育児中に「ひとりになりたい」と思うのは悪くない!原因と対処法も!
もう育児に疲れた!ひとりになりたい!
こんなことを思うのは、母親としてだめなんじゃないか……いいえ、そんなことはありません。
産後のボロボロの体で、慣れない育児に向き合っているあなた。本当に頑張っています。一人で育児に向き合っていると「ひとりになりたい」と思うのは当然なことです。
「ひとりになりたい」と思うのは疲れているサイン。
ちょっとお休みしてリフレッシュしましょう!
「ひとりになりたい」と思うのは自然なこと?
まず、「ひとりになりたい」と思うのはどんな背景があるのでしょうか?
いろいろ考えられますが、大まかに下記の4つに分けて考えてみたいと思います。
- 育児への不安とプレッシャー
- 育児で忙しくて疲れている
- 睡眠不足
- 自分の時間が取れずにストレス
一つずつ見ていきましょう。
①育児への不安とプレッシャー
ママが一人で育児を担い、
「育児ってどうしたらいいのか不安」
「でもちゃんとしなくちゃ」
という不安とプレッシャーがあるのではないでしょうか?
本来、人は母親だけでなく、祖母や姉妹、同じコミュニティに属する他の女性と、共同で子どもを育ててきました。
かつては、自分が育児をする前から、身近に育児をしている人がいることで、どういうものかがなんとなく分かったのです。
女性たちもお互いに手伝ったり、教えてもらったり、相談したりする環境があったということですね。
残念ながら、現代ではそのような環境はほとんど望めません。
農村主体だった家族の在り方が、産業化が進むにつれて核家族化が進み、育児は母親が担うということが増えていってしまったようです。
身近に子育てをしている女性がいない環境での妊娠、出産、育児は、ママにとって不安な状態です。
赤ちゃんの相手をしたこともないのに、いきなり育児が始まります。
初めてのこと、わからないことだらけで不安になりますよね。
それなのに、「母親はちゃんと子育てをするべき」という世間の目や家族からのプレッシャーまであるのです。
「ひとりになりたい」と逃げだしたい気持ちになるのも当然です。
でもきっと、この記事を読んでいるあなたは、逃げてはいけないことも分かっていてどうしたらいいのか途方に暮れているのかもしれません。
そんなあなたに、育児のことを相談できるサービスをご紹介します。
養育支援訪問事業
市区町村で産前産後のケアのために子育て経験者や保健師が自宅を訪問してくれます。
地域によっては育児などの相談だけでなく、家事の補助もしてくれるようです。
ただし、子どもが4カ月健診までなどと期限がきまっていることもあります。
詳しくはお住まいの市区町村の子ども、子育てに関する支援窓口にご確認くださいね。
産前産後ドゥーラ
聞きなれない言葉かもしれませんが、「ドゥーラ」とはギリシャ語の「他の女性を支援する」「経験豊かな女性」を語源とすると言われています。
妊娠中や、産後のママの育児や家事に関する悩みなどをサポートしてくれる存在です。
キッズラインでは、産前産後のケアを1時間2000~4000円ぐらいでお願いできるようです。
産後リフレッシュ入院
出産による入院が終わった後も、授乳や沐浴について指導を受けたかったり、育児に不安があるママが利用できる「産後リフレッシュ入院」というものがあります。
数は少ないですが、産院や助産院で実施しています。
保険適用ではないので、1泊3万円ぐらいと少しお高くなってしまいます。
しかし、ママが眠りたいときは赤ちゃんのお世話のプロが預かってくれたり、ママのケアについても詳しく頼もしい助産師さんや看護師さんがいらっしゃるので、安心して休めますね。
また、助産院などでは、産後のママが交流したり相談したりするきっかけになるような会を設けている場合もあります。
その助産院で出産していなくても利用できることもありますので、お近くにそんな施設がないか調べてみてもよいでしょう。
育児のことを相談できるサービス
育児のことをもっと気軽に相談できたらな、という場合は、LINEやアプリでのサービスもあります。
詳しくはこちらの記事をご覧くださいね。
②育児で忙しくて疲れている
昼夜を問わずの3時間置きの授乳と赤ちゃんのお世話、掃除に洗濯に家事。毎日本当に忙しいですよね。
忙しくて時間の余裕なんてありませんね。
時間があれば心に余裕もできるのにと思ってしまうでしょう。
どうすれば時間ができるのか、こちらの記事で詳しくお伝えしていますので、ご覧くださいね。
③睡眠不足
主なストレスの原因はこれではないでしょうか?
「睡眠不足」
いつも眠いことで、疲れやすく、集中力も落ち、頭も回りません。
朝までぐっすり眠りたい!
と思っても、実際には授乳や夜泣きで難しい。
いつかは朝まで眠れるようになりますが、辛いのは「今」!
細切れの時間でも良いので、家事を少し手抜きして、赤ちゃんと一緒に横になったりして休むようにしましょう。
詳しくはこちらの記事をご覧くださいね。
④自分の時間が取れずにストレス
出産前は、100%を自分のために使えた時間。
それが妊娠中から、だんだんと思うように体が動かなくなり、産後は100%赤ちゃんのために時間も気力も使い果たす。
仕方のないことだと分かっていても、ストレスがたまりますよね。
でも大丈夫。
育児中でも工夫をすれば自分の時間も持てるもの。
3人のお子さんがいるママの工夫が、ヒントになるかもしれません。
「少しの時間じゃ足りない!旅行やショッピングにも行きたいのに!」というママには、こんなサービスをご紹介しましょう。
旅行会社のオンラインツアー
家にいながら、旅行に行った気分になれるこのサービス。コロナ禍で旅行会社が考え出したサービスのようです。
オンラインツアーは日本全国や世界各国の名所の動画とは違います。
開催される日時も決まっていて、参加者は前もってツアーに申し込み、料金を支払います。価格は2000~5000円ぐらいです。
時間になったらあらかじめ連絡されていた方法で参加し、ツアーが開始。まるで、自分が街歩きをしているかのように楽しむことができるようです。
赤ちゃんを抱っこしながらでも行った気分になれますね!
ツアーによっては後日お楽しみの現地のお土産が送られてくることもあるそうです。
育児だけでなく、コロナ禍で旅行が難しい中、自宅にいながらリフレッシュできるのではないでしょうか?
他にも、現役パイロットの方が国内の観光地を案内してくれ、オンラインで質問したりもできるツアーなどもあるようです。
お子さんが大きくなって、飛行機に興味があったら一緒に見るのも楽しいですね。
バーチャルショッピング
こちらは、オンラインを通じて、国内や海外のお店のものをライブ映像で見ながらお買い物ができます。
視聴終了後にあらかじめ送られてきている商品リストの中から注文でき、後日送付されてきます。
その場に行って注文するよりは品数などが限られますが、ワクワクは感じられるのではないでしょうか?
参加費は500円前後~で、商品代は別途かかります。
まとめ
「ひとりになりたい」ママへ、原因と対処法をご紹介してきました。
自分のための時間を少しでも作りながら、限界が来る前にリフレッシュしましょう。
ただ、注意していただきたいのは、「ひとりになりたい」という思いがうつ病の初期症状かもしれない場合です。
体の不調や、心の元気のない状態が2週間以上続くなら、家族や相談窓口、病院の内科などに相談してみましょう。