【不安回避】育児本って必要なの?実際の育児にうまく取り入れるコツとは
育児本を読んでも本の通りにいかなくて、辛くなっていませんか?初めての育児の場合、何から準備すれば良いのかわからず「とりあえず書店で育児本を買って読んでみよう!」と思いますよね。
私も初めての育児の時に、育児本で勉強しました。ですが、いざ始まってみると育児書通りいかないことばかり。
「授乳は3時間ごと?すぐに泣くから2時間毎に授乳していたけど、あげすぎなのかな?」「新生児の間はほとんど寝ているって書いてあるのに、泣いてばかり……。もしかして発達障害⁉︎」
――と、書いてあることが自分の子供に当てはまらないと、とても不安に感じてしまいました。
そんな時、先輩ママで読書好きの友人Tさん相談したところ、育児本に対する考え方がガラッと変わりました。この記事では「子育てに育児本って必要なの?」という疑問を取っ掛かりとして、Tさんから教えてもらった、子育てに育児本を上手に取り入れる方法をご紹介します!
育児本って必要なの?
まず最初に、Tさんから言われたことがこちらです。
「今の時代、育児本なんかなくても育児できるよ」
ハッとしました。
確かに、育児本って育児を学ぶための一つのツールに過ぎないんですよね。
育児本の他に、育児の情報を得る方法はこんなにあるんです!
育児方法を直接教えてもらう機会がある
育児方法は本で勉強しなくても、直接教えてもらう機会があります。
1番最初の機会は妊娠中の母親学級です。
母子手帳をもらってしばらくすると、自治体から案内があると思います。
また、産院でも母親学級を開催しているところがあります。
この母親学級では、妊娠中の過ごし方や出産方法だけでなく、赤ちゃんの基本的なお世話の仕方についても教えてもらうことができます。
もし、お仕事や体調不良などで母親学級に参加できなかったとしても、
産後も赤ちゃんのお世話のやり方を、直接指導してもらう機会があるので大丈夫ですよ。
赤ちゃんを出産した後は、産院で助産師さんから授乳や沐浴方法の手解きを受けます。
その後も、3ヵ月健診や1歳半健診といった赤ちゃんの健康診断のタイミングで、離乳食の進め方や生活の仕方などを教えてもらいます。
このように、直接教えてもらえる機会はちゃんと用意されているので、
育児本がないと全く赤ちゃんのお世話のやり方がわからない!
ということにはならないので安心してくださいね。
ネットで情報を得られる
今はネットで検索すれば、簡単に情報を得ることができます。
このブログでも、育児の悩みを解決する情報を発信しています。
育児本に書いてあるは、ネットで検索すればわかることが多いです。
もっというと、ネットの方が先輩ママの経験談がたくさんあるので、
あなたが知りたいと思っていることに、ドンピシャの答えが見つかるかも知れません!
育児本を買ったけど、ネット検索で事足りるから全然読まなかった!というママはたくさんいらっしゃると思いますよ。
悩んだ時は直接相談
育児で悩んだ時は育児本を読まなくても、誰かに直接相談して解決することができたりします。
相談しやすい相手といえば、自分の母親です。
私も困った時は、母に電話で「私がちっちゃい時ってどうだった?」とよく聞いています。
自分の母親が語る経験談は、自分の話なのでイメージしやすかったりします。
当時の自分の気持ちを思い出せたりするので、子供の気持ちに寄り添うこともできたりしますよ。
ただ、母親世代の育児で当たり前だったことが、今ではご法度になっていることもあるので注意が必要です。
例えば、昔は「抱き癖が付くから赤ちゃんが泣いてもすぐに抱っこはしないようにしましょう」と言われていたのが、
今では「赤ちゃんの欲求を満たしてあげるために、泣いたときは抱っこしてあやしてあげましょう」に変わりました。
言っていることは真逆ですよね。
最新の情報を知りたい時には、専門家である保健師さんに相談することをおすすめします。
自治体の保健センターなどで働いている保健師さんのお仕事には、子育て中のママの育児相談もあります。
「こんな些細なことで、保健師さんに電話してもいいのかな?」
と気にすることはありません。
それが、保健師さんのお仕事です!
保健師相談の電話番号は自治体のホームページに載っているので、チェックしてみてくださいね。
赤ちゃんと児童館や公園に遊びに行けるようになってくると、ママ友ができたりします。
私の場合ママ友ができてからは、母親よりもママ友に相談するようになりました。
上のお子さんがいらっしゃる先輩ママのアドバイスは的確です!
周りに相談できる相手がいなくても、今はSNSなどで気軽に相談できるサービスがあります。
一人で悩む必要はありません。ぜひ活用してくださいね。
詳しくは、下記の記事でまとめているので、参考にしてください。
育児の悩みをはきだしたい!気軽に相談できるおすすめのサイト4選
育児の相談がLINEでできる?!悩むママへのおすすめアプリも!
育児本の良いところは?
Tさんは育児本が絶対に必要ではないという話に続けて、
「でも、育児本があって良かったと思えたことはあるよ!」と言いました。
Tさんの話では、育児本のメリットとして次の2つがあがりました。
必要な情報がまとまっている
育児書の良いところは、育児に必要な情報が1冊にまとめられていることです。
先に述べた通り、ネットからたくさんの育児情報を入手することができます。
ですが情報量が多いことが裏目に出て、自分が知りたい情報までたどりつくのに時間がかかってしまうこともあります。
Tさんのお子さんは、生後7ヵ月の時に初めて38度の熱を出しました。
その際、Tさんはまず最初ににネットで「赤ちゃん 熱」と検索したそうです。
トップに出てきたページに
「39度の熱があっても元気で食欲もあり、水分をとることができていれば、おうちで様子を見て大丈夫。」
と書かれていたので、とりあえず様子を見ることに。
最初は機嫌よく過ごしていましたが、徐々に熱が上がっていき40度に達しました。
Tさんは結局、夜間の救急外来に連れて行ったそうです。
この間、不安な気持ちを少しでも軽くしたいがために、ずっとスマホで検索し続けていました。
診察を終え、医師から
「突発性発疹(とっぱつせいほっしん)の可能性が高いので解熱剤を使いながら様子をみましょう。赤ちゃんのほとんどがかかる病気だから、お母さんそんなに心配しなくて大丈夫ですよ。」
と伝えられました。
突発性発疹とは、生後6ヵ月から2歳の乳幼児がかかる感染症です。
Tさんは後日育児書をパラパラめくっていた時に、「赤ちゃんがかかりやすい病気」のページに、でかでかと突発性発疹のことが書かれていることに気づきました。
「私が知りたかったことは、こんなに簡単に見つかったんだ…。」
それ以来、子供の体調に変化があった時は、ネットで検索する前に育児書で調べるようにしているそうです。
子供が病気やケガをした時に、ママはスマホですぐに検索すると思いますが、情報量が多いと余計に不安を感じてしまうことがあります。
育児書が一冊あれば、こうした調べすぎを防止することができるかもしれません。
専門家が監修している
本として世の中に出すものは、専門家が監修していたり、必ず他の人にチェックされているものなので信頼性が高くなります。
ネットの情報の多くは個人が発信しているものです。
もちろん有益な情報がたくさんありますが、これらの中には間違ったものや、ネガティブなものも含まれています。
初めての育児の場合、どの情報が正しいのか判断することが難しいですよね。
専門家や医師が書いた育児書は、子供の心理や行動に沿って理論的に説明されているので、納得することができますよ。
育児本の上手な取り入れ方
育児本は絶対に必要ではないけれど、役に立つこともあるとわかったところで
育児本を子育てに上手に取り入れる方法をご紹介します。
あくまでも一般論と割り切る
子供には個性があるので、全員が同じ道をたどるとは限りません。
私は子供が二人いますが、上の子と下の子では授乳の回数、離乳食のペース、初めて歩いたタイミング、全部違いました。
理論的にいかないのが子育てです!
育児書はあくまでも一般論として割り切りましょう。
育児書に書かれていることを細かくに気にするよりも、自分の目でお子さんの成長の様子を観察していく方が大切ですね。
知識を増やす目的として使う
育児本は実践するために読むのではなく、知識を増やすことを目的として読むとプレッシャーを感じなくなります。
Tさんは「この先生はこういう考えなんだ」
と軽い気持ちで読んでいるので、本に書かれた通りにできなかったとしても
「あの先生のやり方はうちの子には合わなかったか!」
で、終わるそうです。
また、
「私は子供のペースを尊重したいから早期教育はやらないんだけど、早期教育の育児本は結構読んでるよ。自分とは違う価値観の人の育児って気になっちゃうんだよね!」
と言っていました。
Tさんと話をしていくにつれて、「育児本って楽しく読んでいいものなんだ」と気持ちが軽くなりました。
イライラするくらいなら読まない
Tさんからは
「育児本はイライラしてまで読むものではないよ!その育児本とは相性が悪かったんだね。もう捨てちゃえば?」
と言われました。
さすがに捨てるのは大袈裟かもしれませんが、ママがストレスを感じるのであれば読まないという選択は正しいかもしれません。
完璧主義なママ程、育児本があると「もっと頑張らないと!」と自分を追い詰めて育児ノイローゼになってしまいます。
育児本に書かれていることは、気に入ったところだけマネするくらいがちょうど良さそうですね。
育児本を読んでみよう!おすすめ5選
育児本として出版されているものは、たくさんありますよね。
何から読めばいいのかさっぱり!という方のために、初心者向けの育児本をご紹介します。
1冊あると安心『はじめてママ&パパの育児』
1冊あると安心できる育児書としておすすめなのが
『はじめてママ&パパの育児―0~3才赤ちゃんとの暮らし 気がかりがスッキリ!』です。
この本には、一般的な子育ての方法が全部まとまっています。
オールカラーでイラストや写真が多く使われているので、とてもわかりやすいです。
先輩ママたちの体験談も載っています。
専門家が監修しているので、ネットの情報を精査するときにも使えますね。
病気やケガなど何かあった時に備えて、1冊用意しておくと安心だと思います。
はじめてママ&パパの育児―0~3才赤ちゃんとの暮らし 気がかりがスッキリ! (実用No.1シリーズ)
超実践向き!『子育てで困ったら、これやってみ!』
育児本で学んだことを子育てに取り入れてみたい方におすすめなのが
『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』です。
著者のてぃ先生はTwitterフォロワー数50万人超、You Tubeチャンネル登録数26万人超のカリスマ保育士です。
てぃ先生がこれだけ支持されるのは、てぃ先生のアドバイスが具体的で実践しやすいからだと思います。
この本では、「おしたく」「お食事」「しつけ」などの状況別に試してみたくなる方法が紹介されています。
You Tubeでも、同じように子育ての情報を発信されているのですが、本の方がいつでもパッ調べられるので便利です。
育児本になじみのない方が「育児本って役に立つんだ!」と思える1冊ですよ。
子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!
雑誌だから楽しく読める『ひよこクラブ』
育児本を気軽に楽しみたい方には、育児雑誌の『ひよこクラブ』がおすすめです。
雑誌のいいところは、その時期にあった最新の情報を届けてくれるところです。
赤ちゃんのお世話の方法やアイテムは季節ごとに変わるので、こうした情報はとても役に立ちます。
ひよこクラブには1人の赤ちゃんの成長を、1歳半になるまで毎月お追いかける「すくすく成長日記」という人気の連載があります。
自分の子どもと同じくらいのお子さんがいる他のママは、どんな風に子育てしているか気になりますよね。
18人の乳幼児の生活の様子を見ることができるので、子どもの発達速度や育児方法の違いを感じとることもできますよ。
ねんねトレーニング『すぐ寝る、よく寝る赤ちゃんの本』
産後から極度の睡眠不足に襲われます。
なるべく寝かしつけも、赤ちゃん自身が上手く寝られるようになってくれると、
ママはぐっと楽になれるので、取り入れたい本の一つです。
乳幼児の夜泣き・睡眠コンサルタントの資格を持つ著者が、具体的な方法を教えてくれます!
離乳食『食べることが好きになる離乳食』
離乳食が始まると、一日中台所に立っていうかも!?というくらい、慣れないと手間がかかってしまいます。
離乳食は味付けが薄く、大人には物足りなさを感じることが多いですが、
こちらに載っているレシピは、大人でも美味しく食べられるものが多数掲載されています。
味覚が敏感な赤ちゃんに野菜を食べさせるのは、難しいことがありますが、
素材そのものの良さを引き出し、美味しく食べられる工夫が満載のレシピになっています。
まとめ
今の時代育児本がなくても、ネットで検索したり、ママ友に相談すれば、育児情報は簡単に手に入れることができます。
育児本は絶対に必要なものではありません。
ですが、育児本には専門家の監修のもと、育児に必要な情報が1冊にまとまっているので
初めて育児をするママにとっては、一つの指標になると思います。
本に書かれている通りの育児をしないといけない!と思わずに
- あくまでも一般論と割り切る
- 知識を増やす目的として使う
- イライラするくらいなら読まない
を意識して、育児本を上手に取り入れてみてくださいね。
ママが楽しそうに本を読んでいると、お子さんも本に興味を持つかもしれません。
ぜひ、あなたが楽しいと思える1冊が見つかりますように。