義両親と同居での育児でストレス!溜め込まないための対処方法
子供が小さい時に義両親と同居していると、育児のことで困ったことや、ストレスに感じたことはないでしょうか?
生活してきた環境が違うからこそ、良い点もあり、悪い点もある。
頭では分かっていても、なかなか切り替えができないこともありますよね。
今回は、ストレスを少しでも溜め込まず、うまく義両親ともやっていく方法を提案します。
義両親とは暮らし方がそもそも違うことを再認識しよう
同居による育児ストレスのお話をする前に、もともと生活スタイルが違う世帯が同居をすることが、考え方の違いなどを生む大きな原因になります。
- 食生活に対する考えの違い
- 起床や就寝の時間の違い
- 家族というものの考え方の違い
など。
お嫁さんは、嫁ぐまで全く違う家庭で育っていますので、お互いに生活習慣や常識などに違いがあるのは当たり前です。
ですが、こういった生活スタイルの違いがあることが頭で分かっていても、やはりストレスになると思います。
どんなことが同居の育児でストレスに感じるの?
ちょっと嫌だなと思うと、何をされても嫌になってしまうとは思いますが、まずは冷静に義両親の何がストレスになるのか見極めてみましょう。
ここでは同居歴5年の知り合いMさんの話を出しながら考えていきます。
Mさん達が購入した一軒家に、義実家が越してくる形で同居が始まったそうです。
一人暮らしのMさんの実母から「少しの間一緒に暮らして欲しい」との依頼を受け、それを両親に相談しに行ったご主人。
ご主人が帰ってきたところ「同居することになった」と報告があったとのこと。
元々、同居の予定はなく、実母のことを相談に行った結果、義実家との同居が決定したそうです。
突然のことで気持ちの整理がつかないまま始まった同居生活。
2人の子供の世話もある中で、義両親にも気を遣う生活は大変だったそうですよ。
勝手にお菓子をあげる
夕飯前にお菓子をあげることや、ママに黙って時間関係なくおやつを食べさせる。など困った時はありませんか?
親は子供にはしっかりとした食生活を送って欲しいものだと思っています。
生活スタイルを崩すことになってしまうようなことは遠慮して欲しいですよね。
Mさんのご家庭では、お姑さんが「アイスは水分と同じ」と言って、ご飯前にアイスをあげたりしていたそうです。
確かに口の中で溶けてしまえば水分と同じになるかもしれません。
ですがMさんは、糖分たっぷりのアイスは甘味が満腹中枢を刺激して、満足してしまうのでは?と思っていたそうです。
もちろん、そういった日の晩ごはんはあまり食べてくれなかったそうですよ。
勝手におもちゃなどを買い与える
おもちゃやプレゼントは、誕生日やクリスマス、テストでいい点を取ったときのご褒美に。と考えているご家庭もあると思います。
お孫さん可愛さになんでも買い与えてしまうのは、教育上良くないことも出てきてしまいますよね。
食事に口を出す・食べさせたことのない食材を勝手にあげる
子供の食事に関して口を出されて困ってしまったことはありませんか?
まだ食べさせたことのない食材を「食べさせないのはかわいそう」・「なんでも食べさせるべき」
他にも味付けに関してなど。
義両親も、意地悪で言っている訳ではなく、孫には健康に好き嫌いなく育って欲しいという願いのもとの発言だと思います。
しかし食材を食べさせるタイミングや味付けというものがあります。
また食べさせるにも注意が必要な食材がたくさんあります。
1歳未満にはハチミツを与えてはいけないことや、甲殻類アレルギーに小麦アレルギー。
他にも蕎麦やナッツなど。
特にハチミツは1歳未満に与えると、死亡例もある「ボツリヌス症」を発症してしまいますので、絶対に与えてはいけません。
これはハチミツに含まれる「ボツリヌス菌」が原因で起こります。
このように、現在のアレルギー数は数え切れないほどあります。
そういった理由から、食材を与えるタイミングや味付けなどはママに任せた方がいいですよね。
ミルクや母乳に対して口を出す
母乳育児ではなくミルク育児にされているママもいると思います。
もともと母乳の出が悪い、体調が原因で母乳をあげられない。など理由は様々だと思います。
反対に、ミルク育児をしたくてそうしているママだっているかもしれません。
育て方は千差万別です。
育児に正解はありませんので、赤ちゃんが健やかに成長しているのであれば、何も問題はないのではないでしょうか?
同居の育児でストレスを溜めないために
大切なのは、育児による希望や要望を予め伝えて、理解してもらえるようにしておくことです。
すでに同居されている方は、より良い方向へいくように都度話し合えるといいですね。
また一方的に伝えるのではなく、「お願い」ということにすると角が立ちにくいかもしれませんね。
そうすることでストレスになりにくく、スムーズに育児に取り組むことへ繋がると思います。
義両親に伝えておいた方がいいこと
ママが義両親に伝えるのではなく、パパが自分の両親に伝えるようにして下さいね。
その時、ママ抜きで話はしない事です。
なぜならママがいない状態で話を進めるということが、不信感に繋がりかねないからです。
育児に正解はないということ
育児に正解はありません。
だからこそ、自分の時と比べたくなると思います。
しかし、ママなりに頑張っていますし、ママのペースもあります。
「ママに合ったやり方、子供に合ったやり方があるんだよ。」ということをご両親に伝えると、ママも助かると思いますよ。
育児や教育の情報は変化すること
私の時はこうだった、ああだった。
と、心配のあまり口出ししたくなることもあると思います。
お気持ちは分かりますが、子供の病気や子育てに関する情報は日々変化します。
今は新しい情報もスマホやパソコンですぐに調べられる時代です。
例えばアレルギーに関しても、昔とは数が全く違います。
昔はなかったアレルギーが、現代には存在します。
病気や障害の種類も昔とは数が違います。
教育に関しても同じです。
「俺(僕)を育てていた時とは情報量が違って、変わっていることもあるんだよ。」と伝えてみましょう。
ママやパパに育児の主導権があるということ
お孫さんと一緒に生活ができて、嬉しいお気持ちは分かります。
しかし、子育ての主役はママ・パパです。
義両親はすでに子育てを終え、今度はママ・パパの子育てを「見守る」番です。
口を出さず、頼られた時にだけお手伝いするくらいの方がほどよい距離感も生み、お互いのストレスが減るかもしれませんよ。
「基本的な部分は自分とママが見るよ。困った時があったらお願いしてもいいかな。」と話してみると良いかもしれませんね。
感謝の気持ちを忘れずに
同居をしながら育児もするということは、並大抵のことじゃないと思います。
子供の面倒を見つつ、義両親にも気を遣うことは大変ですよね。
ですがそんな中で、ママを助けてくれる人がいます。
一緒に住んでいるからこそ、助けてもらえることもありますよ。
どんな小さなことでも、助かったことがあれば「ありがとうございます」と口に出して伝えましょう。
- 泣いているときにあやしてくれた時
- ママの留守中に預かってくれた時
- 保育園や幼稚園・学童などのお迎えに行ってくれた時
- ママが体調不良の時に子供の面倒を見てくれた時
「ありがとう」と言うママの姿は、子供の教育にも繋がります。
感謝の気持ちを忘れずに過ごしていきましょう。
まとめ
親も義両親も、子供の健やかな成長を願っての行動や発言だと思います。
同居をする上で、生活スタイルが大きく変化し、ストレスがあるという点はママも義両親も同じです。
育児をする以前に、ママも義両親に気を遣い大変だとは思いますが、義両親も同じようにお嫁さんに気遣っている時もあります。
甘えられるところは甘えて、育児について話を聞くことも同居を上手くやっていく上で大切なことです。
育児や教育の情報は日々変化するとお話しましたが、昔からのことが良い時もあるかもしれません。
教育上、譲れない部分は話し合っていくことがベストです。
ご主人も上手く巻き込んで、少しでも同居生活が快適なものになるように過ごしていきましょう!