「良い子に育てないと」育児のプレッシャーに負けそうなら考え方を変えてみる
「好き嫌いのない子に育てたい」「誰からも好かれる子になってほしい」
親なら1度は願う子供の姿でしょう。
しかし、その思いが強すぎてプレッシャーになっていませんか?
「子供をちゃんと育てよう」と強く思いすぎると、育児を楽しめないばかりか感情的に怒ってしまうことも。
必要のないプレッシャーを手放して、上手に付き合う方法をお伝えします。
プレッシャーを感じる原因
「好き嫌いの無い子に育てるには?」「周りから好かれる子供の育て方」など、たくさんの情報が溢れていますよね。
私は以下の言葉に、特にプレッシャーを感じていました。
子供は親の姿を見て学ぶもの。
まずは親がお手本になること!
この言葉、よく見かけますよね。
「子供のお手本にならなければ」「きちんと生活しなければ」と毎日プレッシャーに感じていました。
また、街中ですれ違う親子がキラキラして見えて「私ももっと余裕のあるママにならなくては」と落ち込む時もありますよね。
この「○○でなければいけない」「○○しなければいけない」がプレッシャーの原因です。
なかなか理想通りにいかずに焦れば焦るほど、重圧としてのしかかってきます。
また、育児を途中で投げ出すわけにもいかず、逃げ場もなくなりがちです。
プレッシャーに押しつぶされない考え方
育児のプレッシャーがつらい時は、少しだけ考え方を変えてみましょう。
理想と現実の差が大きいと、そのギャップを埋めようとしてよりプレッシャーを感じてしまいます。
差の埋め方は、以下の記事にまとめたので読んでみてくださいね。
育児は理想と現実のギャップが大きすぎる!?悩んだ時の解決策を紹介
では、考え方を1つずつ見てみましょう。
過度なプレッシャーは手放す
そもそもプレッシャーを感じるのは、悪いことばかりではありません。
適度なプレッシャーは、行動するきっかけになったり、モチベーションの維持に繋がったりもするからです。
言い換えれば「ほどよい緊張感」です。
- 子育てについて情報収集をする
- 生活リズムを意識する
- 嫌いな食べ物も食べられるように工夫する
あなたがこのページを読んでいるのも「重圧がつらい。このままでは良くない」との思いからではないでしょうか?
プレッシャーを感じたからこそ行動に移すことができ、解決の糸口を掴めます。
これが過度なプレッシャーになってしまうと「○○しなければいけない」と考えてしまい、途端につらくなってしまいます。
- 育児書や先輩ママの言うとおりにしなければいけない
- 朝は6時に起きて、夜は20時に寝なければいけない
- 嫌いな物でも食べさせなければいけない
理想通りにいかないとイライラしたり、感情的に怒ってしまったりと親子ともにつらいですよね。
過度なプレッシャーは手放して、「程よい緊張感」を持てるように意識しましょうね。
周りの目を気にしすぎない
バスやお店など「公共施設でおとなしくしていられるか?」は、特にプレッシャーを感じる状況ですよね。
また近所の人が挨拶してくれたのに、子供が返事を返せないと
「しつけもできない母親と思われたのでは?」と不安になってしまいますよね。
もちろん、しつけとして「周りに迷惑をかけない」「あいさつをする」ということを教える必要はあります。
しかし、世間の目は意外と暖かいことをご存じですか?
引用元:平成27年版 厚生労働白書 人口減少社会を考える(PDF)
驚くことに、90%以上が「子連れママの手助けをしたい」と思ってくれています。
私は正直、もっと白い目で見られていると思っていました。
こんな多くの方が気にかけてくれていて、ありがたいですよね。
程よい緊張感で、子供にマナーを教えてあげてくださいね。
出来ることを見る
「○○くんはもう自分で靴が履ける」「△△ちゃんはもう数字が読めるらしい」とつい他の子と比べてしまいますよね。
自分の子ができない事だと「早くやらせなければ」と、プレッシャーを感じてしまいます。
ですが子供は個人差が大きく、他の子と比べても何にもなりません。
「パズルができるようになった」「自分で顔を洗えるようになった」と、出来るようになったことに目を向けましょう。
他の子ができるようになったことは、新しいことにチャレンジする時の参考程度に留めるといいでしょう。
なぜそのしつけが必要か?を考える
「ちゃんと靴を揃えないと、だらしないと思われる」
「スーパーで走ったら、しつけができてないと思われる」
と、他人からどう見られるか?ばかり気になっていませんか?
靴を揃えるのはなぜでしょうか。
すぐに履けない、端に寄せておかないと引っかかって転ぶ危険性があるからですよね。
スーパーを走ってはいけないのは、他の人とぶつかる危険性があるからかと思います。
「他人からどう思われているか」で考えてしまうと、過度なプレッシャーがかかってしまいます。
「あなたはなぜ、このしつけをしたいのか?」を念頭において、子供に伝えられるといいですね。
過度な育児情報に注意
子育て雑誌やネットの育児情報は、悩みを解決してくれたり、寄り添ってくれたりと助けられることがたくさんあります。
しかし、たくさんの情報を取り入れすぎてしまうと「あれもしなくては」「これもしなくては」と頭がいっぱいになってしまいます。
また「理想の子育て論」や「自分が叶えたいと思っている生活を実現しているママ」の話題も入ってきてしまいます。
プレッシャーに苦しむママは、まじめで頑張り屋さんの傾向が強いので、情報の取り入れすぎに注意しましょう。
「こんな考え方もあるのね」程度にとどめ、あまりのめり込みすぎないようにするといいですよ。
まとめ
「○○しなければならない」「○○でなければいけない」という気持ちが、強いプレッシャーに繋がります。
プレッシャーを感じることは、何も悪いことばかりではありません。
ほどよい緊張感は、行動のきっかけやモチベーションの維持にも繋がります。
周りや情報に振り回されず、上手く付き合っていきましょうね。