育児中の靴は何を履く?1足で履き回しができるおしゃれな靴の選び方
独身時代はヒールに革のブーツと気分や状況に応じて、いろんな靴を楽しめていたかもしれません。
育児が始まると状況は一変。靴を履いている間に子どもがどこかへ行ってしまう。健診や児童館など、とにかく脱いだり履いたりすることが多い。公園で砂や泥で汚れるし、子どもに踏まれる…。
おしゃれでお気に入りの靴を履きたくても、この状況ではなんだかパッとしないスニーカーを選ぶしかないように感じてしまいますよね。
有名ブランドの人気モデルのスニーカーなら、とりあえずダサく見えないし履きやすいだろうという安心感があるかもしれませんが、多くの人が履いていて被ってしまうことも。
機能性も大事ですが、せっかくおしゃれを楽しむなら人気の物を選ぶだけではなく、プラスαで簡単にオリジナルにすることもできます。
私が育児をしていく中で見つけた、おすすめの靴やプラスαのご提案をさせていただきます。
育児中にピッタリの靴とは
子どもがいると、家のシューズボックスはすぐにパンパンになってしまいますよね。女性は男性より靴の種類も多いですが、あまりアレコレ持てません。
育児中にピッタリな靴は
- 脱ぎ履きしやすい靴
- 疲れにくく歩きやすい靴
- 汚れが目立ちにくい靴
- 手入れをしやすい靴
- どんな服にも合わせやすい靴
この5点をクリアする靴を選ぶと、たくさん種類がなくても履き回しができますね。
タイプ別にご紹介します。
スニーカー・スリッポン
育児中には定番のスニーカーやスリッポン。
ナイキやニューバランス、コンバースなどおなじみのブランドはおしゃれで機能的ですが履いている人が多く被りやすいのが難点です。
また、スリッポンは足の形によっては足を入れるときにきつく感じたり、足の甲に圧迫感を感じやすい、なのにカパカパするということもあります。
スニーカー・スリッポンはカジュアルな印象が強いですが、落ち着いた色味やシンプルなデザインを選ぶと、スカートなどのキレイ目なファッションにも合わせやすいですよ。
MINKY ME (ミンキーミー)「レースアップダッドスニーカー」
ダッドスニーカーとは「DAD=おじさんが履くような幅の広い厚底の靴」という意味があるそうです。
一昔前はボテッとしたダサいイメージでしたが、今はスタイリッシュにデザインされています。
こちらのスニーカーはモノトーンの7色展開になっていて、ダッドスニーカーなのにカジュアルでもキレイ目でも合わせやすいデザインになっています。
メッシュ素材・合成皮革・スエードの異素材コンビになっているので、シンプルながら、こだわりのあるスニーカーに見えますよ!
ルコックスポルティフ 「LAセーヌⅡ ワイド クロスベルト」
スリッポンでマジックテープのベルトが付いているので、調整ができます。
カラーは4色展開で、特にシルバーはベルトとかかとの部分がシルバーカラーがアクセントになっているのでカジュアルにもエレガントにも履けるデザインになっています。
パラディウム
元はフランス軍のブーツを作っていたメーカーでした。時代の変化とともにスポーツシューズを手掛けるなど、ミリタリー要素を残しつつ洗練されたデザインになっています。軽量・履きやすさ・屈曲性など、他の有名ブランドに引けを取らない機能性を兼ね備えていると感じます。
「パンパ オックスフォード オーガニック」はキャンバス生地で、カジュアルでもエレガントでも合わせやすいデザインになっています。
他には、履き口の広い「イージースライドスニーカー」があります。パンプスとスニーカーを掛け合わせたような、より女性らしさを感じさせるデザインです。
CONVERSE CANVAS ALLSTAR HI
コンバースの定番靴。様々なカラーが展開されていますが、その中でも「オプティカルホワイト」を推します。普通ならパンプスを合わせるようなコーディネートでもおしゃれに決まってしまう、さすがコンバース。
つい汚れやすいと敬遠してしまうカラーの白ですが、是非恐れないで履いてもらいたい。
やはり汚れはするものの、ちょっと汚れててもおしゃれ(例えるなら、ダメージがあってもおしゃれに見えるジーンズのような…)。
しかもハイカットなので、中に3.5センチのインソールを入れてもバレずにこっそり脚長効果も狙えます。また、インソールを入れる事でクッション効果による疲労の軽減はもちろん、足が直接触れる内部の消耗が抑えられ、結果靴が長持ちするという効果もあります。
ただし、前述の通り人と被りやすいため、よく脱ぐ場所では取り違えないよう注意が必要です。
靴紐の色を変えてみたり、結び方を工夫したり、シューズアクセサリーで人と被らないようにしても良いですね。
ナイキ コート レガシー キャンバス(ブラック)
こちらも言わずと知れた定番のスニーカー。ナイキ コート レガシー キャンバスはブラックとホワイトの2色展開ですが、こちらではブラックをオススメします。
黒なので汚れもそれほど気にならず、黒にナイキの白いラインが入ることで、足元が重くなりすぎません。
後述のゴールドのシューピアスが黒地に美しく映えそうですね。
パンプス
やっぱり女性であれば、パンプスは1足はあると嬉しいですよね。でも走り回る子どもを追いかけるのには、向いていない物が多いです。
パンプスはしっかりとした型になっていて、足にフィットしにくいですが、かかとにゴムのある柔らかいものだと、足にフィットして脱げにくく、足も痛くなりにくいです。
ヒールがあっても太さがあり、5cm以内の物なら歩きやすく、走れる物もありますよ。
ボリュームリボンパンプス
19色展開で値段もお手頃なので、色違いで揃えたくなってしまいます。
かかとにはゴムが入っているので、パンプスでありがちなパカパカ脱げてしまわないような設計になっています。
柔らかい素材でできているので、足にフィットしやすく、しゃがみやすいです。
リゲッタ
リゲッタは大阪のシューズブランドです。
足の運びを徹底的に研究し人間工学に基づいて、機能性・デザイン性に優れたシューズを豊富に取り揃えているのが特徴です。
サンダルも有名なのですが、パンプスもとても履き心地がいいです。
ショートブーツ
子どもの登園や病院など、子どもと一緒に雨の日も歩いて出かける機会があるかもしれません。最近ではおしゃれなレインブーツがありますが、やはり「ザ・長靴!」感が否めなかったりしますよね。
合成皮革でつるっとした素材であれば、多少の雨なら耐えられます。普段使いと雨の日兼用のブーツが1足あるのもいいですよ。
ショートブーツなら脱ぎ履きもそんなに手間ではないですし、サイドにゴムがあるサイドゴアブーツがおすすめです。
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また、ファスナーが付いているタイプも脱ぎ履きがしやすいですし、ヒールが5㎝程度であれば、子どもと一緒でもさほど足が痛くなりにくいです。
ヒールがあるパンプスだと、走れなかったり脱げやすいのですが、ブーツは足全体が覆われているので、ヒールがあっても安定するのでおすすめです。
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シューズ用アクセサリーでオリジナルに!
有名ブランドの靴でも、履きやすくアレンジしたり、気分によって簡単に印象を変えることができます。
靴紐
スニーカーであれば、靴紐の色や形状、通し方を工夫することができます。
また、脱ぎ履きしやすいように、あえて靴紐を緩くしておきたい事もありますよね。伸縮性のある靴紐に変えれば、いつも足にフィットした靴を履けますよ。
最近では、靴紐の穴に差し込むだけのバンドタイプや丸いつまみが付いたロック式もあります。結ぶ必要がないので、子どもの靴にもおすすめです。
結ばない靴紐(バンドタイプ)
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結ばない靴紐(ロック式)
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▼靴紐の結び方
シューズアクセサリー
靴紐にアクセサリーを付けて自分だけのおしゃれな靴を楽しめます。
「シューピアス」や「シューズクリップ」などで検索するとたくさん出てきますよ。
パンプスには、ビジューやファーをクリップで留めるタイプのアクセサリーがあるので
日によって付け替えれば、1つの靴で印象をガラッと変えられます。
児童館や幼稚園などで大勢の保護者が集まるところでは、似たような靴が並びどれが自分のか迷ってしまうこともありますよね。
靴紐やシューアクセサリーを目印にすると、迷わずに済みそうです。
シューピアス
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シューズクリップ
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靴のケア用品
育児中は靴の汚れまでに気を遣っていられないかもしれませんが、靴は意外と印象に残る部分でもあります。
ほんの少し手を加えるだけで、汚れにくくキレイな状態を保てるので、できる範囲で試してみてはいかがでしょうか。
防水スプレー
靴屋さんに行くと、レジの横などに置いてあります。
靴以外にも、傘やカッパなどのレイングッズ・バッグなどにも使えるので、家に1本あると重宝しますよ。
防水スプレーですが、コーティング効果で軽い砂やほこりなら、ガードできます。
少しほこりっぽいなと感じた時は、ブラシで軽く払ってあげるといいでしょう。
ブラシ
公園や車通りの多いところに行くと、靴が細かい砂ですぐに汚れてしまいます。
そのまま放っておくと、汚れがこびりつき茶色く汚れてしまい、水洗いをしてもなかなか落ちないことも。
出先から帰ったら玄関で靴を脱ぐ前に、軽くササっと払っておくだけでも、キレイを保てますよ。
サイズが合わない靴|靴にも体にもダメージあり
靴のサイズはなんとなくの物を選んでいませんか?
しょっちゅう脱いだり履いたりするので「緩い靴を履けばいいよね!」って思うかもしれません。
しかし、その考えが思わぬ不調を招いていることがあります。
緩い靴を履いていると、足にフィットしないので、かかとをスリッパのようにパタパタ引きずってしまい、かかとの部分が削れてしまいます。
中で足がズレるので履き口に靴下の毛玉が付いてしまったり、靴のインナーや靴下が擦り切れてしまうことも。
一方で体へのダメージは、歩いている時に足がズレることにより、靴擦れだけでなくたこや魚の目の原因にもなります。
踏ん張りがきかず、土踏まずのアーチが崩れたり外反母趾(がいはんぼし)になる可能性も出てしまうのです。
体は一カ所歪むと、その歪みを補正するように全身が歪んでしまうので
一見関係ないように思える腰痛や肩こり、顎関節症(がくかんせつしょう)にまで発展していきます。
大げさに聞こえてしまうかもしれませんが、たかが靴のサイズと侮ってはいけませんよ。
出産でママの体は、体力が落ち・骨盤の歪み・日々の子どものお世話や家事の前かがみの態勢で姿勢が悪くなっています。
ゆっくり休むこともできないので、少しでも体の歪みを悪化させる原因を作らないようにしましょう。
シューズブランドのアシックスでは、足形を測定し靴のサイズを提案してくれるアプリがあります。
靴はブランドや種類によってサイズが違うので、自分の足のデータを持っておくと
自分の足に合う靴を選ぶことができますよ!
計測の時には、スマホのカメラとA4サイズの白い紙を使用します。
湿気対策も忘れずに
子どもと出かけると、靴を脱いだり履いたりする機会が多く、また追いかけたりと沢山動くので、臭いも気になりませんか?
洋服のように毎日は洗えないので、湿気対策をしておくと蒸れた臭いを軽減することができます。
おすすめは珪藻土(けいそうど)のプレート。家に返ったら、靴に差し込むだけでいいので楽チンですよ。
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まとめ
育児中は子ども優先になるので、自分の靴は汚れても惜しくない物を選びがちです。
でも、あなたが本当に履きたい靴はどんなものですか?
今はたくさんのデザインがあるので、必ずあなたの履きたい靴を見つけることができますよ!
お気に入りの靴で、思いっきり育児を楽しんでくださいね。