出産は交通事故と同じ!?育児に集中できないなら無理せず産後ヘルパーを利用してみよう!
産後の過ごし方で、心と身体の状態は大きく左右されます。
交通事故に遭ったと例えられることもあるくらい、出産後はボロボロの状態になります。
私は長女を出産時に里帰り分娩はしませんでした。
しかし退院後も夫は育休取得できず、仕事は朝早く帰りは遅かったので、すぐにワンオペ育児が始まりました。
育児に手一杯で家事も溜まっていき、頼れる人もおらず精神的に辛くなり、最終的にうつ病になってしまいました。
その後は母と妹にサポートしてもらい、徐々に回復していきました。
産後は心身ともに、とても不安定な状態だと思い知らされました。
そんなとき、母から「こんなものがあるよ、使ってみたら?」と教えてもらったのが産後ヘルパーです。
少しでも育児が楽になりたいという思いで、利用してみることにしました。
結論として、私は産後ヘルパーを利用してメリットだらけでした!
産後ヘルパーとはどんなサービスなのか、どんなメリットがあるのか紹介します。
産後の育児がうまくいかず、辛いと思っているママは、産後ヘルパーの利用で気持ちが軽くなれるかもしれません。
産後ヘルパーとは?
産後ヘルパーとは、ママが身体を休める時間を確保し、赤ちゃんの世話だけに専念できる環境づくりをサポートしてくれます。
家事や育児はもちろん、上の子の世話やお手伝いをしてくれます。
利用するにあたり、こんな方におすすめです!
- 里帰り出産せず、初めての出産・育児に不安がある
- 産後いきなりワンオペ育児で家事まで行き届かない
- 2人目の出産で上の子を見ながらの育児が困難である
一般的な家事代行やベビーシッターとの大きなサービスの違いが以下の通りです。
- 母乳量や乳腺炎の乳房管理
- 沐浴や授乳の育児指導
- 母体の回復のための支援
産後すぐの育児は、社会との繋がりも薄れ、家に閉じこもりがちになるため、孤独を感じやすいです。
このようなサポートが受けられると「1人じゃないんだ」と安心でき、精神的に安定していきます。
産後ヘルパーの選び方
産後ヘルパーには民間サービスと地方自治体サービスで分かれています。
私は比較した結果、民間サービスを利用しました。
その理由も後ほどお話します!
利用できる期間や方法、金額が異なるので、自分に合ったものを選択しましょう。
自治体によってサービス内容が異なりますので、住んでいる地域のHPを調べてみてくださいね。
産後ヘルパーを利用できる期間
- 民間の場合…1日1回利用時間は9:00〜17:00のところが多いが、なかには夜間対応あり 利用に制限は少なく、妊娠中から利用できる産前産後のプランもある
民間の場合は企業ごとに、利用時間やプランなど様々あるので、選択肢が多いです。
企業によっては追加料金が発生しますが、夜間対応をしてくれます。
- 自治体の場合…1日1回利用時間は9:00〜18:00 自治体によっては宿泊施設で1泊2日のショートステイ型もある 対象者・利用回数に制限がある
私の住んでいる東北地方の自治体を例に挙げると、産後1年以内のママを対象としており、利用回数は20回までと決まっています。(多胎児の場合は30回上限)
産後1年以内であることや、利用に制限が決まっている点はやや不便に感じますよね。
※同じ県でも市によって利用回数上限や時間が異なります
利用料金は?
- 民間の場合…1時間2,500〜6,490円程度
- 自治体の場合…1時間300~1,000円前後
利用料金をみると大きな違いがでてきますね。
対象者や利用回数が制限されている分、自治体はリーズナブルです!
申し込み方法
- 民間の場合・・・電話または、Webで相談・申し込み 企業により、事前に自宅訪問してプラン作成後サービス開始
なかにはWeb登録後すぐに空きのあるヘルパーを探して予約することもできます。
すぐにかけつけてほしいママにはとっても助かりますよね!
- 自治体の場合・・・住んでいる市区町村の保険福祉課へ連絡 育児支援の状況や体調面など伝え、保健師等が支援プランを一緒に作成する。
出産前から申請は可能ですが、利用の決定までは1ヶ月かかります。
(自治体により差はあります。)
里帰り出産ができない、夫が育休取得できないので頼る人がいないとわかっている方は、事前に申請することをおすすめします。
しかし、私のように産後体調を崩してからでは、1ヶ月も待っているのは辛いですよね。
なので、私は民間サービスを受けることを決めました。
利用して感じたメリット・デメリット
それぞれどのようなことがあげられるかまとめました。
メリット
- 話し相手ができ、孤独な育児から救ってくれる
- 休息でき、育児相談ができるので、身体的、精神的に安定する
- 片付いた部屋でおいしい家庭料理が食べられる
先程もお話しましたが、育児は孤独との闘いでもあります。
そんなときに、自分の母のような存在の人が近くにいてくれる安心感ははかりしれません!
また、育児中はまともに料理を作る時間と気力がないですよね。
ヘルパーさんの作ってくれる栄養満点の家庭料理を食べたときは、頼んで良かったと感動しました。
食べたいものや好みの味付けなど事前に伝えておくと希望通り作ってくれますよ!
デメリット
- 慣れるまで気を使う
- 費用が高い
家は家事が行き届かず散らかり、産後で心身ボロボロな状態で、初対面の人を家にあげるのは、慣れるまで気が張り、緊張しました。
ですがそこはプロの方なので、すぐに会話や雰囲気で安心できる空間になりました。
費用はそれだけの価値があるものの、自治体の金額を知ってしまうと、やはり高いと感じてしまいますね。
民間ヘルパーおすすめ3選
民間でおすすめの産後ヘルパー3社を紹介します。
KIDS LINEー産後ドゥーラー
料金:1時間あたり2,000〜3,000円(ヘルパーの能力により料金が異なります)
20時以降は1時間あたり追加料金300〜1,000円発生します
前日キャンセルより支払い予定額100%負担
利用について:夜間対応あり WEB登録後、ヘルパー紹介一覧より希望のヘルパーの予約を取る
ベビーシッターサービス事業を行っているKIDS LINEの産前・産後のサポートに特化しているサービスです。
HP上でヘルパーを顔写真付きで紹介しており、経歴と対応可能な手伝い内容がわかります。
なので、自分で希望したヘルパーさんを選択することができ、また次回頼むときも同じ人を指名することができるのがメリットです。
ニチイー産前産後サービスー
料金:週1回以上の定期プランの場合、1時間あたり2,860〜3,960円
不定期に1回利用のスポットプランの場合5,500〜6,490円
延長料金は30分ごとに一律1,320円
前日17時以降は支払い予定の100%キャンセル料負担
定期プラン契約の方が断然お得です!
利用について:24時間対応。 電話またはWeb申し込み後、自宅訪問にて見積・契約し、後日希望日程にサービス開始
ニチイは医療関連事業・介護・保育など総合的なサービスを提供している会社です。
なんとニチイは離島や山間部を覗いて47都道府県全国展開しています!
自治体によっては産後ヘルパーサービスがない場合もあるので、お住まいの地域にもあるかもしれません。
家事の他におむつ交換や授乳の補助など初めての育児の寄り添ってサポートしてもらえます。
産後ヘルパー株式会社
料金:1時間あたり3,000〜4,000円(平日・土日祝で金額が異なります)
※産後ケアサービスは基本プランが1日6時間〜平日5日間
延長料金は1時間ごとに3,500〜5,000円
ヘルパー訪問日程決定後キャンセル料50%、2日前より支払い予定の100%負担
利用について:利用時間は9〜17時 産前にWeb申込み後、出産後の退院に合わせてサービス開始する
産後ヘルパー株式会社は、日本で初めて産後のママを対象としたさまざまな産後のトラブルを未然に防ぐための訪問型ケアサービスです。
他社と比較すると割高ですが、食事や家事のほか育児相談やマッサージまで手厚く室の高いサポートを受けられます。
産後退院後スムーズにサービスが受けられるよう、出産前の申し込みが必要になる点は利用者が制限されるかもしれません。
その他、搾乳機や産褥期にあると便利な座浴器などレンタルすることができるのも嬉しいポイントです。
まとめ
- 産後ヘルパーとは里帰り出産などできない場合におすすめな育児・家事サポートサービス
- 産後ヘルパーは民間と自治体で大きく分類され、金額や利用条件に違いがある。自治体は料金が安いが申請から利用まで1ヶ月程度かかる
- 民間ヘルパーのメリットは3つ、デメリットは2つある
- おすすめの民間産後ヘルパー3選
産後のワンオペ育児は心身ともに疲弊してしまいます。
ママの身体をしっかりと休めることはとても大切です。
無理をして1人で抱えこまず、家族や産後ヘルパーに助けを求めましょう!