その症状、育児ノイローゼかも。悩みは相談できていますか?
「私、育児ノイローゼかもしれない」そう思っていますか?
- イライラする
- やる気がおきない
- 疲れているのに眠れない
このような症状が出ていれば、育児ノイローゼかもしれませんね。
私自身も娘を子育て中に、育児ノイローゼを経験しました。
出産でボロボロの身体のまま始まる育児。
自分も睡眠不足や疲労で余裕がなく、イライラしてしまったり、泣けてくることもありました。
母親なんだから弱音を吐いてはいけないと思い、ただただ我慢しながらの育児をしていたあの時は、毎日辛かったです。
あなたもこの様な状態が続く場合は、身体からの危険信号かもしれません。
このまま深刻な育児ノイローゼ状態になってしまわないために、どうしたらいいのかをご紹介します。
育児ノイローゼはどこに相談したらいいの?
すでに育児で辛いと思っていたり、感情のコントロールができなくなってしまっている場合に1番大切なことは、周りに相談することです。
- 自分の子供なのに育児が辛いなんて、おかしいと言われるんじゃないか
- みんなできているのに、なぜ私にはできないんだろう
- こんなことで悩んでいるの?と思われたらどうしよう
こんな風に考えてしまい、なかなか相談することができない。
そもそも誰に相談したらいいのか、相談できる相手がいないこともあると思います。
身近な人にほど自分の弱っている姿を見せられないこともありますよね。
そんな時に活用できるサービスがあります。
子育てホットライン ママさん110番
日本保育協会が運営しています。
子育て全般の悩みを相談することができるので、誰に相談したらいいのかわからない時にも便利です。
電話番号:03-3222-2120(無料)
相談時間:平日 10:00〜12:00 13:00〜16:00
子育て・思春期・更年期 女性のあらゆる相談室
日本助産師会が運営しています。
育児に限らず、女性ならではの悩み全般の相談ができます。
産後の不調なども相談しやすいです。
電話番号:03-3866-3072
相談時間:毎週火曜日 10:00〜16:00(祝祭日及び、お盆休み•年末年始は除く)
小児救急電話相談
厚生労働省が運営しています。
休日や夜間に子供の急な怪我や病気の対処法に困ったときに、お医者さんや看護師さんがアドバイスをくれます。
電話をすると自動で各都道府県の相談窓口に転送されます。
電話番号:#8000
相談時間:確保都道府県による
赤ちゃんとお母さんの栄養や育児の相談
株式会社明治が運営しています。
栄養士さんが母乳や離乳食などの赤ちゃんの食事についての相談にのってくれます。
電話番号:0120-035553(フリーダイヤル)
相談時間:平日 10:00〜15:00(第3火曜日、祝祭日、年末年始を除く)
エンゼル110番 「育児に関する無料電話相談
森永乳業株式会社が運営しています。
妊娠中から小学校入学前までのパパ、ママの相談にのってくれます。
電話番号:0800-5555-110(フリーダイヤル)
相談時間:月曜日〜土曜日 10:00〜14:00(祝祭日、年末年始を除く)
電話相談だけでも多くの相談窓口があります。
この他にも自治体独自の相談窓口を設けているところもありますので、自分の住んでいる地域にもあるのか調べてみてもいいと思います。
誰かに悩みを話すことは勇気が必要なことかもしれません。
ですが思い切って話してみることで、今より気持ちが楽になることがあります。
保健師さんや栄養士さん、助産師さんなどの専門家に相談することで、具体的な解決策も提案してもらえるのではないでしょうか。
あなたの育児ノイローゼレベルは?
まだ相談するほどじゃないと思うあなたは、まず自分の状態を確認してみましょう。
症状を引き起こす原因が育児である育児ノイローゼは、子育てをしている限り、いつ誰がなってもおかしくないのです。
次のうちいくつ当てはまるかであなたの今の状態を把握してみましょう。
- 些細なことでイライラする
- 子供が可愛いと思えない
- 子供に笑いかけることができない
- 無意識のうちに涙が出る
- 眠れる状況なのに寝られない
- 自己嫌悪に陥る
- やる気が起きない
- 出かけるのが億劫
- 誰にも会いたくない
- 前まで大好きだったものに興味がなくなる
0〜1個当てはまる
今のところ育児ノイローゼの心配はありません。
ストレスを上手に発散しながら、子育てを楽しみつつうまくできているのではないでしょうか。
2〜4個当てはまる
深刻ではありませんが、少し育児ノイローゼ気味かもしれません。
今のうちから予防に取り組み、育児ノイローゼを防ぎましょう。
5〜7個当てはまる
育児ノイローゼになりつつあるかもしれません。
これ以上の悪化を防ぐ対策に取り組む方がいいかもしれません。
8〜10個当てはまる
育児ノイローゼであると判断してもいい状態です。
できるだけ早く改善に取り組んでいきましょう。
診断結果はどうでしたか?
まずは自分の現状を知ることで、これからどうすれば改善していけるのかを考えるヒントになりますよ。
なぜ育児ノイローゼになるのか
育児中は常に子供優先。
ママは自分の睡眠時間や自分の時間を確保することができずに、体力的にも疲労が蓄積されていきます。
子供の命を預かっているプレッシャーも拍車をかけて、常に気を張っていなければなりません。
イヤイヤ期であれば、
服を着るのもイヤ、寝るのもイヤ…何をするのもイヤで、言うことを聞いてくれないので、こちらもイライラしてしまいますよね。
ストレスや疲れが溜まっていることに自分でも気づかないまま、頑張り続けて育児ノイローゼになってしまう。
気づきながらも周りに助けを求めることもできず、育児ノイローゼに繋がってしまうこともあります。
育児ノイローゼの根本的な原因は、ママが1人で育児を担って、全てを抱え込んでしまうことなのではないでしょうか。
育児ノイローゼになりやすい人
先程の育児ノイローゼ診断で深刻な状態ではなかった場合も、
今後症状が悪化して、育児ノイローゼになってしまうことがあるかもしれません。
そこで育児ノイローゼになりやすい人の特徴を知って、予防に繋げていきましょう。
完璧主義の人
完璧主義の人は、どんなことも妥協を許さないので、余裕がなくなりがちです。
私も完璧主義なところがあり、子供の離乳食にこだわり、なるべく手作りしていました。
ですが、子供は離乳食を毎回完食してくれるわけではありません。
元々あまり食べない子もいますし、その日の気分や味の好みで食べてくれないこともあります。
そんな時に、一生懸命作ったのに食べてもらえないもどかしさ。
なぜ食べてくれないのか…何がダメなのか。
1日の決められた量を食べさせないと…と毎日の離乳食がストレスでした。
こんな風に何事も完璧にしないと!と思う人ほど自分を追い詰めてしまい、育児ノイローゼになりやすいです。
パパが非協力的な人
どうしても育児は、ママが中心でおこなう事が多く、ママ自身も自分がしなくちゃいけないと一人で抱え込んでしまいがちです。
毎日仕事を頑張ってくれているパパには、なかなか頼ったり任せたりすることを疲れているところに申し訳ないな…と遠慮してしまったりします。
そんなときに、パパ自身も非協力的だと、相談もしにくくなってしまいます。
誰にも相談できずに1人で悩みを抱えてしまった結果、育児ノイローゼになってしまう人も多いのです。
私も離乳食について知識のない夫に
「最近離乳食あんまり食べてくれないんだよね…」
と相談したところ、
「へぇ〜、なんでだろうね」
という答えしか返ってきませんでした。
夫は離乳食と言っても、何を食べさせているのかも知りませんし、離乳食を食べてくれなければ何がダメなのかもわかりません。
1番身近にいる夫に相談しても、こんな返答なら相談しても無駄だと思ってしまいます。
それからは相談することをやめ、自分1人で悩み、考えるようになりました。
周りに相談できる人がいないのは、不安感も増すのでストレスの要因になります。
人に弱みを見せたがらない人
プライドが高く弱みを見せられない人は、一見何の悩みもないように振る舞うので、周りも気付きにくいので要注意です。
どんなに辛いと思っていても、周りにそれが言えない。
- そんなことで悩んでるの?と思われたくない
- 相談することで周りに迷惑をかけるんじゃ…
- 悩んでいることを知られるのが恥ずかしい
いろんな理由で弱味を見せられない人がいます。
私も心配をかけたくないと思ってしまって
「大丈夫?」
と聞かれると
「大丈夫!」
と答えなければいけないと思ってしまっていました。
心の中では助けて欲しいと思っていても、口に出せない人もいます。
育児ノイローゼの予防と解決策
育児ノイローゼにならないためにはどうしたらいいのか。
1番は悩みを誰かに相談することですが、他にも併せて行うと有効な方法があります。
完璧主義をやめる
完璧主義は自分でも気づいていないことがあります。
- こうしなくちゃ!
- こうでなければ!
- 本にはこう書いていた!
まずは、このように考えることをやめてみましょう。
子供が今日も、安全に元気にしている。それだけでOK!
そう思うようにすると少しは気持ちが軽くなるのではないでしょうか。
全てのことを完璧にこなそうとして辛い顔をしているよりも、うまく楽をして笑顔でいることが子供もきっとうれしいはずです。
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1人の時間を確保する
育児に疲れた時は、休養することも必要です。
ママ業は、365日24時間フル活動です。
それを休憩もなしに続けていたら誰だって疲れてしまいますし、いつかは倒れてしまうかもしれません。
そうなってしまってからでは遅いです。
子供をパパや祖父母に預けて、1人になれる時間を作ってみましょう。
身近に頼れる人がいない場合には、一時預かりなどのサービスを利用してみてもいいです。
その紹介をしている記事があるので参考にしてみてください。
【育児を休みたいけど休めないママ必見】肉体的・精神的別の休む方法
解決法を試してみても、状態が改善しない場合は、1人で抱えこまずに冒頭の相談先に相談してみてください。
育児ノイローゼは誰もがなる可能性があり、恥ずかしいことは一切ありません。
ノイローゼになると、あなただけでなく、子供にも悪影響がありますよ。
お子さんのためにも早めに対策を。
まとめ
ママの人生で長い時間を費やす育児期間を、辛くてしんどいものにしてしまわないために
- 誰かに相談する
- 完璧主義をやめる
- 1人の時間を確保する
この中からまずは自分にできそうなことから、取り組んでみてください。
育児は大変ですが、我が子の成長を間近で見ながら一緒に過ごせる大切な時間です。
その時間を楽しく、幸せな時間にできるといいですよね。