育児より夫に不安あり!?パパ向けの育児本でパパになる自覚をうながそう!
あなたがつわりで苦しんでいる時も、出産の準備をしている時も知らんぷりの夫。「このまま赤ちゃんを産んで大丈夫だろうか?」と不安になっていませんか?
妊娠中は、つわりや、胸、おなかのふくらみなど、たくさん体の変化があって、体と一緒に心もだんだんとママになる準備が整ってきますよね。
一方、男性は体への変化がないので、親になる自覚が芽生えづらいです。
女性が妊娠、出産の準備をしていても、男性は、言われたことをするだけで主体的に動いてくれないことも多いです。現段階で主体的に関わろうとしない夫ならば、赤ちゃんのお世話も期待できず、産後のあなたを苦しめるかもしれません。
夫に対して不安な気持ちがあるなら、パパ向けの育児本をプレゼントしてみませんか?
パパ向けの育児本を読むと、子育ての知識がふえるだけでなく、あなたの気持ちや体調の変化が分かり、優しくなることも期待できます。出産も、育児もママだけの仕事ではないということを、育児本を通して、理解してもらいましょう。
この記事では、あなたがどんなことを夫に分かってほしいか、その目的に応じた「パパ向けの育児本」を紹介しますね。
パパに育児本を読んでもらうメリット
いまいち、パパになる自覚があるのかよく分からない夫に、パパ向けの育児本を読んでもらうと、一緒に親になるという前向きな気持ちが芽生える効果が期待できます。
ここでは、パパ向けの育児本を出産前に夫に読んでもらうメリットを紹介しますね。
妻への気遣いができるようになる
妻に、「つわりが辛い」「なんかすごくイライラする」と言われても、そのメカニズムを知らないと、本当の意味で辛さを理解できないようです。
したがって、妻の辛さに共感できず、どこか他人事のような対応で妻をイライラさせてしまいます。一般的に、男性は論理的な思考を好む傾向にありますよね。
パパ向けの育児本では、妊娠中の女性におきる体と心の変化や、出産、育児について、専門家が論理的に説明してくれています。
妻が期待する効果としては、妊娠中の体の事、産まれてくる赤ちゃんのことを体系的に知って、妻への気遣いができるようになることです。
私の友人の夫で、自分のおなかに子供がいないから子供が生まれるまで自分にできる事はないと言い切っていた人がいました。
しかし、育児本を読んだことがきっかけで、自分たちの子供を妻の体の中で育ててくれていると改めて認識したようです。
飲み会があってもお酒を飲まないで帰ってきたり、帰宅時には何か買って帰る?と連絡が来るようになったそうです。
その友人は、「夫が別人に生まれ変わった!」とかなり喜んでいましたよ。
ママが悩んでいることが分かる
妊娠、出産、子育ては、ママにとってすべてが初めての経験で、精神的にも肉体的にも負担が大きいです。
ママの生活は出産を機に180度変わってしまうので、これから出産を迎えるあなたも戸惑うことがたくさんあると思います。
子育ては喜びだけではなく、悩みと不安の連続です。
「夜泣きがひどくて寝れない」
「母乳が出なくて悩んでいる」
こんな時は、パパの出番ですね。
パパ向けの育児本では、ママの子育て中の悩みが書いてあるので、ママがどんなことで悩んでいるか予習済みです。
一緒に考えて、パパになった夫ができることを見つけてくれるはずです。
子供の気持ちが分かる
赤ちゃんは生まれた瞬間から、泣き声をあげて自己主張をします。
赤ちゃんのお世話をする時には、
「どうして泣いているんだろう?」と、まず赤ちゃんの気持ちを考えます。
赤ちゃんの気持ちが分からないと、赤ちゃんが何をしてほしいのか、どうして泣いているのか分からないですよね。
そんな時に、育児本で成長の過程や仕組みを体系的に学んでいるパパであれば、
子供が何をしてほしいのか、なぜ泣くのか理解し、冷静に対応しやすくなります。
子供の成長や気持ちを理解しているということは、子供に寄り添った対応ができるということです。
先の育児を疑似体験できる
外に行けば、赤ちゃん連れの楽しそうなママやパパを見ることがあると思いますが、赤ちゃんの育児ははたから見るよりはるかに壮絶です。
お子さんが産まれる前は、お子さんが生まれた未来のことを正確に想像するのは難しいですよね。
ですが、育児本を読んでいれば、
「赤ちゃんのお世話の方法」
「月齢ごとの赤ちゃんの困りごと」
など赤ちゃんの成長を先読みして知ることができます。
そうすると、赤ちゃんが産まれた後のことをシミュレーションしたり、自分たちはこんな子育てをしていきたいね、と夫婦で話し合うこともできますね。
パパに読んでもらいたいおすすめの育児本
では、実際にどんなパパ向けの育児本を読んでもらえればいいでしょう。
あなたが夫に望むことを3つに分けて、それぞれ紹介しますね。
出産前の今の状況を分かってほしいなら
とにかく、妊娠中の今の状況を分かってほしいなら、こちらがおすすめです。
嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本
女性は妊娠が分かると、妊婦検診へ行ったり、母子手帳をもらったりと、少しずつ育児の知識をつけていきますよね。ですが、男性は検診へ行ったり、父子手帳をもらうわけではありません。
そこで何もしないと知識の差が出てきて、妊娠出産に対する温度の差として表れてきてしまいます。
「妊娠は病気ではないから、子供が生まれるまでは普通の生活ができるでしょ?」なんて思っている夫がいるなら、この本を読んで「安定期というものは存在しない、絶対安全な出産なんて存在しない」と理解をしてもらいましょう。
後述する漫画コウノドリのモデルになった産科医自らが書いた、夫のための妊婦とのつき合い方の本です。
軽妙な関西弁で書かれてて、とても読みやすいですよ。
育児を主体的に、楽しんでほしいなら
これから始まる育児を主体的に、楽しんでほしいなら、こちらがおすすめです。
新しいパパの教科書
出産後の多くのママの悩み事として、
「仕事が忙しくてパパが育児に参加してくれない」
「育児をお手伝いする、という他人事のような態度に腹が立つ」などがあります。
しかし、この本では、
「子育ても仕事も楽しむ」
「育児は手伝ったり、参加したりするものではない」
というメッセージを一貫して伝えてくれています。
このメッセージを受け取ると、育休を取ろうかな?今のうちに家事ができるようになっておこうかな?なんて、育児に前向きになれるかもしれません。
パパから見た育児への向き合い方、成功談、失敗談なども盛り込まれているので、参考になる部分は多いと思いますよ。
育児全般について学んでほしいなら
出産前の今から、出産後の具体的な赤ちゃんへのお世話を知ってほしいなら、こちらがおすすめです。
家族を笑顔にする パパ入門ガイド
育児の知識が何もない夫へ、まずはこの一冊で「ママのケア」「子どもの世話」「仕事との両立」を一通り把握してもらいましょう。
特に、「チームで子育てをする」という章では、子供が生まれる前に夫婦で話って話し合っておくべきことのリストがあるので、今すぐに活用できます。
産後に、「俺は何したらいい?」とならないように、事前にコミュニケーションをとって、子育の協力体制を整えておくことが重要ですね。
また、4コマ漫画や、イラストなどが多めなので、苦痛なく読み進められると思いますよ。
育児本に抵抗があるなら漫画をすすめよう!
パパ向けの育児本を読むのは少しハードルが高い夫には、こちらの漫画がおすすめです。
コウノドリ
育児本を読むのを嫌がる夫に、無理やり読ませることは難しいですよね。では、漫画だったらどうでしょう。
今回紹介する「コウノドリ」は出産を題材にした医療漫画です。
私の友人の夫は、今、おなかの中で赤ちゃんを育ててくれている妻を尊敬し、感謝したくなるような作品だと言っていました。
命が生まれたり、失われたりする命の現場には、母子の数だけストーリーがあります。
「赤ちゃんが無事に生まれてくるのは奇跡」
夫婦がお互いにそれを分かった上で、覚悟をもって育児に向きうことができるような手助けになると思います。
電子書籍でも読めますよ。
下記の記事では、詳しくコウノドリについて説明してくれていますよ。
医療マンガ「コウノドリ」の魅力は?ストーリーや登場人物を解説
パパ向けの育児本に期待しすぎは禁物!
パパ向けの育児本をプレゼントしたとしても、全ての夫にプラスに働くわけではありません。
最終的に育児に主体的に関わるかどうかは、夫自身が決めることですが、妻であるママがそうするように導くことは可能です。
今回はその手段としてパパ向けの育児本を読んでもらう提案をしました。
育児本は絶対ではなく、不安や悩みが必ずしも解消されるわけではありません。
また、育児本と言えども、人が書いたものなので、価値観の違いで不快になったり、不安になったりする場面もあるかもしれません。
あなたたち夫婦流の子育てを話し合ったり、自分たちの価値観を確認し合ったりする作業に使う道具の1つとして上手に活用してくださいね。
こちらの記事では、ママ向けの育児本も紹介しているので、もし興味があれば確認してくださいね。
まとめ
これから始まる、出産、育児という一大イベントを夫婦で力を合わせて乗り切れるかどうかは、
夫が育児にどれだけ真剣に向き合うかにかかっていると言っても過言ではありません。
いまいちパパになる自覚があるのが疑いたくなってしまう夫へ、パパ向けの育児本をプレゼントしてみるのはどうですか?
育児本に拒否感がある夫であれば、出産にかかわる漫画もあります。本を読むと、これからの育児の知識がふえ、育児に対する価値観を夫婦で共有をするきっかけになります。
夫婦2人で、これから始まる育児を楽しんでいけたらいいですね。