育児ストレスで大量の抜け毛が!原因を知って悩みからの脱出!!
産後に抜け毛が増えるのは聞いたことがあるかもしれません。
ホルモンバランスが原因であれば、1年程で落ち着きますが、いつまで経っても抜け毛が落ち着かない場合は?
慢性的なストレスが原因であれば、その原因を突き止めて適切な対処をしない限り
抜け毛は落ち着かず、ひどくなると円形脱毛症にまで発展してしまうかもしれません。
産後の抜け毛と、ストレスによる抜け毛の関係について調べてみました!
あなたに合った対処法を見つけて、抜け毛に歯止めをかけるための情報をお届けします。
産後の抜け毛とストレスによる抜け毛の違いは?
産後の抜け毛
女性ホルモンの関係で、一時的に抜け毛が増えるのが原因になっています。
個人差はありますが、産後2~3カ月から始まり、6カ月~1年ほどで落ち着いていくのがほとんどです。
なぜ、産後に抜け毛が増えてしまうのかというと、妊娠中は女性ホルモンの分泌が増えます。
女性ホルモンの一つであるエストロゲンは、髪の成長を促進する働きと、髪の維持をする働きがあるのです。
出産後は、エストロゲンの分泌が急激に減るので体内のホルモンバランスが正常に戻り
髪の生え変わるサイクルがもとに戻ります。
そのため、妊娠中に抜けるはずだった毛と、産後に抜ける時期を迎えた髪が同時に抜けるので、たくさん抜けているような気がするのです。
このように、妊娠・出産によるホルモンバランスが原因の抜け毛の場合は
時間が経てば徐々に落ち着いてくるので、とくに対策をする必要はありません。
しかし、40代以降になると、もともとのエストロゲンの分泌量が減るので薄毛になる確率が上がるようです。
また、女性ホルモンの乱れは生理との関係もあります。
生理前になるとイライラしたり気分が落ち込む症状が強く出ている場合は、PMSの可能性も。
PMSなどの生理に関する記事もあるので参考にしてください。
PMSが辛くて育児ノイローゼになるのは間違い!?実は足りていないものがあった!!
ストレスによる抜け毛
ストレスと抜け毛の因果関係はさまざまですが、育児ストレスによる抜け毛には
- イライラ
- 睡眠不足
- 自律神経の乱れ
- 血行不良
- 栄養不足
などがあげられます。
イライラや睡眠不足は自律神経を乱します。
自律神経が乱れると血流のコントロールがうまくいかなり血行不良に。
頭皮や毛根に栄養が行きづらくなり、うまく髪を育てることができなくなるのです。
頭皮も固くなり、毛穴が詰まりやすくなったり、皮脂のコントロールも乱れれば
髪が生えても、細かったりうねりの原因に。
育児中は子供中心の生活になり、ママはゆっくり休んだり、思うように事を進めることができなくなりますよね。
日常の動作では子供の長時間の抱っこやおんぶ、子供のお世話や家事も前かがみの姿勢が多くなるので
特に首から背中にかけては凝りやすくなっていて血行不良になりがちです。
一言にストレスが原因というだけでなく、育児中のママの生活習慣や動作は
抜け毛の症状を起こしやすい条件が整っている状態なのです。
その他の抜け毛につながる要因
紫外線
頭皮は顔の2倍、紫外線を多く浴びています。
日焼けのダメージで荒れたり乾燥し、頭皮が硬くなって老化が進むのだそう。
ママは子供を公園に連れて行ったり、お散歩したり外に出る機会も多いですが
髪のケアをする時間が取れません。
頭皮の状態は自分で観察するのが難しいですし、頭皮用のケア用品などはあまり店頭で見かけないので
どのようにケアをすればいいのかわからない、ということもあるかもしれませんね。
ヘアスタイル
何年も同じ分け目だったり、いつもポニーテールなどのヘアスタイルを続けると、頭皮に負担がかかり
牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)の原因になることもあります。
特に頭頂部や顔周りの生え際に負担がかかりやすいです。
顔周りの生え際は髪がもともと細い事が多いので、この部分が薄くなってしまうと
余計に抜け毛がひどくて薄くなってしまったと感じやすくなります。
ストレスを軽減する方法は?
抜け毛の原因はさまざまで、コレだ!と断定することは難しいですが
ママは自分のことを後回しにして頑張りすぎてしまいます。
抜け毛は「これ以上は無理だよ!休ませて!」と身体からのSOSのサインだと思って
なるべくあなたの負担を軽くする方法を取りましょう。
イライラしやすい環境を改善する
育児中にイライラしないことはほぼ不可能ですよね。
それでも、なるべくイライラしなくて済む方法を考えていきましょう。
このサイトではさまざまな提案をしているので、参考にしてください。
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できるだけ睡眠を取る
育児中にゆっくり眠ることは難しいですが、抜け毛対策には睡眠は重要です。
睡眠がとれていないと女性ホルモンだけでなく、さまざまなホルモンバランスが崩れ
自律神経の乱れやあらゆる体調不良につながります。
髪が成長するのに必要な栄養素が行き届かずに、抜け毛になりますし
抜け毛にならなくても、白髪や髪が縮れる原因にもなるのです。
食事の見直しで抜け毛予防
鉄分を積極的に摂取する
抜け毛に鉄分?と感じるかもしれませんが、髪の材料であるたんぱく質は
鉄分を使って全身に運ばれます。
髪の根元にある毛根には毛母細胞(もうぼさいぼう)という、髪を作る細胞があります。
毛母細胞が髪を作る時に、たんぱく質や酸素を必要とするので
貧血や栄養不足だと髪を育てることができません。
貧血を感じていなくても、鉄分を意識した食事を心がけましょう。
また、鉄を効率よく吸収するためには、ビタミンも必要です。
PMSが辛くて育児ノイローゼになるのは間違い!?実は足りていないものがあった!!
こちらの記事では、貧血を改善する食事方法や、鉄の吸収を阻害する食品についても書いているので、参考にしてください。
タンパク質を積極的に摂取する
髪の主成分はたんぱく質です。
髪の材料であるたんぱく質を積極的に摂ることが、健康な髪を作り、育てることにつながります。
身体はストレスを感じると、ストレスを和らげるために「ケラチン」を大量に消費します。
ケラチンというのは、数種類のアミノ酸が結合してできたたんぱく質のことで
不足すると健康な髪の毛を育てられなくなります。
抜け毛が気になるときは、ケラチンを意識して取り入れてみるのもいいでしょう。
ケラチンは
- にんにく
- たまねぎ
- ブロッコリー
- 赤唐辛子
などに含まれています。
単体で取るよりも、その他の栄養素と一緒に取ったほうがより効果が高まるそうですよ。
他にも髪の毛によい栄養素は、亜鉛・ビタミン・ミネラルなどがあげられます。
しかし、普段の食事でこれらの栄養素を意識して取るのは難しいですよね。
子供にも積極的に取ってもらいたい栄養素ですが
離乳食時期や子供の好き嫌いがあったりすると、子供が食べられるメニューが中心になってしまいます。
そんな時におすすめなのが、ママ向けのプロテイン「タンパクオトメ」です。
タンパクオトメは、フレーバーも種類豊富で、効率よくたんぱく質を吸収できるように
ビタミン・ミネラル、美容に良いとされる成分も含まれています。
フレーバーによっては、お菓子やシチューに混ぜてアレンジをすることができるので
家族で楽しみながら栄養補給ができますよ!
髪のケアで抜け毛予防
忙しさや育児疲れで髪をしっかり洗えず、落としきれなかった皮脂や汚れで
毛穴が詰まって健康な髪が育ちにくくなります。
また、産後に肌質や髪質が変わって、シャンプーなどのヘアケア製品が肌に合わなくなることも。
そのせいで頭皮が乾燥したり、乾燥を補うために皮脂が過剰に分泌されたりして
頭皮環境が悪くなっていることがあります
シャンプーは、ケイ素入りのアミノ酸系のものが抜け毛に効果的だそうです。
ケイ素はミネラルの一種で細胞を修復する働きがあるので、血流改善と老化防止の効果があります。
その効果は、床ずれなどの治療に使われているほど。
実際にケイ素入りシャンプーとサプリメントでケイ素を摂取したところ、抜け毛に効果があったという研究結果もあります。
ぜひ試してみたいところですが、お値段が高いです。
まずは、食事や生活習慣とアミノ酸系シャンプーを試してみるといいかもしれません。
(参考)ケイ素入りシャンプー
(参考)アミノ酸系シャンプー
円形脱毛症になってしまったら
円形脱毛症の原因はまだ明確ではありませんが、「自己免疫疾患」を原因とする説が有力です。
円形脱毛症は精神的なケアも重要ですが、最近はステロイド剤や、液体窒素による冷却療法で刺激したりと、さまざまな治療があります。
人目が気になり外出がおっくうになったり、精神的にも大きな影響が。
抜け毛が多い時は、家族に円形脱毛症になっている所がないか
定期的に確認をしてもらうといいかもしれません。
円形脱毛症になっていた場合は、まずは皮膚科を受診することをおすすめします。
まとめ
抜け毛が多く髪が薄くなってしまうと、外出したり人に会うのもおっくうになってしまいますよね。
ただでさえ、自分の思うようにできないことばかりなのに、髪まで失っていっては
気力も自信もなくなってしまいます。
抜け毛は産後であれば仕方ない面もありますが、産後1年以上抜け毛が続いているのであれば
生活習慣や食生活を見直すきっかけとして、できるところから取り組んでみてください。