育児ノイローゼやネグレクトにならないために!心穏やかな日々を過ごす方法
子供の面倒を見るのが辛い。
子育てが楽しくない。
何もしたくない。
こんな気持ちの落ち込みはありませんか?
毎日育児を頑張っても楽にならない、誰も助けてくれない。
確かに育児は楽しいことばかりではありません。ただ、このような状態が続いてしまうと育児ノイローゼになってしまったり、ネグレクトをする恐れがあります。
その原因の裏に、ママの心の疲れが関係しているのかもしれませんよ。
自分の疲れ具合を受け入れて、心穏やかに過ごすための方法をお話していきますね。
育児ノイローゼとネグレクトの違いって?
「育児ノイローゼ」・「ネグレクト」という2つの言葉は似ているようで、全く違います。
ですが、育児ノイローゼからネグレクトへ移行してしまうこともありますので、切り離して考えることはできません。
2つの違いをお話していきます。
育児ノイローゼとは
母親が出産や育児の期間にうつ状態、睡眠障害、情緒不安定になることです。
主な原因は産後のホルモンバランスの崩れや、育児に対する不安などが挙げられます。
具体的には
- 何事にも興味がない
- 育児が楽しくない
- 勝手に涙が出てくる
- いつもイライラしている
- 食欲の減退
- 悲観的になる
などの症状があります。
詳しくはこちらの記事でも紹介しています。
ネグレクトとは
児童虐待、障害者虐待、高齢者虐待、患者虐待などが挙げられ、一般的にはこれらの総称をネグレクトと呼びます。
この記事では児童虐待が当てはまり、子供に対するネグレクトは、育児怠慢・育児放棄となります。
具体的には
- 十分な食事を与えない
- 清潔を保たない
- 季節外れの服装をさせる
- 病院に連れて行かない(病気や歯科、乳児検診、予防接種など)
- 子供を長期に渡り留守番させる
- 車内に残したまま遊興施設に入り浸る(主にパチンコ)
などが挙げられます。
詳しくはこちらの記事でも紹介しています。
育児放棄したくなるくらい追い詰められたとき相談できるところはある?
育児ノイローゼが進行するとネグレクトになりやすい?
ネグレクトを引き起こす原因は色々ありますが、育児ノイローゼの育児への悩みが積み重なり、限界を迎えてしまうとネグレクトへ移行してしまう恐れもあります。
- 子供をかわいいと思えないと
子供への関心が薄れ、呼びかけに無視してしまうかもしれません。
お世話をする気にもならなくなってしまうかもしれません。 - いつもイライラしていると
子供の泣き声や、わがままに我慢できずに思わず手を挙げたくなってしまうかもしれません。 - 食欲がなくなってしまうと
子供にご飯を作る気力もなくなってしまうかもしれません。
こうなってしまう前に、自分自身の心の声を聞いてあげましょう。
まずは自分を労わる、自分の心を知ることが大切です。
心穏やかに過ごすために…心の状態を知ることの大切さ
心穏やかに過ごすには、自分の心の状態をよく知ることです。
例えば風邪気味だなと感じた時には、早めに休んだり、栄養のあるものを食べたりして体力回復に努めますよね?
それと同じように自分の心の状態を知ることは、とても大切なことなんですよ。
心の疲れ具合をチェックして自分の状態を受け入れよう
日頃の家事や育児で疲れが溜まっているママ。
疲れが取れない、イライラする、やる気が起きないと思うことが何日も続いたら、疲れのチェックをしてみましょう。
単なる疲れなのか、心の疲れなのかを知ることができるとどう対処していけばいいか、分かりやすいですよね。
- 育児や家事に夫の協力が得られない
- 子どもをかわいいと思えない
- 近くに相談できる人がいない
- 過食または拒食気味になっている
- 気力が起きない
- 話す機会があまりない
- 家事や育児を完璧にこなさないとと思う
- 自分の子どもを、他の子どもと比べてしまう
- 泣きたくなる
などが当てはまるようでしたら、注意が必要です。
自分は疲れていない、まだ動ける、大丈夫。と思わずに、少しでも疲れを感じたら、その疲れを受け入れて下さいね。
どんなことに疲れているのか書き出してみる
箇条書きでも構わないので、どんなことに疲れを感じているのか書いてみましょう。
これは「コーピング」と言うストレス対処法のひとつです。
コーピングとは、自分が感じているストレスに気づいて認めることです。
そして自分に合った方法で、ストレス解消をしたり、軽減したりすることを「ストレスコーピング」といいます。
解消方法は人によって違うものだと思います。
- 歌を歌う・流す
- 花を飾る
- 部屋の芳香剤を変えてみる
- お菓子を食べる(好きなお菓子やケーキなど)
- 汗をかく
など、人それぞれ解消法があると思いますので、少しでも時間がある時にメモしておくことをおすすめします。
周囲の人に頼る
私は親だから。私が面倒を見ないと。人に頼るなんてできない。と思っていませんか?
いいえ、そんなことはありません。
子供はママが元気にそして笑顔でいてくれることに安心感を覚えます。
少し疲れてるかも。
そう思った時はためらわず、周囲に頼ってください。
パパや実家に頼る
まず一緒に生活を築いているパパに頼ってみましょう。
疲れているから頼むのはかわいそう。と思わないでくださいね。
ママ・パパ、2人のお子さんです。
ですがパパのお仕事上、夜勤などがある職種の場合は無理にお願いせず、ご両親にお願いするのもいいですね。
地域の交流センターを活用する
地域の子育て支援センター・児童館を活用する方法もあります。
子育て支援センター・児童館では、育児に対する不安や悩みを聞いてくれ、地域によっては子供を預かってくれるところもあるようです。
お子さんにとっても刺激になりますし、ママも支援センター・児童館の方に話すだけで楽になることもきっとあります。
ぜひお住まいの市役所ホームぺージなどで検索してみて下さいね。
こちらのサイトでは、支援センターの検索の他、育児の相談窓口なども検索することができます。
またこちらのサイトでは、お住まいの児童館を検索することができます。
まとめ
育児をしていると、なかなか自分の時間が取れずにストレスも溜まっていってしまいますよね。
親としての責任ばかり追いすぎて、ママ自身が疲れ切ってしまうと大変です。
子供を育てることは、イライラしたり報われなかったりと、必ずしも楽しいことばかりではないと思います。
心穏やかに過ごすため自分の心と向き合って、疲れを溜めないように心がけていけるといいですね。