ワンオペ育児に休みなし!?多忙なママの心と身体に休日をつくるには
育休が始まると、思っていた以上に休みがなくて辛いですよね。
仕事が休みの日でも、ママは家事をしながら四六時中子供と一緒で休む暇などありません。
それなのに、夫は「休日くらい休ませて」と遅くまで起きてこなかったり、趣味に時間を使ったり…
とはいえ、もちろんママにだって休日はほしいものです。
お休みを作るためには、どのような工夫をすればいいのでしょうか?
まずはパパの参加を促そう
ママが心置きなく休むためには、まず誰かが子供を見てくれなくてはいけませんよね。
その筆頭候補は言うまでもなくパパ。
いつも一緒に暮らしているのだから、参加してもらわない手はありませんよね。
しかし、パパは休みの日くらいゆっくりしたいと考えています。
ではママには休みはないのでしょうか?
ほとんどのママが、それでは不公平だと感じるでしょう。
まずはパパに育児参加の意識を持ってもらうことから始めなくてはなりません。
パパがママと比べて育児への意識が低いのはなぜ?
例えば週休二日なら、一日はパパにもゆっくりしてもらって、もう一日はママに休ませてもらう。
家事にそれぞれの役割を決めて分担する。
そういったことについて、まずはパパと少しずつ話し合って決めていく必要があります。
「そんなことわざわざ話さなきゃわかってもらえないの?」
「パパも親なんだから、最初からそれくらい当たり前にやってほしい…」
そんな風に感じるでしょうが、それはママならではの考え方かも知れません。
ママは妊娠した時からずっと、新たな命が生まれた感覚を実感として持ってきました。
しかし妊娠することができないパパにとって、赤ちゃんはある日突然現れるもの。
赤ちゃんが小さいうちは、父親はまだ実感に乏しいのが現実なのです。
いきなり「やって当たり前でしょ!」という態度で臨んでも、ケンカになるばかりなのではないでしょうか?
そこにはこういった認識や実感のズレが、前提として潜んでいるのかも知れませんね。
いわばママは妊娠期間の分だけパパより先輩。パパは右も左もわからない新米なのです。
そう考えると少しはイライラも減って、前向きな話し合いができるのではないでしょうか。
ゆっくりと腰を据えて話し合っていく必要があるでしょう。
道のりは長いかも知れませんが、育児は夫婦の絆をより一層強くするための試練でもあります。
お互いにとって良い選択肢を模索していくこと自体が、より深い家族の絆を作っていくでしょう!
夫婦ともにストレスなく協力するには?
ママもパパも公平にリフレッシュするには、やはり一人の時間が必要です。
ここで大切なのは、「一緒にやる」のではなく「分担する」という形を目指すこと。
そうすることでお互いに一人の時間をつくることができますし、
一緒にやると家事も育児もそれぞれにこだわりや譲れないところが出てきて、逆にケンカになってしまうことも。
まずは一緒にやってみて終始楽しくできるならいいのですが、だいたいパパは「こうやった方が早いじゃん」などと言ってくるものです。
「今までやろうともしなかったくせに、いきなり私にダメ出しですか⁉」
とママは怒ってしまうこと請け合いです。
かといって何から何まで指図されると、パパもパパでイラついてしまうでしょう。
家事や育児を一緒にやってみたけど、逆にケンカが増えてしまった…
そんな場合は、「洗濯はパパ、洗い物はママ」あるいは「今日はパパ、明日はママ」など、
ハッキリと分けて分担する形を目指す方が良いでしょう。
そして大切なのは、お互い相手のやることは割り切って任せてしまうこと。
「これは自分がやるけど、やり方には口出ししないでね」というルールをお互いに守りましょう。
私も最初はパパがこれでもかと洗濯機をパンパンにして回すことや、掃除の仕方ひとつとっても気に食わなくていちいちイライラしていました。
ですがお互いに割り切ってからはストレスなく任せられて、夜パパが台所を片付けている間など、安心して睡眠を取れるようになったんです!
それを考えると、少々やり方に違いがあっても気にせずやってもらった方が断然ラクですよ。
パパが見れないときは
パパの育児参加意識が育っても、パパもいつでも見られるというわけではありません。
しかし、パパが仕事の間も子供を預かってくれる先があれば、ママは一人になることができますよね。
一人でお出掛けしたり、お友達に会ったり、たまには一人でお布団を占領して、大の字で寝たい…
確かにママにもそんな時間が必要です。
そんな時に考えられる選択肢として、
- 実家に預ける
- ファミリーサポートを利用する
- ベビーシッターを呼ぶ
といったことが考えられます。
まず現実的で最も安心なのは、どちらかの実家に預けることでしょう。
しかしそれ以外にも、複数の方法を確保しておくのがベターです。
その方法としてとても有効な、ファミリーサポートとベビーシッターについてご紹介します。
ファミリーサポートセンター
ファミリーサポートセンターとは、保育所とは別に各自治体が運営する互助機関のこと。
その会員は一般の市民であり、「育児に協力したい会員」と「依頼したい会員」が所属しています。
ファミリーサポートセンターの協力会員には、保育士と違って資格などが必要ありません。
職業として子供を預かる所と比べて非常に安価に利用できますし、協力会員には子育てを終えて時間ができた世代が多く、子育てのプロ集団とも言えます。
わずかな報酬でも子育てに協力したいと名乗りをあげる人たちですから、ノウハウがあり信頼できる人が多いでしょう。
ファミリーサポートセンターは全国の自治体にありますので、お住いの地域の情報を調べてみましょう!
ベビーシッター
こちらは民間の企業が運営するサービスで、利用料金も時間に応じて明確に決められています。
預けるというより「来てもらう」スタンスなので、子供を自宅で見てもらえるという安心感がありますね。
保育所と比べて見てもらえる年齢の幅が圧倒的に広く、子供の世話だけでなく基本的な家事を代行してもらえる場合もあります。
事業所によって様々ですが、ファミリーサポートと比べるともちろん高い料金がかかります。
ただしそれだけに、安定したサービスを気兼ねなく受けることができるのが魅力ですね。
また、保育所の場合、子供が病気のときはどうしても親も一緒に仕事を休む必要がありますよね。
しかしベビーシッターなら自宅に来てくれて、なんと病児の療養をしてくれるサービスも。
幅広くママの仕事をカバーしてくれる、心強い味方なんですよ!
休憩時間を作る家事時短術
休日をつくることの他にも、子供が寝ている時などに上手に息抜きする方法もあります。
まずはあなたの1日の家事を思い返してみましょう。
大体のことが大きく分けて炊事・洗濯・掃除の3つに分類できるのではないでしょうか。
「ラクをするぞ!」と決めてしまえば、ここは案外見直せるポイントがたくさんあります。
それぞれにかかる平均時間を参考に、具体的にどれくらい時間が削れるのかシミュレーションしながら見ていきましょう!
総菜や出前を選ぶ 短縮時間:約20分~1時間30分
近年、テイクアウトや出前サービスはかつてないほど充実していますし、
出来合いのものや飲食店でもきちんと栄養バランスが考えられたものが多くあります。
レトルトの離乳食や子供向け食品も、オーガニックや無添加にこだわったものなどいくらでも目にしますよね。
料理を作ることには、一日平均1~2時間、夕食だけでも平均45分前後かかっているようです。
例えば昼食を出前にしたり、夕食のメインをお惣菜にするだけでも20分~30分程度は節約できるでしょう。
さらにネットで取り寄せれば、買い物にかかる時間まで短縮できてしまうのがポイント!
買い物時間を削る最たるものとしては、コープのような食材注文宅配サービスがあります。
毎週届くチラシから食材を選んで注文すると、全て自宅まで届けてくれます。
あなたがスーパーに行って買い物して帰るまでの時間を想像してみて下さい。30分~1時間、週2回ほどでしょうか。
コーヒーを淹れたり、お気に入りの動画を観たり…。結構、何でもできると思いませんか?
料理の時短についてはこちらの記事でも深掘りしてご紹介しているので、是非参考にしてみて下さい!
家電に頼る 短縮時間:トータル約1時間50分
いまや多くの便利家電が開発されていて、非常に便利な世の中です。
家電を買うのには確かにお金がかかってしまいますが、大切なのはお金<時間。
例えば1万円の家電を買うことで、これから数年、毎日たった10分でも家事が短縮できたとしたら、十分にその価値はあると思いませんか?
せっかく便利な世の中なんですから、お金も出すところは出して、家電に甘えてしまいましょう!
私がオススメしたいのは次の3つ。家事時短の三種の神器と言えるでしょう。
食器洗い乾燥機 短縮時間:約1時間15分
参照元:Panasonic公式サイト
「お皿を洗って乾かしてくれる」ってすごいことだと思いませんか?
台所に、いつでも文句を言わずに食器洗いをしてくれるお手伝いさんがいてくれるのと同じです。
私はもう、これ無しでの育児には戻れません。
しかも食洗器は、普通に食器を洗うのに比べて3分の1以下、場合によっては6分の1以下の水で仕事をしてくれます。
水道代が安くなり、ランニングコストが低いのも魅力ですね。
家事の中でも手間が多く時間もかかるのが食事の後片付けですよね。
一回の食器洗いにかかる時間は、一般的に25分前後といわれます。
つまり25分×3食=1時間15分もの時間が毎日短縮できることになります!
しかも食事の後はちょうど子供がお昼寝する時間。私はその間に後片付けをしていました。
ここが短縮できるだけで、生活がぐっと楽になりましたよ!
【Amazon】iimono117 食洗機 食器洗い乾燥機 工事不要 ¥25,800税込み
洗濯物乾燥機 短縮時間:約25分
次に思い付く家事といえば洗濯でしょう。
一口に洗濯といっても、本当に手間がかかるのはむしろ洗った後、干すという行程ではないでしょうか?
しかも子供服は細かいし、保育所通いならお着替えの量も相当なものですよね。
その「干す」という仕事がきれいさっぱり消えるのがこの洗濯物乾燥機。
他にも私が導入して良かったと思うのは、外に干さなくてもいいということ。
以前は天気を気にして、外出中も雲行きが怪しくなるとそわそわしていましたし、
部屋干しするにも場所や湿気、匂いも気にする必要があり、洗濯は割とストレスになりやすい家事でした。
乾燥機を導入してからは、それらの心配事が全て解決。
精神的にもラクになったのがすごく嬉しいですね!
洗濯物を干すのにかかる時間は一般的に3人分で10分ほど。小さい子供がいると15分ほどになるでしょう。
さらに取り込むという行程も不要になるため、外に洗濯物を干している家庭では両方で20分~25分ほど短縮できそうですね。
これで毎日、さらに25分の家事時間を短縮できることになります!
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お掃除ロボット 短縮時間:1日あたり約10分
これは言わずもがな、床のお掃除くらいならもはや一般家庭でもロボットにお任せできる時代です。
私が小さい頃はSFの世界でした。ママじゃなくても「いいなぁ…」と思っていましたが、今や現実。
スマホと連動してお掃除の予約までできてしまうくらいは、割と当たり前なんです。
しかもこういったものが世に出始めた頃と比べて、かなり安価に手に入るようになってきました。
まさに技術革新。あなたのお宅にもイノベーションを起こしてみませんか?
床の掃除にかかる時間は1回でおよそ15分程度。
これは毎日ではないでしょうが、今日はキッチン、今日は脱衣所とこまめに利用すれば1日あたり10分前後は短縮できるでしょう。
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トータルするとこんなに休める!
以上に挙げたものを全て合わせると、なんと1日あたりだいたい2時間20分~35分もの時間を節約できることになります!
これだけ時短できれば、子供が寝ているときくらい、ママがゆっくり休んでも家庭に支障はないでしょう。
しかし、大切なのはリフレッシュしたらちゃんとそのぶん子供に愛情を注いであげること。
あくまでも育児に向かうモチベーションアップ、セルフマネジメントのために使ってくださいね!
まとめ
ママだって休みが欲しい。それは誰もが思うことです。
その気持ちを素直に受け入れてあげることであなたが笑顔でいられるなら、誰にとってもそれが一番いいはずです。
何もかも1人でやろうと思うと疲れてしまい、育児に対するモチベーションも失ってしまうかもしれません。
上手に手を抜いてリフレッシュする時間を作ることで、ママの負担も軽くなります。
そしてそうすることで、また頑張ろうという気持ちにもつながりますよ。
自分のためだけでなく家族みんなのために、是非時間を賢くやりくりして、一息ついていきましょう!