育児と精神面
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育児放棄したくなるくらい追い詰められた場合|相談できるところはどこ?

やなかゆう
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毎日子どものために頑張っているのに報われない。

見返りを求めているわけではないけれど、あまりに報われない現状に疲れきって、育児を放棄したいと思ったことはありませんか?

子どもの精神状況も様々ですよね。泣き止まない・わがままを言う・言う事を聞かない・反抗期真っ只中など。

ママ自身もイライラしてしまったり、伝わらなかった時に虚しく感じたり。

気持ちの切り替えができれば良いですが、もしも切り替えができなかったら?

自分が育児放棄をするとは思えない。けど、ふとした瞬間に魔が差してしまったら?

そう考えた時、相談できる機関を知っていると心強くなると思います。ママが心身ともに疲れ果ててしまっては、正しい判断ができなくなってしまうこともあるかもしれませんよね。

今回は、育児を放棄してしまいたくなった時に相談できる機関やサービスを紹介します。

育児放棄とはどんな状態を言うの?

ひと言で「育児放棄」と言っても、ニュースになるような育児放棄と、一時的な感情で育児を放棄したいと思う事は大分差があります。

実際に育児放棄とはどのような状態を言うのでしょうか。

種類別にお話していきますね。

一般的ネグレクト(栄養ネグレクト・衣服ネグレクト・衛生ネグレクト

  1. 食事を与えない
  2. 清潔にしない・おむつ替えをしない
  3. 季節に合った服装をさせない

体を健康・清潔に保つために、食事や入浴は欠かせません。十分な食事を与えなければ当然のことながら生命を維持することはできませんし、入浴をさせずに汚れたままの恰好で過ごさせていれば病気にかかりやすくなります。

また、夏でも長袖を着せたり、逆に冬なのに半袖を着せたり、サンダルを履かせたりなど、子どもが望んでいないにも関わらず時季にそぐわない恰好をさせることもネグレクトに当たります。

やなかゆう
やなかゆう

子どもの体調を整えてあげることは保護者として当然の務めです。

医療ネグレクト

  1. 明らかな体調不良でも病院に連れて行かない
  2. 定期健診に連れて行かない
  3. 予防接種を受けさせない

明らかに熱がある、咳が出ている、腹痛を訴えているのに病院に連れて行かない。

子どもは大人に比べ体の作りが未熟なため、体調不良があれば病院に連れて行くのがベストです。

様子見で済む場合もありますが、見逃してしまうと大事になってしまう可能性だってあるのです。

また、子どもの発育状態を確認するのに必ず行われる定期健診。

居住地の自治体からお知らせが来て、発育に問題がないかの確認を行います。

環境ネグレクト

  1. 車の中に長時間待たせたままパチンコをする
  2. 子どもを家に残したまま何日も留守にする

ニュースなどでも目にしたことがある方もいるかと思いますが、上記2点は子どもの命に直結する事だと思います。

車の中に待たせたままパチンコなどに興じることで、子どもは車中で熱中症になる確率が高くなりますし、何日も留守にすることは、食事が摂れずに餓死してしまう恐れも出てきます。

教育的ネグレクト

  1. 学校に通わせない
  2. 在宅で必要な教育を行わない

学校に通わせないなど、受けさせるべき教育を受けさせない。

また学校に通わせなかったとしても、自宅で必要な教育を行わないなどがあります。

情緒的ネグレクト

  1. 子どもの要求に無関心になる
  2. 子どもの意思を受け入れず、親のコントロール下におく

子どもからの抱っこや遊んで欲しいなどの要求に応えなかったり、子どもの意思や考えを無視し親の言う通りにしようとするなどが挙げられます。

育児放棄が子どもに及ぼす影響は

育児放棄が子どもに及ぼす影響は図り切れません。

身体的影響

オムツを替えなかったことによるオムツかぶれ。

適切に処置しないまま放置し、酷くなると皮膚がただれてしまうこともあります。

食事後の歯磨きなど生活習慣も身につかないことから、虫歯になり悪化してしまうこともあります。

満足のいく食事を与えなかったことによる発育不良。

脳や体の隅々にまで栄養が行き届かないと、他の子どもに比べて低身長・低体重といった他、また脳の発達にも違いが出てきてしまいます。

知的発達の影響

子どもの脳に必要な刺激を与えない事で、知的面で発達の遅れが生じてしまうこともあるようです。

コミュニケーション不足による言葉の遅れも

十分な愛情を与えないことも、原因のひとつに挙げられます。

行動面での影響

万引きや、反抗、自傷行為など親からの愛情を十分に受けることがないまま成長していくと、上記のような行動をとることがあります。

人を信用することができないため、嘘をつくことも多いです。

心理的影響

親子間のコミュニケーション不足により、他人と上手く関係を築けなかったり、

感情のコントロールができないまま大人になることで苦労してしまうことも少なくありません。

育児を放棄したくなる瞬間は?

毎日頑張っているママ。

どんなに頑張って働きかけても、子どもはいつも言う事を聞いてくれるわけではありません。

どういう時に育児を放棄したい!と思うのでしょう。

疲れたとき

仕事をしながら子育てをしているママもいると思います。

残業して帰ってきたときや、時には仕事が忙しく休憩すらできない日もあるのでは?

ですが、休む間もなく家事をやらなくてはいけない現状につい嫌気が差してしまうことがあるのではないでしょうか。

私も仕事をしながら子育てをしているので、たまに「もうやだ!」と思ってしまうこともあります。

言う事を聞かないとき

ご飯ができるまでの間にお風呂に入って欲しいな。

片付けや宿題をやって欲しいな。

少しでいいから家のことを手伝って欲しいな。

ですが、第1次反抗期と呼ばれる年齢の子どもや、思春期の子どもたちにはこのお願いがなかなか通用しませんよね。

特に思春期の子どもに関しては、親が何かひと言でも言うと、反抗するといったことが多いのではないでしょうか?

普通に接しているつもりでも、まともに返事が返ってこなかったりすると辛くなりますよね。

まだ小さいから反抗期はないと思っていても、自我がありますので反抗されて言うことを聞いてくれないこともあります。

そんな時は少し悲しくなりますね。

泣き止まないとき

原因が分からず泣いているときはありませんか?

オムツも替えたし、授乳も済んで、お昼寝もたくさんしたのに泣き止まない。

こんな時、一緒に泣ければ良いのですが、兄弟・姉妹がいるとそちらの世話にも追われ、そうはいかないものですよね。

私は完璧を目指しすぎて育児に行き詰まり、育児ノイローゼになってしまった過去があります。

体調が悪いとき

頭痛やめまい、風邪や腹痛など、ママだって体調が悪くなってしまうことがあります。

そんな時にゆっくり休ませてくれたら楽になるのに、休むことさえままならないと思います。

相談できる機関はどこ?

育児に行き詰まった時や、反抗的な態度ばかり取られてどう対処していいか分からなくなってしまった時、子どもにつらく当たりそうになった時、

ご主人に相談しても解決策が得られなかった時、誰に話を聞いてもらえばいいのか相談できる機関を紹介します。

自治体の相談窓口を利用する

お住まいの地域の市役所や保健所などで、子育てに関する相談窓口を設けています。

こちらのオレンジリボンのサイトでは自治体の相談窓口を検索することができます。

オレンジリボン運動

また、LINE上で気軽に相談できる窓口もあります。「相談したいけど電話はちょっと……」と考えている方でも、LINEであれば相談するハードルがぐっと下がるのではないでしょうか。

なお、匿名でも相談でき、もちろん相談内容の秘密は守られます。

親子のための相談LINE|こども家庭庁

民間の相談窓口を利用する

子育てのプロが悩みを聞いてくれる民間の窓口があります。

直接足を運ぶ必要もなく、家にいながら話を聞いてくれるのは安心ですね。

こどもと家族の総合相談まどぐち|むすびめ

こちらの窓口では、保育士・社会福祉士・看護師・保健師・栄養士といった専門家がおり、子育てやその他生活の困りごと・悩みをLINE上で相談できます。

夫婦の悩みや仕事に関する悩みも相談対象になっていますので、仕事と子育てを両立しているママは両方の悩みを解決できる糸口が見つかるかもしれませんよ。

学校のスクールカウンセラーを利用する

お子さんが学生の場合は、学校に定期的に来校するスクールカウンセラーを利用することができます。

スクールカウンセラーとは、子どもたちの学校や私生活での心配事や悩みに耳を傾け、解決に導く役目の方です。

主に臨床心理士や精神科医、大学教員などがその役割を担っています。

教育心理学のプロが子どもと保護者の悩みに寄り添ってくれます。

スクールカウンセラーの方が来校する日程の手紙が学校から子どもたちへ配布されることがありますので、学校を通じて相談日時の予約をすると、直接カウンセラーの方とお話することができます。

子どもだけでなく、保護者の方も利用できるのはありがたいですよね。

まとめ

育児に疲れて、解決策が見つからずに悩んでいるママ。

毎日本当にお疲れ様です。

子どもに辛く当たりそうになってしまいそうな時、育児を放棄したくなった時、誰かに話を聞いてもらうだけで心が楽になるはずです。

「どうして私ばかり……」と塞ぎ込まずに一度相談してみるのはいかがでしょうか。

少しでも心が軽くなり、前向きな気持ちへの第一歩を踏み出すお手伝いができたら嬉しいです。

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