専業主婦のほうが育児ストレスが溜まりやすい!?乗り越え方と楽になる工夫
「専業主婦って楽でいいよね」という言葉に、思わずムッとしてしまった経験はありませんか?
世間的には楽だと思われがちですが、常に子供と行動を共にするので一人の時間が持ちにくくストレスが溜まりやすいですよね。
ストレスを上手く発散しながら、育児を楽しむ方法をお伝えします。
専業主婦は育児を負担と感じる人が多い
世間的には「楽ちん」「ストレスフリー」「自由」なイメージの専業主婦ですが、本当にそうなのでしょうか?
実は、育児を負担だと感じる人の割合は、働くママよりも専業主婦の方が多くなっています。
専業主婦の約半数が育児を「負担感大」だと感じているのですね。
その原因として、専業主婦は育児のほとんどを担っている点が挙げられます。
妻が育児の80%以上を負担している家庭は、常勤で46.8%なのに対し、専業主婦をふくむ「その他」では77.8%にもなります。
妻が育児の80%以上を負担している場合、夫がやるのは子供のお風呂だけという状況が多いのではないでしょうか?
自分ばかりが育児をしていては、ストレスも溜まってしまいますよね。
更に、外部との接触が少ない専業主婦は孤独を感じやすく、育児ノイローゼになりやすいとも言われています。
- 些細なことでイライラする
- やる気が起きない
- 子供を可愛いと思えない
上記に当てはまったら、以下の記事を読んでみてくださいね。
育児ノイローゼレベルのチェックリストと相談先をまとめてあります。
育児にストレスを感じた時の乗り越え方
あなたが今、育児にストレスを感じているのは、専業主婦ならではの理由かもしれません。
専業主婦が育児にストレスを感じる理由は、主に以下の4つです。
- 孤独感が強い
- 誰からも認められない
- 夫との上下関係を感じる
- 暇人扱いされる
これらの理由からくるストレスは、ちょっとした工夫で楽になりますよ。
それぞれの乗り越え方を見ていきましょう。
1.孤独感を埋めるには?
子供が小さいうちは特に、ママ友が作りづらいですよね。
そのため悩み事を相談したり、気持ちに共感したりする相手がおらずに孤独を感じてしまいがちです。
一日中一緒にいる子供はまだ言葉が話せないため「大人と談笑したい!」とのフラストレーションも溜まっていきます。
そんな気持ちを解決するには、外に出て他のママとコミュニケーションを取ることがおすすめです。
公園へ行く
公園は、遊具で遊べない年齢でも存分に楽しめます。
手を繋いでお散歩したり、ママが飛ばしたシャボン玉を追いかけたりできますよ。
特にシャボン玉は、気がついた子が近寄って来るので、付き添いのママと話すきっかけにもなります。
公園で何度も顔を合わせるうちに、お喋りできる仲になることも珍しくありません。
習い事を始める
習い事を始めるには「まだ早い」と思っていませんか?
「こどもちゃれんじ」でおなじみのベネッセの調査によると、
一歳半で習い事をしている割合は17%と、約6人に1人が習い事をしています。
「参考:ベネッセ 第5回幼児の生活アンケート」
体を動かす習い事は小さい子供でも飽きにくく、始めやすいですよ。
- ベビースイミング
スイミングは、0歳から始められるところが多くあります。
体が丈夫になり、良く動くので寝かしつけも楽ですよ。 - リトミック
音楽を通して、子供の表現力やリズム感が身に付きます。
英語リトミックや親子リトミックなどの種類があるので、子供の興味に合わせて選びやすいです。 - 体操教室
筋力が発達し出来ることが増えていく時期の、成長を後押ししてくれます。
バランス感覚や柔軟性が身に付き、怪我をしにくい体になるでしょう。
同じ習い事をしているので共通の話題も見つけやすく、毎回顔を合わせるので会話が弾みやすいですよ。
以下の記事では、児童館・幼稚園の親子保育・自主保育を紹介しています。
寂しい!誰かと話したい!育児中の孤独感から抜け出す5つの方法
外に出るのが億劫な時の対策もあるので、読んでみてくださいね。
2.誰かに認めてほしい時は?
帰宅した夫に「一日中家にいたのになんで散らかっているの?」と言われたり、
頑張って作ったご飯を子供にひっくり返されたりすると悲しくなりますよね。
ただ一言「頑張っているね」と言ってほしいだけなのに「今日は雨だったから買い物が大変で~」
「今日ぐずりがすごくて~」と夫に話すと嫌な顔をされた経験はありませんか?
家事と育児の見える化で自分を認める
夫が認めてくれないなら、自分で認めてあげましょう!
おすすめは、TODOリストの作成です。
朝のうちに、今日やりたいことをできるだけ細かく書き出してみましょう。
- ゴミを出す
- 掃除機をかける
- お散歩に行く
- 昼ご飯を用意する
- 子供と遊ぶ
など、いつもやっていることで大丈夫ですよ。
冷蔵庫などすぐ手に取れる場所に置いておき、終わったら線を引いていきます。
夕方には真っ黒になるので、達成感を味わえますよ。
「今日もこんなに頑張った!私ってえらい!」と自分を褒めてあげましょうね。
子供のお喋りが上手になると「ママ、えらいねぇ」「ママ、いい子だねぇ」と褒めてくれるようになりますよ。
3.夫との上下関係を感じる時は?
「夫の稼いだお金で生活している」と思い、なんとなく自分が下のように感じる時がありますよね。
ですが、家事や育児も立派な労働なので負い目を感じる必要はありません。
外注したらいくらかかるか?で考える
自分の家と子供なのでお給料としては出ませんが、人に頼んだらお金がかかることをあなたはやっています。
例えば、キッチンのクリーニングを外注したら11,000円~19,000円ほどかかります。
キッチンの掃除をしながら「15,000円分働いた!」と思えば、気が楽になりませんか?
認可保育園の1日の利用料は2,000円~5,000円程度なので、育児をしながらだと更に加算されます。
上記のTODOリストと組み合わせて料金表のようにして、一日分の給料を計算するのも楽しいですね。
4.暇人扱いがつらい時は?
当日の朝に「午前中に宅配便が届くから受け取っておいて」といきなり言われると
「どうせ暇でしょ?」と言われている気持ちになりますよね。
普段家事や育児にあまり関わらない夫は、ママの忙しさを理解していません。
夫のいる時間に家事をする
夫が帰ってくるまでにあらかたの家事が終わっているのも、清潔な洋服を着られるのも、あなたが頑張っているからですよね。
ですが、日中はあまり頑張りすぎず、夫のいる時間に家事することをおすすめします。
夫が朝の支度をしている時間に洗濯物を干して、帰ってきたら畳むなどして
バタバタと家事をこなす様子を見れば、大変さを理解してもらえるかもしれません。
帰宅後は「今手が離せないから見ていてね」と子供を任せれば、ママは家事に集中できます。
今まで家事に充てていた日中の時間に余白ができるので、ママの気持ちに余裕も生まれるでしょう。
浮いた時間で子供とお昼寝したり、公園や習い事にでかけたりするといいですよ。
まとめ
気楽な生活を送っていると思われている専業主婦ですが、実は共働き家庭よりも育児の負担を感じているママが多いのです。
孤独を感じたら、公園や習い事など積極的に外へ出て誰かと会話するといいですよ。
「誰かに認めてほしい」「働いてなくて負い目を感じる」と思ったら、TODOリストや料金表を作り自分を認めて褒めましょう。
もう少ししたら、子供が褒めてくれるので楽しみにしていてくださいね。
日中は頑張りすぎずに、夫のいる時に家事をしてみましょう。
夫に子供を任せればママは家事に集中でき、日中の時間にも余裕が生まれます。
浮いた時間は、睡眠の確保やのんびりタイムに充ててくださいね。