辛さは倍以上?双子育児が地獄のように感じるママへ|楽になる工夫とは?
一人でも大変なのに二人同時にお世話しなくてはならない双子育児。
双子育児が始まると、単純に子供が二人いることとは違う、壮絶さを実感しますよね。
大変な中、周りの家族や夫に不安や負担をかけたくないと、周りに「辛い」と言えずに何とか一人で頑張ろうとしていませんか?
双子育児を頑張るあなたへ
毎日辛く泣きたくなるような日々が、少しでも楽になる方法について紹介します!
双子育児の辛いところ
双子を育てるということは全てにおいて2倍、またはそれ以上の大変さがありますよね。
もちろん可愛さも2倍ですが、毎日必死なので可愛さより大変さが勝ってしまうことが多いはず。
はじめに、双子育児のどんなところが辛いのか、明確にしましょう。
出産前から精神的な不安が大きい
子どもを授かり、喜びを感じている中でお腹の子が双子だと分かった時
「私に双子が育てられるのかな…」と不安に襲われたことと思います。
二人の赤ちゃんを同時に育てなくてはならないプレッシャーの方が大きく
育児を楽しむ余裕がないかもしれません。
一人ひとりに向き合える時間が少ない
双子は同時に産まれてくるため、歳の差がある兄弟とは違って、
一人の子にじっくり向き合う時間が取れないという悩みもありますよね。
向き合いきれないことに罪悪感を感じているでしょうか?
例えば、それぞれのお腹が空いたタイミングに合わせて個々にミルクをあげようとすると
片方が泣いてしまったり、どちらかを待たせてしまう時間ができてしまいます。
本来なら一人ずつ抱っこしてミルクを飲ませたいと思いますよね。
しかし、双子だと子どもをそれぞれ寝かせた状態で、二人同時にミルクを飲んでもらうしかありません。
パパや祖父母がいれば、一人ずつ抱っこしてミルクをあげられるかもしれませんが、
なかには、ママからじゃないと飲んでくれないという子もいます。
だからと言って、ママの手が空くまで待ってくれるわけではないので、
作業的にミルクをあげる状態に、胸が痛くなってしまうこともあるかもしれませんね。
手が足りない
ミルクも離乳食も2人分、泣くのも寝かしつけも同時に二人。
特にお出かけは、双子ママにとってハードルが高いですよね。
歩いてお出かけをするときは、ベビーカーに一人と抱っこ紐。
ベビーカーを嫌がられたときは、前と後ろに一人ずつなんてこともあるかもしれません。
双子用のベビーカーを持っていても、スーパーの通路が通れないところがあったり。
近所に出かけるのでも、万が一に備えて旅行並みに荷物のチェックや、計画を立てる必要があるので、とても「気軽に」できないですよね。
出費が一気に2倍かかってしまう
双子は歳の差がないため、普段使うものを兄弟でお下がりすることが出来ないですよね。
「洋服も靴も2つずつ買わなければならないのに、すぐにサイズアウトしてしまう…」
買い物に行くたびに、双子の洋服探しをしている状態かもしれません。
いちいち、その子に似合いそうなデザインを選んでられないので、全てが同じ服になってしまいがちなのも
ごめんねって気持ちになってしまいますよね。
少しでも楽になるための工夫
育児だけでも手いっぱいなのに、自分のことや、最低限の家事すらできず
「もう無理!!やめたい!!」と思ってしまうことがあると思います。
そんなあなたが少しでも楽になるための工夫を紹介しますね。
お世話をしている時点で十分向き合えている
今の育児の仕方は、泣いたら抱っこ、目を見て声をかけてあげてというように、一人にじっくり向き合うスタイルが推奨されています。
しかし、双子となれば二人同時に泣いてしまった時など、
落ち着くまでたっぷり抱っこしてあげることができないので、罪悪感を感じてしまう場面は多いですよね。
育児書などはあくまで一般論であり、双子向けに書かれているわけではありません。
参考程度にとどめて、あなたができる範囲でお世話してあげるだけで十分なんですよ!
他所は他所!うちはうち!で割り切って、あなたがやりやすい育児のやり方でやりましょう。
もし逆の立場で考えて、あなたの母親から毎日、
「○○できなくてごめんね。寂しい思いをさせてごめんね」
と言われながら対応されたらどう感じますか?
なんだかこっちが申し訳なく思ったり、そんなことない!十分だよ!って思いませんか?
赤ちゃん相手だと、言葉のコミュニケーションが取れないので、一見あなたを困らせているように感じてしまうこともありますが
あなたの愛情はしっかり伝わっています。
一人で何でもこなそうとせずに、できる範囲で十分なんですよ。
遠慮せず周りの手を借りる!
ワンオペ育児をしているママが多い中、私は甘えているのかな?このくらい一人でできて当たり前だからと無理をし過ぎてしまう傾向が。
一人でも大変なのに、双子を同時に育てているので、遠慮をしている場合ではありません。
どんどん頼りましょう。
まずは、パパや祖父母に頼るのが一番でしょう。
疲れているのに、忙しいのに悪いなと思わずに、ダメ元でもまずは手伝って欲しいことを伝えてください。
あなたは24時間、際限なく働いているので、引け目を感じる必要はありません。
ちょっと図々しいくらいがちょうどいいかもしれませんよ!
双子のママ友を作る
育児の悩みについてママ友と話していても、
「あれ、私の悩みだけちょっと違う…?」
と、思ったことはないですか?
一人を育てているママ同士でも、価値観の違いで共感できないことがあります。
双子育児の悩みは双子を経験していなければ、どうしても理解できないものです。
双子のママ友がいると、同じ悩みを共有できてグッと気持ちが楽になりますよ。
市町村によっては、支援センターなどで双子ママにむけてのサークルを主催している所があります。
区役所などで情報を発信していると思うので調べてみて、積極的に参加してみてくださいね。
他にも、SNSで繋がれるサイトもあるので参考にしてください。
生活リズムにとらわれない
食事の時間は〇時!
お昼寝は○時!
お風呂は○時!
と、~でなければならないという固定観念は一旦隅に置いておきましょう。
その通りにできないことがストレスになるので、子どもの機嫌やタイミングを見計らって
確実に1つずつこなしていけるように、臨機応変さが大切です。
お風呂は、お昼頃に入ってもいいし、今日はどうしても辛くてできないという時は
蒸しタオルで体を拭いてあげるだけでも大丈夫ですよ。
できないことに目を向けて落ち込むのではなく、いかにうまく手を抜いていくかに意識を向けましょう。
泣いたときは添い寝で落ち着かせる
どうにも泣き止まなそうな時や、寝かしつけの時は無理に抱っこしようとせず、
ママの休憩時間!と割り切って、一緒に横になってみてはどうでしょうか?
双子だと同時に泣くことはもちろん、交互に泣くこともあり、延々と泣き声の中過ごさなければならない状況の時もあると思います。
夜泣きも交互に泣かれて、一睡もできなかったという日はよくあるかもしれません。
寝不足の状態が続くと、何でもないことで落ち込みやすくなったり、ノイローゼやうつ状態になりやすくなります。
無理やりにでも、あなたの休息時間を確保する工夫も必要です。
具合が悪い時以外の、なんとなくグズっている時はトントンしたり、声をかけてあげる程度にしましょう。
慣れてくると、眠い時は抱っこなしですんなり寝てくれるようになりますよ。
お出かけは子どもごとに荷物をまとめる
お出かけする時に荷物の量が多いことも悩みの1つですよね。
1つのバッグにまとめて荷物を詰め込むのではなく、
子供ごとに荷物を分けると楽になります。
オムツ替えセットやミルク、ガーゼなどの育児用品をそれぞれのバッグや袋に積めておくことで
パパが一緒の場合は「この子のオムツ替えよろしくね」と、
その子の荷物を渡せばお世話の分担がしやすいですよね。
子どもが大きくなってきたら自分のお菓子や飲み物を入れて、それぞれに背負ってもらいましょう。
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中古と新品を使い分けて節約
全て新品でそろえるのは、限度がありますよね。
双子なら単純に全て2人分用意するのではなく、洋服などは洗えば1.5人分で済むこともあります。
ベビーベッドやバウンサーも、寝てくれない子もいるので、1つずつ揃えてみる。
ベビー布団も2つ用意するより、高反発の大人の敷布団1枚とベビー用のかけ布団を用意した方が使い勝手がいい場合もあります。
全て新品やベビー専用の物を使わなければいけないわけではないので、一旦見直してみると節約につながりますよ。
フリマアプリやジモティーなど、安く譲ってくれるサービスを使うのもおすすめです。双子ならではの悩みを抱えるママは多いので、お揃いの同じサイズのものを2つずつ出品している方をよく見かけます。
購入するだけでなく、サイズアウトしたものを2つセットで出品してみてはいかがでしょうか。
キーワードに「双子」と入れておくと、同じ境遇の双子ママがリピートして購入してくれることもありますよ。
便利な育児グッズは惜しみなく使う
どうしても手が足りなくなってしまう双子育児においては、便利な育児グッズを使うことで、少しでもママの負担を軽減させることができますよ。
「電動のハイローチェア」
出来るだけ効率よく子どもたちに泣き止んでもらうために、双子が赤ちゃんのうちはこれがあるだけで大分違います。
「ヒップシート」
ママとパパで1つずつヒップシートを持っておくことで、子どもたちの「抱っこしてほしい」、「降ろしてほしい」なんて要求にも応えてあげやすくなります。
双子用ベビーカー
こちらは縦型ですが、横並びのものもあるのでお住まいの地域やよく行くスーパーの入り口の幅が通れるか、ママ一人でも畳めるかどうかなど、使いやすいものを選んでみてくださいね。
「双子用授乳クッション」
双子の同時授乳用に作られた授乳クッションです。
こちらは授乳クッションだけではなく、妊娠中の抱き枕からベビーサイクルまで全部で20通りの使い方ができるものです。
多胎育児のサポートに、ハンズフリーでミルクをあげることができるクッションもあります。
「ハーネス」
双子は歩きだすとママが本当に大変!子どもたちの安全を守るためにもハーネスを利用する方法もあります。
ハーネス付きのリュックなどもあるので、それぞれの悩みに合わせたものを選んで活用してみてくださいね!
双子でよかったこと
これまでは大変さや双子育児の工夫についてお話してきましたが、双子だからこその良さもありますよね!
常に家にお友達が居るような感覚は子どもたちにとっても幸せなことだと思いませんか?
最後に双子の良さについてお話していきます。
喜びを同時に2回味わえる
双子の出産は大変ですが、高齢出産の場合は特に
「1度の出産で2人を産めて良かった」という意見もありますよね。
赤ちゃんのうちは「大変さは2倍以上」なんて耳にすることもありますが、
「初めて歩いた」、「初めて喋った」なんて喜びが2回も同時に味わえるのは双子ママの特権だと思います。
双子だからといって全てが一緒なわけではなく、1人1人の成長や癖など見ていてとっても楽しいですよ!
ママ友ができやすい
双子を連れて歩いているだけで、たくさんの方に話しかけてもらえますよね。
「双子ちゃん?可愛いねぇ」そんな言葉が頑張っているママからするととっても嬉しいんです。
2人が同じ学年ということで、友達の輪も広がりやすく、
お互いのお友達を含めてみんなで遊んだり出来ることは良い点ですよね。
人見知りしてしまうママでも、
「ママ友が出来るか不安だったけど、みんなから珍しがられて声をかけてもらえるので双子に助けられた」
なんてママもいるかもしれませんね。
2人で遊んでくれるとママにも時間が出来る
赤ちゃんのうちは本当に大変すぎて、
「自分の時間なんていつできるんだろう…」と思ってしまいますが、
子どもたちが2歳を過ぎた頃から自然と2人で遊んでくれるようになり、
ずっと子どもとべったりしなくて良くなり、グッと楽になったように感じるので
ママが「頑張ってきてよかった!」と思うときが必ず来ますよ!!
2人が仲良くしている姿がママの最高の癒やし
「妊娠生活から出産、育児まで辛いなんてどうして私が双子のママなんだろう…」と思ってしまったことがあるかもしれません。
2人で遊んでいる姿や笑い合っている姿を見た時、
片方が泣いている時に慰めている姿を見た時、
2人同じ姿で寝ている姿を見た時…
「双子を産んで良かった」と心から思えるはずです。
そんな貴重な瞬間を写真や記録に残しているとは思いますが、双子だと管理も大変ですよね。
成長記録の管理はアプリを使うのがおすすめです。
まとめ
双子育児の大変さは、経験しなければ分からないほど壮絶です。
どうしても精神的、体力的な負担が大きいですが、双子育児を頑張るママにしか経験できない喜びもありますよね。
双子は常に遊び相手も居て、手が離れるのも早いです。パパや周りにたくさん頼りながら双子育児のコツを掴んでみてくださいね。
これからの双子育児が少しでも楽しいものになりますように。
他にも育児方法について書いている記事があるのでよかったらみてください。