子どもにも安心安全なハンドクリームは?育児中の手荒れはこれで改善!

やなかゆう
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育児中って手を洗う回数がぐっと増えますよね。

ハンドクリームを塗ったところで、すぐにおむつ替えや食事のお世話で手を洗うので

ケアどころか、手荒れを悪化させてしまう状態になっています。

手荒れのケアをしたいけどできないあなたに、安心して使えるケア商品と予防・改善方法をご紹介します。

ハンドクリームは子供にとって安全?

子供がまだ赤ちゃんだと手を舐めることもあるので、ハンドクリームは付けない方がいいのでは?と心配ですよね。

しかし、基本的には手に塗ったハンドクリームを舐めたくらいでは、具合が悪くなることはほとんどありません。

あまり神経質にならなくても大丈夫です。

オーガニックなら安全?

オーガニック成分ならより安全でしょう!と思うかもしれません。

しかし、オーガニックだからといって、安全というわけではないのです。

オーガニックは有機栽培という意味で、化学的に合成された農薬や殺虫剤を使わずに栽培する方法のことです。

海外では食品・化粧品共に、明確な基準がありますが

日本で販売されている化粧品のオーガニックに対しては、明確な認定基準がありません。

そのため、オーガニック成分を1種類だけ少量配合しただけでも、「オーガニック」と謳うことができてしまうのです。

また、オーガニック成分は未精製か、精製されているのかによって

効果やアレルギーに対しても大きな差が。

未精製の物を使っていれば、その植物の持つ効能を得られやすいですが

酸化しやすく、品質を長期間保つのが難しくなります。

また、アレルギーやかぶれの症状が出やすくなる場合も。

精製したものは、不純物(脱臭・脱色など)を取り除くので

アレルギーが起こりにくく、安定した品質を長期間、保つことができます。

不純物を取り除く時に栄養価も失われてしまうので

未精製の物より、栄養はごくわずかで効果は薄れます。

オーガニック成分たっぷりの商品を使っても、アレルギーやかぶれる可能性が上がる、

または、他のオーガニックではない普通の商品と、効果はあまり差がないということになります。

ハンドクリームの成分表やメーカーのサイトをを見ても

未精製か精製されているのかは、わからないところがほとんどなので

オーガニックは安全・安心だと妄信することは控えた方がよさそうです。

オーガニックにこだわりたいときは、海外機関の認定を受けている日本の商品もあるので

認証マークを確認するか、公式サイトを確認することをおすすめします。

オーガニックの認証マークは

  • フランスの「ECOCERT」
  • EUの「NaTrue」
  • オーストラリアの「ACO」
  • アメリカの「USDA」

など他にもありますが、これらのマークがついているものを選ぶと安心ですよ。

今まで、ハンドクリームなどで肌荒れを起こしたことがなければ、それほど気にしなくても大丈夫です。

無添加なら安全?

無添加も、オーガニックと同じように肌に優しいイメージがありますよね。

しかし、無添加も明確な規定がありません。

メーカーやブランドによって、程度や意味合いが異なります。

添加物と言われる成分はいくつかありますが、1種類だけ無添加にすれば、無添加と言えてしまうのです。

全ての添加物が悪い影響があるわけではなく、商品の品質を安定させ保存性をあげるためには必要な成分でもあります。

「無添加だから安心」とするのではなく、どの成分が添加されていない方がいいのか

成分表示を見て選ぶようにするといいでしょう。

  • エタノール(アルコール)
  • パラベン
  • 合成香料
  • 合成着色料
  • 鉱物油
  • シリコーン
  • 紫外線吸収剤

無添加を謳っている化粧品には、上記のような物を添加していませんと記載があるものが多いので、目安にするといいですよ。

「尿素」は子供には注意が必要

「尿素」は皮膚の角質を溶かして、肌をスベスベにする効果があります。

古く硬くなった皮膚を溶かして、肌を柔らかくするということなので

健康な肌や、もともと皮膚が薄く柔らかい子供には、刺激が強すぎるということになります。

また、尿素は肌の水分を取り込む作用があるので、表面の角質が潤ったように感じます。

しかし、洗い流すと、肌の内側にあった水分も尿素と一緒に洗い流されてしまうので

使い方や肌の状態によっては、余計に肌の乾燥を招いてしまうことになります。

長期間の使用や、キズになっている部分に塗ると

乾燥や手荒れが悪化してしまったり、しみることも。

尿素クリームは、乾燥によって硬くなってしまった皮膚を柔らかくする目的で使用するのがよさそうですね。

濃度が10%程度の低いものや、夜寝る前など、時間帯や状況に合わせて使うのが良さそうですね。

手荒れの状態

手荒れの状態によっては、市販のハンドクリームではなく病院で薬を処方してもらった方が治りが早い時もあります。

  • 水に触れたり、クリームを塗るとしみる
  • 指を曲げると、関節などの皮膚がひび割れる
  • ささくれでめくれる皮膚が厚く、血がにじむ

上記の症状がある場合は、傷口から入った雑菌や刺激などから感染症やアレルギーの危険が高くなります。

また、手が荒れているということは、ささくれや爪が割れやすく

子供の肌を傷つけてしまうこともあります。

手荒れがひどい時は、早めに病院を受診してくださいね。

最近はアルコール消毒をする機会が増えましたよね。

あまりにも消毒しすぎると、アルコールで手荒れがひどくなってしまうので、

消毒は必要最低限にとどめるようにしましょう。

おすすめの商品

子供はとても乾燥肌で、日頃から小まめにケアをしてあげていると思います。

赤ちゃんにも使える保湿クリームやローションを、ママのハンドクリームにしてしまうのは、とてもおすすめです。

子供もあかぎれやささくれができやすいので、子供と一緒に使えるものをご紹介します。

オルナ 「オーガニックベビーローション」

人気女性雑誌にも取り上げられている人気のベビーローション。

日本製で

  • 合成香料不使用
  • 合成着色料不使用
  • 鉱物油不使用
  • ノンパラベン
  • 紫外線吸収剤不使用
  • ノンアルコール

上記の添加物の使用をしていません。

オーガニックの認証は取っていませんが、公式サイトに「オーガニック認証成分を配合」という記載があります。

オーガニック成分だけでは補えない有効成分を配合しているので、あえて製品自体にはオーガニック認証を取っていないのだとか。

肌を優しく労わりながら、確実にケアができる商品になっているのではないでしょうか。

使用感は、少量でも伸びがいいので、必要以上に摩擦で肌に刺激を与えずに済みます。

ハンドクリームではなくローションですが、適度な水分と油分でケアができるので

手を洗う回数が多い日中は、ローションをハンドクリーム代わりに使う方が

使い勝手がいいかもしれませんね。

2~3時間手を洗う必要がなければ、その上からお手持ちのハンドクリームで

さらにケアをしてあげると、みずみずしい手肌を保てますよ!

ママバター

シアバターをメイン成分としているハンドクリームです。

製品自体がオーガニック認証されているのではなく

オーガニック認証されているシアバターを使っています。

シアバターはオレイン酸やステアリン酸の油分、豊富なビタミン類が含まれているので

美肌には欠かせないクリームです。

油分が多いですが、いつまでもヌルヌルすることはなく、肌なじみが良いです。

こちらも日本のメーカーで、不使用成分は

  • シリコーン
  • パラベン
  • 合成香料
  • 合成着色料
  • 鉱物油
  • 動物性原料

ヌルヌルするのは嫌だけど、ローションのようにさっぱり系より、もう少ししっとり感が欲しい場合はこちらの商品がおすすめです。

ヴァセリン「アドバンスドリペアボディーローション」

ただのワセリンを使うと、べたつきや石けんを使わないと落とせないので、扱いづらい欠点がありますが

こちらはボディーローションなので伸びが良く使いやすいです。

口コミでは、台所やお風呂場の各水場に置いて、すぐに付けられるようにしているという方もいました。

大容量でコストパフォーマンスが高いので、敏感肌ではなく、オーガニックなどにこだわりがなければおすすめです。

状況によっては「手のひら」には塗らない

ハンドクリームはべたつきがあり、塗った後はあちこち触りたくないなと思うこともあるかもしれません。

ジェルタイプのさっぱりした使用感の物でも、手に少しでも汗をかいたりすれば、ヌルっとしますよね。

まだ手を洗う機会が多い時間帯なら

手の甲や指の間だけに塗るようにして、手のひらには塗らないという方法もあります。

そうすれば、お世話のたびに手を洗う時間や回数を短縮できますし

手がいつまでもヌルヌルして気持ちが悪いということも減ります。

方法は

  1. 手の甲にクリームを付けて、両手の甲同士で塗り広げる。
  2. 指の間も乾燥しやすいので、甲を合わせたまま、指と指を交差して甲に付いたクリームを塗り込む。
  3. 手のひらにも少し塗りたいときは、最後に手の全体を手のひらでもみ込むようにする。

この方法なら、少量だけ手のひらに塗ることができるので、程よい量を塗ることができますよ。

より効果的な予防とハンドケア

水の扱い方と予防

手荒れを防ぐには

  • 石けんや洗剤を必要以上に使わない
  • 手が水に濡れている状態をなるべく作らない
  • 皿洗いなどは手袋をして、水に触れる時間を減らす

ハンドクリームをこまめに塗ることができなくても、この3点を気を付けることで

手荒れを予防することができます。

衛生面が気になるので、手洗いの回数を減らすことは難しいかもしれませんが

必要以上に石けんを使わないようにしたり、洗剤の成分を見直すことで

手荒れの悪化を予防することができます。

食事の準備は、水で手を洗った後に濡れたままで作業をしていませんか?

野菜を切ったりすれば、手が濡れるのでわざわざ拭くのも面倒だと思ってしまいますよね。

しかし、濡れたままにしていると、肌の表面の水分と一緒に

手の水分も蒸発をするので、乾燥しやすくなってしまいます。

手荒れがひどい時は、面倒でも、手が水に濡れている状態をなるべく作らない方が

早く治すことができます。

また、冬の水仕事はお湯を使いたくなりますよね。

我慢して冷たい水を使っていると、しもやけになったりするので、無理はしないでください。

お湯を使う時も、なるべく手袋をして水に触れる時間を減らすようにするといいですよ。

手も顔と同じ皮膚

顔には化粧水、乳液、クリーム…と、いくつものケア用品を使っているのに

手荒れや手の乾燥が気になったときは、ハンドクリーム!と思いますよね。

いくらハンドクリームをこまめに塗っても、手も顔と同じで水分が不足していて

良くならないことがあります。

なるべく手にも化粧水などの水分を入れてから、ハンドクリームを付けるようにしましょう。

お顔のスキンケアをするついでに、手にも残りを付けてあげると

一緒に手のスペシャルケアができますよ!

ハンドクリームを大量に舐めてしまった時の処置

万が一、子供がハンドクリームのチューブやボトルから、多量に舐めてしまった時の処置は

口の中を濡らしたガーゼなどでふき取ってください。

美味しくないので、飲み込まずに吐き出すとは思いますが、飲んでしまっているようであれば、

水か牛乳をコップ一杯ほどを飲むようにしてください。

しばらく様子を伺い、嘔吐や体調が悪くなるようなら、小児科を受診してください。

その時にハンドクリームのパッケージも持っていくようにしましょう。

まとめ

手荒れは子供や家族のために頑張っている証拠でもあります。

そして、家族を想うように、自分のことも労って欲しい!と言う、体からのサインかもしれません。

しかし、やらないわけにはいかないので、こまめにケアや予防をする必要がありますね。

ハンドクリームの成分はもちろんですが

状況や塗り方によって使い分ければ、隙間時間でケアをしながら育児をすることができます。

手は子供に常に触れている部位ですし

ママの手の温もりは子供が成長しても、子供にとって大きな安心感を与えられる部位でもあります。

「手当て」

傷の処置をするだけでなく、手を当てるだけでホッとできる時がありますよね。

大人になってからも、手を繋いだり肩にそっと触れるだけで

思いやりや愛情が伝わり、相手を癒すことができます。

みんなを癒せるママの手こそ、ケアをしてあげてくださいね。

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