育児と精神面
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育児中のイライラが止まらない!ちょっと厄介な2歳児との付き合い方

やなかゆう
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「魔の2歳児」なんて言葉があるように、イヤイヤ期真っ只中の2歳児との生活はイライラすることもありますよね。

「イヤ!」「ジブンで!」と自己主張する2歳児に、声を荒げてしまうこともあるのではないでしょうか。

実はこの2歳のイヤイヤ期は、発達の過程でとても大切な時期なんです。

お子さんとの生活を楽しむためにも、2歳児の特徴とイヤイヤへの対処法を知り、イライラから解放されましょう。

2歳児知らずして勝利なし!2歳児の特徴を理解しよう

まずは2歳児の発達的な特徴を理解しましょう。

どうしてこんな行動をとるのか、理解しているだけでママのイライラはグッと減ると思いますよ。

2歳児の身体面の特徴

2歳頃になると、しっかりと歩くことができるようになります。

ジャンプしたり、階段の昇り降りをしたり、小走りをするお子さんもいるでしょう。

体力もついてきて、行動範囲も広がってきます。

また、手先も器用に使えるようになりますよ。

スプーンやフォークで食事をしたり、クレヨンで力強い線を描くこともできるでしょう。

できることが増え、見える世界も広がることから、自分でやりたい気持ちが大きく膨らむのがこの時期です。

2歳児の言語能力

言葉の発達にはかなりの個人差があります。

「ワンワン きた」などの二語文を多くのお子さんが話すことができるようになるでしょう。

しかしながら、やりたくない理由を的確に説明することはまだできません。

そんなもどかしい気持ちが「イヤ」という言葉になるんですね。

2歳児の精神面の特徴

2歳頃になると、先にお伝えしたとおりどんなことも自分でやってみたいという自発性が生まれます。

同時に自立心も芽生え、ママの助けを嫌がります。

それを「イヤ」「ジブンで」などの言葉で主張しますが、上手くいかないことも多いでしょう。

しかし、感情をコントロールすることは発達の過程で難しく、悔しい気持ちをおさえることができません。

それが時にかんしゃくや泣きわめく行動につながります。

突然泣き叫んだり、暴れて物を投げるお子さんもいるでしょう。

ママとしては、「うちの子、大丈夫かな」と不安になりますよね。

一見ワガママな行動に見えますが、これらの行動はお子さんが健やかに発達しているあかしです。

上手に2歳児に付き合って、イヤイヤ期を乗り越えられるといいですね。

いつまで続くの?!イヤイヤ期の期間

イヤイヤ期っていつまで続くの?と不安になることもあるのではないでしょうか。

お子さんによって個人差はありますが、イヤイヤ期のおおよその期間をお伝えします。

見通しがわかると、少し前向きな気持ちになれますね。

いつからはじまる?イヤイヤ期のはじまり

イヤイヤ期のはじまりは、1歳半ごろと言われています。

これは、言語能力が発達するのが1歳半ごろからだからです。

急激に言葉の理解が進み、「ママ」「ワンワン」など、指をさして

話すことができるようになります。

また、1歳半ごろのお子さんは、ほとんどのお子さんが自分で歩けるようになります。

自分の意志で動けるようになり、少しずつ自己主張がはじまるのがこの時期です。

一体いつまで続くの?イヤイヤ期が落ち着くころ

多くの場合、イヤイヤ期は3~4歳で落ち着きます。

とはいえ、やはり個人差はあるので焦りは禁物です。

3歳頃になると、自分の気持ちを言葉で伝えられるようになります。

ママもお子さんの気持ちがわかれば、イライラも軽くなりますね。

また、どうしてそうなったのか、因果関係の理解が進みます。

  • お皿の上にお菓子がなくなったから、オヤツはおしまい
  • お昼になったから、おうちに帰るよ

を理解できるようになるのはこの頃です。

イヤイヤ期の期間は個人差がありますが、必ずいつかは終わります。

おおらかな気持ちで、お子さんの成長を見守ってくださいね。

2歳のイヤイヤへの対処法

突然スイッチがはいったようにイヤイヤする2歳児へ、イライラして怒鳴ってしまうこともあると思います。

でも、実はそれは逆効果です。

こだわりの強い2歳児は、自分の欲求が否定されるとますます泣き叫ぶことになるでしょう。

対処法のポイントをおさえて、上手に2歳児のイヤイヤと付き合っていきましょうね。

気持ちに寄り添う

まずはイヤイヤする気持ちに寄り添い、お子さんの気持ちに共感しましょう。

「イヤなんだね」

「難しいよね」

と短く分かりやすい言葉で話します。

泣き止まないときは、抱きしめたり、背中をさすってスキンシップをとりましょう。

ママに共感してもらった経験を通して、少しずつ感情をコントロールできるようになりますよ。

わかりやすく伝える

2歳児はまだ、やってはいけない理由を正確に理解することはできません。

わかりやすく伝えることを心がけましょう。

例えば、いつまでもおやつを食べたいお子さんには、「おしまい、ないないだよ」と伝えます。

石を投げるお子さんには、「危ないよ」で十分です。

お子さんの目を見て、はっきりと短い言葉で伝えます。

少しずつやってもいいこと、悪いことの区別がついてくるでしょう。

自分でできるように環境を整える

自立心を育てるために、お子さんの自分でしたい欲求をかなえてあげられる環境を整えてあげられるといいですね。

例えば、こんな方法がありますよ。

  • 靴を自分で履きたい→履きやすいように靴の後ろに紐をつける
  • パジャマのボタンを自分でつけたい→大きなボタンのパジャマに変える
  • ご飯を自分で食べたい→食べやすい食器に変える、こぼしてもいいようにシートを敷く
  • 手を自分で洗いたい→踏み台を用意する

など、工夫次第でお子さんのやりたい気持ちを尊重してあげることができます。

お子さんのできることが増えれば、ママも笑顔になれますね。

気分を変える(別のことに気をそらせる)

どうしてもお子さんがこだわるときは、気分を変えるのもひとつの手です。

例えば、欲しいオモチャが買ってもらえずに泣き叫ぶときは、その場を離れて外の風を浴びるようにしましょう。

好奇心旺盛の2歳児。意外と気がまぎれて、別のことに興味がうつってしまうことも多いですよ。

子どもに選ばせる

何でも自分でやりたい2歳児の特徴を逆手にとって、どちらにする?と選ばせてあげましょう。

ママの選んだ洋服は絶対に着ないけれど、自分で選んだ洋服はすんなり着てくれることも多いですよ。

ママは、お子さんがどちらを選んでもいい選択肢を用意してあげるといいですね。

お子さん自身も、自分で選べた満足感で満たされます。

思う存分にやらせてあげる

安全な環境で、たまにはお子さんがやりたいことを思う存分にやらせてあげましょう。

汚れてもいい洋服を着て、ママも一緒に砂場で遊ぶ経験などは、お子さんの心をたっぷり満たしてくれるでしょう。

生活リズムを整える

お子さんが不機嫌になるタイミングは、眠い、疲れている、お腹がすいているときなどが多いです。

眠いのにお子さんに無理強いをしていないか、お腹がすいていないかなどを振り返ってみましょう。

生活リズムが乱れている場合は、整えてあげるだけで不機嫌が解消される場合がありますよ。

こちらの記事でも2歳児のイヤイヤ期への対処法をまとめています。

イヤイヤ期におすすめの絵本なども紹介しているので、参考にしてくださいね。

2歳児の育児に疲れた…大変すぎるイヤイヤ期を上手に乗り越える方法とは

それでもイライラするときのイライラ対処法

ママだって人間、2歳児に上手に向き合いたくてもイライラが止まらないこともありますよね。

そんなときのイライラ対処法についてまとめました。

イライラする気持ちと上手に付き合う

お子さんを怒鳴ってしまったとき、ママ自身も自己嫌悪になることがありませんか。

なるべくイライラする気持ちに振り回されずに、気持ちをコントロールできるようになれるといいですね。

イライラしているときは一呼吸おいて、冷静になるよう心がけましょう。

こちらの記事にイライラに振り回されない方法をまとめました。

よかったら参考にしてくくださいね。

アンガーマネジメントを育児に取りれてイライラに振り回されないママになろう!

自分にごほうび

2歳児に付き合っているとき、ママ自身はグッと自分自身の気持ちを抑えて我慢していますよね。

それは、とてもストレスのかかることだと思います。

そんなあなたはとってもエライ!

甘いものやマッサージ、テイクアウトの夕食など、笑顔になれるごほうびで、自分をほめてあげましょう。

明日も頑張ろうと前向きになれるといいですね。

ママ友などと話をする

2歳児との生活は、難しい対応の連続です。

困ったエピソードには事欠かないかもしれませんね。

そんな毎日の出来事を信頼できるママ友などへ話してみましょう。

「わかるわかる!」「ウチの場合はこうしたよ」と、共感し合えたり、アイディアをもらえることもあるでしょう。

どこのおうちもみんな苦労していることがわかれば、あなたの肩の力もグッと軽くなるのではないでしょうか。

友だちではなく、児童館のスタッフなど、子育ての専門家に話をするのもオススメです。

的確なアドバイスをいただけることもあるので、積極的に話をしてみましょう。

その他のストレス解消方法などについては、こちらの記事でまとめました。

参考にしてくださいね。

育児のストレスこれで発散!私が試した心を落ち着かせる5つの方法

育児ストレス解消をしたい!ストレス解消法のランキング1位はこれ!

まとめ

2歳児のイヤイヤには、2歳児なりの理由があります。

自分で考え、自分の力でやってみたい

でも、あと少し、自分の力が足りない

そんなもどかしくて、愛しい時期が2歳です。

ママから愛され、見守られた経験がこれからの健やかな発達に大きく影響します。

今回ご紹介した対処法などを意識して、自分の道を歩き始めた2歳児のお子さんとの生活を楽しんでくださいね。

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