです。
「そんなのは根拠のない自信だ」とよく言いますが、逆に根拠に基づいた自信は、その根拠が無くなると簡単に崩れ去ってしまうそうです。
(例えば、「僕は成績トップだから、優秀なんだ!」という自信は、自分より成績の良い子が一人でも現れたとたん崩れ去ってしまいます)
それに対して、いざというときに自分を信じて粘り強く頑張る人が持っているのが、実はこの「根拠のない自信」。
これは小さい頃に些細なことでも親から褒めてもらった経験の積み重ねから生まれるものなんだそう。
「なんだかわからないけど、僕(私)ならきっと大丈夫!」
そんな気持ちが、大人になっても胸を張って生きていく自信につながるんですね。
後付けではなく、子供にとって一生ものとなる「根拠のない自信」。
たっぷり褒めてあげることで育めるなら、親としてこんなに嬉しいことはありません。
「めげずに何にでもチャレンジする強い子に育ってほしい。」
親なら誰しもが持つ願いです。
願いが強いからこそ、ときに間違った関わり方をしてしまうかも知れません。
それを責めることは、誰にもできないことだと思います。
ですが、立ち止まって自分を見直してみることもまた、子を持つ親の務めですよね。
うちの子はもう遅い…?
さて、ここまで読んで下さったあなたには、もしかしたら既に大きなお子さんがいるかも知れません。
そして何か後悔していることがあるとしたら、「うちはもう遅いのかな…」と感じたかもしれません。
決して遅いことはありませんよ!
進学した時、社会に出たとき、家族を持った時…人生にはいくつものライフステージがあります。
人はその度に生まれ変わり、そして生まれた時と同じく多くの不安を持って出発するもの。
そんなとき、親御さんからのサポート、信頼関係があるという安心感は他の何にもかえられませんよね。
大きくなったからこそ、じっくりと話し合うことや、そっとサポートしてあげること、大切なときに頑張りを認めて褒めてあげること、そのすべてがしっかりと心に響くものです。
いまからでも根気よく向き合えば、きっと大丈夫ですよ!
まとめ
育児で後悔しないためのポイントは以下の3点です。
- 子供との時間は工夫して作る
- 遠くからそっと見守る
- たっぷり褒めて伸ばす
「育児で後悔したくない!」
そんな気持ちからこの記事を読んで下さった愛情たっぷりなあなたなら、もう冷静に自分と子供との関わり方を見つめ直して行動できるはず。
ただし、ときには自分の気持ちも大切にしてあげてくださいね。
子供が大きくても小さくても、親がバテたら元も子もない。これ大前提です。
愛するわが子と素敵な日々を過ごしていきましょうね!