育児で怒ってばかり!イライラが増す原因と子どもへのフォローの仕方とは
育児をしていて「怒りたくないのに怒ってしまう……」と悩んでいませんか?
本当に叱るべき時は仕方ないですが、感情的に怒りすぎてしまうたびに自己嫌悪に陥り、自分は駄目な親だと責めてしまうこと、ありますよね。
何度も注意しているうちにだんだんイライラしてきて、
「もう知らない!言う事聞かないならあっちいってなさい!」なんて怒鳴ってしまった後って、ものすごい罪悪感に襲われますよね。
一度で分かってもらえないと、どんどん感情的になってしまって知らないうちに子どもの心を傷つけているかもしれませんよ。
もしも必要以上に感情的に叱りすぎてしまった時、子どもが引きずらないように上手にフォローするにはどうしたら良いのでしょうか。
怒りすぎてしまうママに考えて欲しい怒りの根本的原因
子どもに対して何故怒りすぎてしまうのか、考えたことはありますか?
「子どもが言うことを聞かない」、「何度も注意することで疲れる」と子どもについての悩みが多く出てくると思います。
実は怒ってばかりになってしまうの根本的な原因はそこではないかもしれません。
子どもに叱る事自体は親として必要な場合も多いですよね。
怒りすぎてしまうのはもしかしたら1人で頑張っているからこそ、
イライラがどんどん大きくなってしまっているのかもしれません。
具体的な理由について考えていきましょう。
肉体的疲労
子育て真っ盛りの時期は家事と育児で座る暇もない生活がほぼ毎日続くことで、疲れを感じているかと思います。
育児中は子どもと公園で遊んだり抱っこしたりと、今まで使わなかった筋肉を酷使するようになりますよね。
更に大きな荷物を持ち歩いて外出することから肩や首、腰などのこりに悩まされるママも多いです。
公園から帰ると疲れてウトウトする子どもを寝かしつけ、
我が子が思いっきり遊んでドロドロになった洋服をすぐさま洗濯。
子どもが寝ている間に「ご飯作っちゃお。掃除もしなくちゃ!」なんて忙しくしていると
寝起きの悪い子どもが寝室から「ママぁああああ~」と号泣でお目覚め。
ママが身体を休めるタイミングを見つけるのって難しいですよね。
子どもに対してイライラが抑えられなくなってしまった時は、
疲れが蓄積されていて、少し休むべき時かもしれませんよ。
精神的疲労
「なぜ泣いているの?」「なぜ寝てくれないの?」と子どもの行動に悩まされることで、
ママの気持ちも疲れてきてしまうことがありますよね。
一人になりたくてもなかなか時間もなくて、
一生懸命頑張っていても思うようにいかないことがたくさんあると思います。
育児をしていると周りのママと自分を比べたり、
周りの子と我が子を比較して落ち込んだりすることもあるかもしれません。
「お宅の子ちょっと成長遅くない?」なんて悪気もなく言ってくる人だって居るんです。
こういうのも含めて「育児疲れ」になるんですよね…。
親やママ友に育児に対して口出しされたり、夫が育児に協力的ではないということもママの精神的な疲れに影響してくると思いますよ。
日々の感情を吐き出す場がない
夕方頃になると、
「あぁ今日も子ども以外と一言も話してないや」なんて思うことはありませんか。
育児奮闘中は気軽に話せる人が周りに居たり、
感情を吐き出せる場所がないと本当に追い込まれてしまいます。
女性は特に自分の感情を外に出すことでストレス発散が出来るとされているので、
思っていることをアウトプット出来る環境を探してみるといいかもしれません。
少しずつ自分を満たしていこう
「子どもに対して怒ってばかり…」という悩みはほとんどのママが感じた経験があると思います。
「子どもがいうことを聞かない」「悪さをする」「寝てくれない」
“これは成長過程なんだ、子どもだから仕方ない”とママもきっとわかっていて、
しつけのために言わなければならないのは、仕方がないですよね。
「怒ってばかり」というのは、ママ自身の心が満たされていなかったり
不満やストレスを抱えているところにトドメの一発といった感じで、子どもに対して怒ってしまう出来事が起きている状況ではないかと思います。
先程お話した、怒りの根本的な原因の
- 肉体的疲労
- 精神的疲労
- 感情を吐き出す場所がない
を、少しでも取り除いていくために出来ることについてお話していきます。
質の良い睡眠を取る
子どもがやっと寝てくれたと思うと、ここからがやっとママの時間という感じで寝るのが惜しく感じてしまいますよね。
夜はソファで寝落ちしてしまうというママも多いそうですが、
しっかり疲れを取ろうとすると質の良い睡眠を心がけることが大切になってきます。
質の良い睡眠を取るために心がけるポイントについてお話しします。
- 入眠3時間前は食べない
お腹が一杯になると眠くなりますが、
そのまま眠ってしまうと食べたものを消化するため
胃が激しく動くため、ぐっすり眠れなくなってしまいますよ。
- 就寝2時間前にはお風呂から上がる
体温が上がると発汗や放熱を促すため、
眠る直前にお風呂に浸かりたい場合はぬるま湯にしてみて下さいね。
- スマホやパソコンは寝る前に見ない
白色の明かりは目覚めの色と言われており、入眠には向かないため
スマホやパソコンの明かりは睡眠に良くないと言われています。
- アロマを焚く
脳に癒やしを与えてくれるのがアロマです。
お気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。
〈オススメのアロマ〉
イランイラン、カモミール、ラベンダー、シダーウッド、ベンゾイン、メリッサ
自分にとっての息抜きを見つける
何をしていると、あなた自身が満たされますか?
ママになると「1人になりたい…」と感じることが多いですよね。
イライラしている時は、「自分の気持ちを落ち着かせるためにトイレにこもる」というママが多いです。
一度今の状況を客観的にみて落ち着くことで、冷静に子どもと接することができますよ。
また、1日の終りに自分にご褒美を作ってあげることもオススメです。
子どもが寝てから1人でスイーツを食べることを目標に寝かしつけを頑張っても良いと思います。
ママ友で、旦那さんが帰ってきてから1人で数時間カラオケに行くというママが居て、
「大声を出すと溜まっているストレスを一気に発散できるよ」と、彼女にとってのご褒美はカラオケだそう。
子育てだけを頑張ることはどんなママだって無理なんです。
自分なりに息抜きできる方法を探して、自分を満たす努力をしてみてくださいね。
感情を書き出そう
私のオススメは、日々日記をつけることです。
育児日記を付けていたとしても、それとは別に自分の感情をダァーーーっと書き出す日記をつけてみてください。
ママ友を作って話すとか、夫に聞いてもらうという方法もあると思いますが、
どうしてもあまり上手に人に話せない感情であったり、
誰かに話すのってお互いのタイミングもあるので結構難しいときもあるんですよね。
「あー今私イライラしてる…」
「子どもに怒ってばかりで今日は疲れたな…」
と思った時、その瞬間に、自由に感情を書き出して
「明日は子どもとこんな風に接する努力をしよう」と前向きな目標で日記を終わらせてみてください。
リアルに書き溜めておくことで育児日記のように、自分自身のママとしての成長が振り返れるというメリットがあります。
前日の日記を読んで、今日出来たことに対しては自分をしっかり褒めてあげる事も大事ですよ。
怒りすぎてしまったときのフォローの仕方
必要以上に怒ってしまった後、子どもが泣いている様子をみるとすごく後悔しますよね。
「あーまたやってしまった…」というこの経験、
何度しても申し訳無さと自分を責める気持ちでいっぱいになってしまいます。
「叱るべき理由はあったけど、こんなに強く言わなくてもきっと理解していただろう…」と思った時は、
子どもに対してのフォローは必ず必要になります。
ママも意地を張っていつまでもプンプン怒っていては、
子どもは「ママは自分のことが嫌いになったんだ…」ととても悲しくなってしまうので
フォローしてあげてくださいね。
これから子どもに対してのフォローの仕方についてお話します。
子どもに真摯(しんし)に謝る
私の1番のオススメはこれです。
“大人も間違うことがあるし、間違えればしっかり謝ることが出来る”ということを
身を持って分かってもらえると思います。
「ママが怒ったのは〇〇したからだよ。
でもね、ママは〇〇くんのことが大切で大好きだから、つい言いすぎちゃった。ごめんね。」と
こんな感じが子どもに伝わりやすいと思います。
怒ってしまうのは大好きだからというのは、叱るたびに使っているワードです。
少し大きくなると「ママが怒ったのは僕が大好きだからだよね?」と
自分で聞いてくるようになったという話も聞いたことがあります。
しっかり抱きしめ、不安を払拭してあげてくださいね。
切り替えて、明るく振る舞う
何がいけなかったか、一通り話し終わった後でも
怒った側も怒られた側も、なんだか素直になれなくて
いつまでもお互いが様子を伺っているような空気になることがありますよね。
そんなときは、ママが大げさに明るく接し「よし、これでおしまい!」とお互い切り替えるタイミングを作ってあげてください。
親子でもなんとなく気まずい雰囲気が流れることってありますよね。
ここはママが普通に戻るキッカケづくりをしてあげましょう!
子どもと思いっきり遊ぶ
話が終わった後も、子どもがションボリした空気が抜けないときもありますよね。
心の中では「ママってもう怒ってないのかな?」「話しかけても良いのかな?」と、そんなことを考えているのではないでしょうか。
空気を一気に変えるため、子どもと一緒に外で身体を思いっきり動かしたり、それが無理な場合は親子で何かを一緒にするのが効果的ですよ。
寝る前のフォローが大事
子どもの今日の記憶が、怒られた記憶のまま眠りにつくのだけは避けたいところですね。
嫌なイメージのまま寝ることで夜泣きをしたり、悲しい夢を見たりと
精神状態が睡眠に現れてしまうんです。
可能なら寝る前にスキンシップを多めにとり、
“ママはあなたのことが大好きで大切なんだ”という事実をまっすぐ伝え、
今日叱った原因が次に出来たときには、すかさず褒めてあげてください。
叱るだけ叱ったのに、出来たのに褒めないということは
子ども自身も混乱してしまいますよ。
まとめ
これまで、「怒ってばかりいるママは満たされていないのでは?」という話をしてきましたが誰しも必要以上に怒りすぎてしまうこともあると思います。
まずは自分自身を満たしてあげること。
そして、もしもまた子どもに怒りをぶつけすぎてしまったら真摯に謝り、子どもとのコミュニケーションを大事にしてみてくださいね。