「もう離婚したい」にちょい待ち!産後クライシスと上手く付き合う方法
育児が始まると、生活ががらりと変わります。
育児で、毎日が大変な日々を送っているママに対して、
そこまで大きく変化がないパパに、苛立ちや羨ましいと思ってしまうことがありませんか?
昔と比べると男性も育児に参加するようになっているとは思いますが、まだ育児は母親がするものと思われていると感じることもあります。
今までの生活に変化もない、なにも変わってくれないパパ。
その姿を見て、ママは「この人とは、育児したくない…」と感じ、離婚をしたいと思うことが増えると思います。
それは、もしかしたら「産後クライシス」になっているかもしれません。
今、夫婦の危機により、離婚を考えてしまっているママに、ほんの少し先の未来にいる私からこれからのことを考えるヒントをお話します。
産後クライシスとは?
産後クライシスは、出産後2年以内に夫婦の愛情が急激に冷めることを言います。
まだ、育児に慣れていない第一子の出産直後に起こりやすい現象です。
産後クライシスが改善されずに、ズルズルと解決を延ばしてしまうと、愛情が冷めたことが原因で、離婚に発展する夫婦は年々、増加しています。
産後クライシスと離婚は大きく関わっているということになりますね。
産後クライシスの特徴
ママは出産したらすぐに育児はスタートし、一歩間違えれば、子どもを死なせてしまうという責任感や緊張感があります。
一方、パパは子どもが産まれても、通常どおりに会社に行って、日常的に変化があまり見られません。
子育てや家事はママに任せっきりになってしまい、育児をしないパパに子どもを任せていいものか?と不安になります。
その結果、パパは子どもがとても可愛いけど、ママはイライラ、ピリピリ…。
パパはママとどう接していいかわからなくなってしまい、
ママはパパへの不信感やストレスが蓄積されてしまいます。
この状況が続くと、お互いが愛情に冷めてしまい、ママは「パパがいなくても、大丈夫。」と思い、パパは「もうこの空気が嫌だ」と思ってしまうのです。
産後クライシスによって、離婚を考えてしまう原因
産後クライシスによって、離婚を考えてしまっているママは増えてきています。
離婚まで考えてしまうことは、日頃の積み重ねで起きることだと思います。
子どもが産まれたことにより、パパへの愛情が子どもに行くことはわかりますが、なぜそのような状態になってしまうのか?
離婚を考えている方の原因をいくつかお話します。
子ども中心の生活になる
子どもが産まれれば、母親である自分が中心となって、一生懸命育児をするようになります。
でも、子どもは言葉を喋らない、夜泣きもします。
そして、自分でご飯を食べたり、おしめの交換も自分ではできません。
今まで以上にやることはたくさん、ママにはあります。
自分の自由に使える時間や自分の睡眠が取れない、ご飯も食べられないことだって、日常茶飯事。
そのイライラを子どもにぶつけてしまうママもいますが、大抵は夫であるパパにぶつけてしまいます。
夫のちょっとした言動にイライラが爆発ってこともあると思います。
なんで自分だけこうなってしまうの?
とパパを見ていて、考えてしまうこともあります。
夫婦間の育児への負担が違う
日中は、パパは仕事でママは1人で子育てをしています。
毎日、やることがたくさんなママ。
やることに追われながらも育児をこなさなければいけません。
育児への不安がつのるのに、パパは仕事…。
仕事から帰ってきたパパは、ご飯を食べて、一人くつろぐ。
なんで私はこんなに大変なのに、あなたは仕事しかしないで、育児や家のことをしないの?
とイライラや不安をぶつけて、夫婦喧嘩になることもあります。
パパがいなくても、育児はできるとママは思ってしまうのかもしれません。
育児に協力しないパパに苛立ちを感じる
パパが育児に協力しないことで、ママへの負担は増え、産後クライシスは引き起こします。
育児は夫婦ですることです。
ママだけが1人でする理由なんてありません。
仕事が忙しい、休日ぐらい休ませてなどの言葉は育児をしない理由にはなりません。
この言葉はママへの苛立ちの悪化にも影響します。
こういった育児に非協力的なパパのせいで、夫婦仲が悪くなってしまうのです。
産後クライシスでも離婚を回避するには?
産後クライシスになったからと言って離婚をする必要はありません。
ママは、ホルモンバランスによって起きていることが多いです。
なので、産後クライシスを無くすのではなく、上手く付き合うことが離婚回避につながります。
ママができる、離婚を回避するにはどうすればいいのか?をお話しますね。
自分に言い聞かせる
初めての育児で上手くいくことなんてありません。
完璧に育児をこなさなくても大丈夫ですよ。
そして、時にはイライラをしますよね?
その時は自分に
「このイライラはホルモンバランスのせい」や「イライラするのは、子どもやパパのせいじゃない」
と言い聞かせると、自然とイライラはおさまりますよ。
自分だけではなく、先輩ママも産後クライシスは通ってきた道なので、
このイライラを割り切ることも必要ですよ。
パパを褒めて、頼る
子どもが産まれると「全部自分が頑張る」と頑張ってしまうママはいます。
初めての育児だと余計に頑張ってしまいますが、育児は1人でするものではありません。
パパを頼り、協力していくことで頑張りすぎず、パパとのコミュニケーションにもつながりますし、パパの育児スキルがアップします。
褒めることは、イライラしているママには難しいかもしれません。
手伝ってくれているのに、自分の思っていることと違うことをするパパに、ついカッとなって、「それ、違う!」と言ってしまうこともありますよね。
でも、育児を一生懸命しているパパを見守ってあげてください。
パパだって、試行錯誤をして、育児を頑張ってくれますよ。
そして、絶対に「友人のパパ」とは比べないようにしてください。
友人のパパは友人のパパであって、自分のパパは自分のパパです。
お願いしたあとにママからパパへ「手伝ってくれて、ありがとう」の言葉を忘れずに!
そうすれば、育児に協力しないパパでも嬉しくなって、育児に参加するようになります。
それでもパパにストレスしてしまう時には、こちらの記事を参考にしてみてください。
育児で夫にストレスを感じるあなたへ!向き合うコツと絶対にやってはいけないこと!
困ったときは必ず伝える
育児で困ったことがあっても、1人で解決しようとするママはいます。
でも困った時こそ、パパに伝えるといいですよ 。
言葉で伝えないと現状がもっと最悪なことになってしまうことも…。
言葉で伝えないとわからないことは、たくさんありますよ。
なんで私が思っていることをわかってくれないのだろう?と考えるよりは伝えることをしっかり話すとスッキリしますよ。
お互いがお互いの気持ちなどはわかりません。
しっかり伝えることにより、今よりも夫婦関係は良くなると思います。
ただ、伝える時にイライラをぶつけること、きつい言い方をしないように気を付けてくださいね。
子どもを預ける
24時間365日、子どもと一緒にいるママ。
負担は大きいと思います。
たまには、子どもをパパに預けて、1人で出かけることで気持ちはかなり楽になりますよ。
自分の気分転換になるし、パパの育児スキルがアップします。
パパが難しい時は親に預けてもいいです。
親も孫を見れるので、喜んでくれますよ。
一人で出掛けることで、育児で辛くなった時の逃げ道を見つけられるかも知れません。
頭の中が嫌なことばかりでは、なにをしても辛く、嫌になると思いますので、1人になる時間も大切だと思います。
番外編 パパにできる離婚回避とは?
この記事はママ向けに書いてますが、もしかしたらパパが読んでいることもあるかもしれないと思い、番外編としてパパにできる離婚回避のためにできることをお伝えします。
産後クライシスは、ママの出産後のホルモンバランスに大きな原因があるでしょうが、パパにも努力できることはあります。
お仕事でお疲れで育児まで手が回らないと思うパパはいると思います。
でも、1つでもいいので、ママへの気遣いをしてあげることによって、今よりも夫婦仲の悪化は減りますよ。
こういうものだと受け入れる
ママがイライラしているとどうしても気になりますし、家にいても居心地が悪いと感じますよね。
でも、受け入れることも大切です。
自分だけではありません。
ママの言葉がきつい時だってありますが、決して反論や言い訳をせずにしましょう。
少しずつママの育児への大変さを理解していこうとすれば、自分にもできることは見えてくるはずです。
パパは懐の深いところを見せましょう。
パパにもできることを探す
育児に家事と全てを任せっきりにしてしまうとママの不満は蓄積されます。
自分ができることを探してみましょう。
ママが子どもに手が掛かりっきりになっている時は家事を、家事に手が掛かりっきりになっている時は育児を、とできることはあります。
子どもを散歩に連れていくこともママにとっては大助かりです。
決して、「手伝おっか?」や「協力するよ」などの言葉をかけてはいけません。
「手伝うってなに?協力するってなに?あなたの子どもでしょ!」と言われてしまいます。
ママはちょっとしたことでも育児に協力してもらうと助かりますし、夫婦で協力をしていると思い、イライラも軽減されますよ。
まとめ
産後クライシスを2人で乗り切れれば、これから先も夫婦がぶつかる壁にも立ち向かえるようになりますよ。
きっと、今まで以上に夫婦の仲は深まるのではないでしょうか?
ママとパパが仲良くしていてほしいと子どもは思ってます。
喧嘩ばかりや言い争うをしているところを子どもが見た時には、とても悲しくなりますよね。
育児は、正解というマニュアルはありません。
そして、育児は1人ですることでもなく、協力をして子どもを育てていくものです。
出産をして、ママにもなりますが、パパだって、産まれた瞬間からパパです。
お子さんは、お二人の子どもですよ。
それを忘れないでください。
これからの子どもの成長をママとパパで見守って、嬉しいことは共有していきましょう。
赤ちゃんと一緒の生活で、育児から逃げ出したいという気持ちになると思います。
毎日の育児、お疲れ様です。ママが頑張っていること、irohaはわかってますよ。
辛いことや大変なこと、さまざまな悩みや不安がありますが、楽しい育児を送ってもらえるように、サポートしていきます!