進化する育児子育てサービス!!こんなサービスあるの知っていますか?
時代、社会、人々のニーズに合わせて、多種多様なサービスが展開されている世の中。
育児に対してのサービスも例外ではありません。
全ての家庭が安心安全に子育てが出来るように、新しいサービスもどんどん考えられています。
今回はそんな様々なニーズに合わせた新しい子育て支援、サービスを紹介したいと思います。
自治体の子育て支援
まずは、普段私たちがよく利用したり、耳にしたりする子育て支援は何か具体例をあげてみますね。
経済的支援
- 妊婦健診費用の一部負担
- 児童手当、児童扶養手当など
- 乳幼児医療費助成制度
母子手帳をもらう時や、出生届を出すタイミングで手続きの案内があると思います。
出産や子育ては金銭的に負担が大きいのでとても助かる支援ですよね。
健康の支援
- 乳幼児健康診査の実施
- 予防接種の実施
- 乳児家庭全戸訪問(こんにちは赤ちゃん訪問)
こちらは子供の健康にとって大事な支援ですね。
乳児家庭全戸訪問では保健師や助産師などの専門資格をもつ職員やスタッフが、乳児のいるすべての家庭を訪問します。
赤ちゃんの健康状態だけでなく、お母さんの育児に関する不安や悩みも聞いてくれます。
託児の支援
- 保育園、保育所、幼稚園
- 一時預かり
- 病児保育
- 児童クラブ
- ファミリーサポートセンター
働いている方、病気で育児が難しい方などが、子供を預けることができます。
一人ひとりの子供が健やかに成長できるように、子育て支援の新制度が行政で推進されています。
「幼児教育・保育の無償化」もスタートしています。
また、就労や病気といった理由がなくても、やむを得ない事情や、リフレッシュをしたい時もありますよね?
そんな時に利用できる、一時預かりやファミリーサポートセンターもあります。
ファミリーサポートセンターとは、育児の相互援助活動の事です。
「育児の援助をお願いしたい人」と「援助を行いたい人」が会員となりお互いに援助活動をする仕組みになってます。
保育施設までの送迎や買い物の時だけのお預かりなど、様々な内容で預けることが出来ます。
交流・遊びの支援
- 子育て支援センター
- 児童館
- 保育所や幼稚園の園庭開放
子育て支援センターや児童館は無料の遊び場を提供しているだけでなく、育児サークルや、育児サロンなどの活動を行っています。
子供と保護者がいつでも気軽に集まることができ、地域の子育て支援の拠点となっています。
保育経験のあるスタッフなどが常勤しているので、安心して遊ぶことが出来ますよ。
親子で友達ができたり、育児アドバイザーがいることもあるようなので、
孤独を感じやすい育児ママにとって強い味方になってくれます。
保育園や幼稚園の園庭開放も、子育て支援センターや児童館と同じように、遊び場と交流の場の提供や育児相談をしています。
園の雰囲気も知ることができるので、保育園、幼稚園選びの際の情報収集もできますね。
子供も保育園や幼稚園がどんなところか知ることができるので、登園の練習にもなりそうです。
以上の事が、自治体で行われている支援ですが、住んでいる自治体によって取り組みが違うこともあるので、
必ず各自治体のホームページや、利用しようとしている施設などに直接問い合わせてみてくださいね!
民間企業による子育て支援
子育てにおいて企業が提供するサービスというものもあります。
代表的なものは
- ベビーシッター
- 家事代行サービス
がありますね。
行政のサービスは希望者が多くて利用できないこともありますが、民間のサービスは比較的スムーズに利用することができます。
それぞれの家庭の状況にも細やかに合わせて、柔軟に対応してくれるのも民間のサービスならではですね。
しかし、こういったサービスは利用料が割高になってしまいがちです。
頻繁に利用するのは難しいと思ってしまいます。
もったいないから多少大変でも、自分でやればいいと思ってしまいませんか?
そうやって無理をしていると自分でも気づかないうちに、精神的にも肉体的にも限界を超えてしまって
ノイローゼやうつになってしまうという危険性があるのです。
実際私の友人に、料理は好きだけど掃除が苦手というタイプの人がいます。
それでも一人で家事に育児に奮闘していた結果、産後うつの症状が出てしまいました。
そんな時、どうしても体調が悪い時は家事代行サービスで、お掃除を中心にお願いしてみたそうです。
掃除が苦手という事もあって、自分で掃除するより断然きれいになっている部屋を見て、
気持ちに余裕を持てるようになり、イライラや不安の症状が落ち着いてきたと言っていました。
心の健康のためにも家計の負担にならない程度に、頻度を考えて利用してみたり、
このような家事・育児代行サービスを、いつも頑張っている自分へのご褒美と考えて割り切って使うのもいいですね。
自分がゆっくり過ごせる時間をもてるので、日々の楽しい育児に繋げる事ができるかもしれませんね。
上手に活用できたら強い味方この上なしです。
新しい子育て支援
既存の子育て支援でも十分満足できるかもしれませんが、
もう少し踏み込んで「かゆいところに手が届く」といったようなサービスがあれば利用してみたいと思いませんか?
新しい育児のサービスをご紹介しますね。
AsMama
子育てをシェアするという新しい育児支援サービスです。
「リアル」なつながりと「ネット」の気兼ねなさを組み合わせた『頼りあい』のシステムを実現させています。
自治体の支援でお伝えした、ファミリーサポートセンターの民間アプリ版といった感じです。
シェアするといっても、見ず知らずの人というわけではありません。
アプリ内で近所に住んでる人や、同じ幼稚園保育園に通っている人と繋がることができます。
「近くに友達がいない」と不安があるかもしれませんが、そこもAsMamaはカバーしてくれています。
AsMamaが主催している子育てフェアーや地域交流会などに参加して
支援者であるAsMama認定地域子育て支援者ママサポーター(通称「ママサポ」)と顔見知りになることができます。
ママサポはAsMamaが定期的に行っている託児研修を受講していて、なかには有資格者も多数います。
知らない人たちばかりの所に参加するのは勇気がいると思いますが、
AsMamaでは支援者が見つかってない方に対して、
ママサポから「お友達になりませんか?」とアプローチをして、孤立しないような配慮を取ってくれています。
友達作りが苦手でも安心して参加できますし、万が一の時のために知り合いを作っておきたいなど、気軽に参加することができますよ!
AsMamaの利用には、アプリの登録が必要です。
- アプリをダウンロードして会員登録をする
- 顔見知りのご近所さんやママ友、園仲間などとアプリ内で繋がれるように会員登録、友達申請をする。(園や学校の情報を入力すると登録済みの人は自動的に表示されます)
- 突発的な用事など困った時に育児を依頼(時間や場所、ご飯お風呂などオプション入力もできる)
- 依頼先にメールが送られ立候補を募る
- 依頼先からの意思表示があれば依頼先を決める
と、こんな感じで進めていきます。
会員登録などは無料ですが、基本的な仕組みはクラウドソーシングと一緒ですので、依頼先に謝礼をする必要があります。
「子育てシェア」の依頼時の利用料は1時間500円~となっていて、
個人的に謝礼をするより決められた報酬をお支払する方が楽ちんですね。
万が一に備えて最大5000万円の損害賠償保険も付くみたいなので、依頼した人も依頼された人も安心できる仕組みですね。
AsMamaは全国の交流イベントにも力を入れているので、ホームページを覗いてみてくださいね。
子育てタクシー・キッズタクシー
近年、各タクシー会社で行っているサービス「子育てタクシー」や「キッズタクシー」。
どんなサービスかというと
- 荷物の多い子供連れの外出のサポート
- 通園、通学、通塾など、子供一人でも安心安全に送迎
- 陣痛が来たとき産院へ連れて行ってくれる
- 夜間の発熱や急なトラブルなどにも対応
このように子育て家庭のニーズに合わせて、様々なサービスが行われています。
子育てタクシーのドライバーは、一般社団法人全国子育てタクシー協会が主催している、
子育てドライバー養成講座課程を修了した専門のドライバーが乗務するとのことです。
万が一の時の保険も充実していて、普通のタクシーは乗車中の事故を補償する内容ですが、
子育てタクシーは乗車中だけでなく、タクシーを降りてから目的地に到着するまでに起きた事故についてもカバーしてくれるようです。
タクシー会社ならどこでも導入しているわけではないので、子育てタクシー協会の公式HPから子育てタクシーがあるタクシー会社を検索してみてください。
近くの子育てタクシーを探す(社)全国子育てタクシー協会事務局HP
注意事項として事前登録が必要かどうか、特別料金がかかるかどうか、チャイルドシートの有無、年齢制限があるかどうかなど、
利用するタクシー会社によって取り扱いが違うこともあるので、確認しておきましょう。
学校や塾の送迎だけでも代わりにやってもらえると、忙しい時にお母さんにとってはとても助かりますよね。
mamato
ベルメゾンは長年蓄積されてきたユーザーの声やノウハウのデータを活かし、様々な商品を企画、提供している会社です。
そんなベルメゾンが、育児ママ向けに配信している動画メディア「mamato(ママト)」。
ちょっとラクして楽しい育児『楽育』をテーマに、Instagramを中心にFacebookやYouTubeといった各SNSで配信。
頑張りすぎない育児をというのをテーマに、「分からない」「困った」「他の人はどうしてるの?」などの、
悩みや関心事の気持ちに応えるコンテンツを、育児のちょっとした空き時間に見られるので便利ですね。
子育てコンシェルジュ
コンシェルジュとは「利用者が十分に満足できるサービスを提供したり導いていくプロ」という意味合いで使われますが、
育児や子育てにおいてのコンシェルジュ事業を行政で取り組んでいます。
自治体によっては保育コンシェルジュという呼び方もあります。
特に働く親にとってはとても魅力的なサービスで、
地域にはどんな幼稚園保育園があるのかという相談から、そもそもどうすれば保育園などに入所できるのか?など、
右も左もわからない状態でも気軽に相談できるのがコンシェルジュなのです。
定員割れなどで希望通りの保育所に入所できなかった時や、障害を持っている利用者の相談にも乗ってくれます。
その他にも、
「子供の年齢にあわせた遊び場がわからない」
「同じ年頃の子供を持つお母さんのお友達がほしい」
「子供の発達が心配」などの、
子育ての悩みや不安を聴いてもらえたりもできるようです。
利用条件等は特になく、相談する自治体に住んでいれば誰でも無料で利用できるというのがほとんどです。
窓口以外でも電話で相談を受け付けてくれるところがあるようなので、利用しやすいですね。
是非、お住まいの自治体のHPを検索してみてください!
まとめ
子育てサービスにもいろいろな手法があり、あの手この手で世の中が子供を育てている家庭を応援しようとしているのだなと思います。
様々な子育て支援のサービスを、自分にあった利用方法で有効活用していけたらいいですね。
是非、無理のない楽しい子育てにしていきましょう。