育児と肉体面
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疲れる40代の育児…元気に乗り切るための7つの工夫

やなかゆう
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子育てをしていて、「あれ? 肌がパサパサ。前はこんなことなかったのに・・」などの

体の変化を感じることはありませんか?

女性は子供を産むと、体質が変わるなんて言われることもありますが、

たとえば、白髪なんてまだまだ・・!と思っている時に、急にみつけたりすると、「ドキッ!」としますよね。

私には仲の良いママ友がいるのですが、彼女は40代。

健康やおしゃれに気を使っているため、年齢差をほとんど感じさせないのですが、

ある日、私が

「最近、爪が波打ってネイルがうまくのらない」と話した時、

急に身を起こして、「それね、栄養不足だよ多分…!」と言われたのです。

そこから、いつになく饒舌に、様々なエピソードを語ってくれたのですが、

その内容は、30代の私にもとても興味深いものでした。

40代の育児は、とにかく疲れる、ということ。

実は、ママ友との付き合いで、世代間ギャップを感じることもけっこうある、ということ。

頼みの旦那さんは、仕事がノリに乗っていて、それどころじゃない、ということなどなど。

そしてなにより、40代は、女性にとって、大きな変化を迎えるステージ

特に体の面での変化が大きく起こり、

今まで若さでなんとかなってきたことが、なんとかならなくなってくる、

そんな、難しい時期なのだそうです。

40代に入って、体調のどん底を経験した彼女は、

自分の体と向き合い、様々に試行錯誤することで、驚くほど状況を改善させていきました。

そこで今回は、そんな彼女のエピソードから、

40代で育児をする上で、「なるべく疲れない工夫」を7つご紹介します。

どの方法も、心がけひとつで実践できる、お手軽なもの。

今まさに40代のママで、体の不調に悩んでいる方には、きっと役立つヒントが詰まっています。

ママ友のハルさん

私には、仲の良いママ友がいます。

名前は、ハルさん。

40代で、二人のお子さんをもち、ちょうど上の子どうしが同じクラスだったことで、知り合いました。

彼女は、穏やかで人当たりがよく、でもどこか凛としたところをもつ女性。

商社に勤める旦那さんは、出張も割と多く、育児は彼女がワンオペ状態でやっています。

上の子を35歳、下の子を39歳で産んだ彼女。

私と同じく、下の子の妊娠を機に、仕事を退職したのですが、

それですこしは楽になると思っていた子育てが、ちっとも楽にならなかったそうです。

原因は、体調の変化。

それまでぼんやりやってきていた体の変化が、下の子が生まれたのを機に、

ガガガッと一辺に降りかかってきたそうです。

育児に追われながら、どんどん起こり始める体の不調。

辛い体を引きずりながら、一人必死で育児をしていると、今度は旦那さんとの関係がおかしくなってくる。

心身共にどん底に達した末、重い病も覚悟して病院に行ったところ、

深刻な貧血と、更年期の可能性とがある」と診断されます。

なるほど、これは40代だから起こるのか! 」と気づいたハルさん。

そこから、自分の体とじっくり向き合う工夫を始めたのです。

40代の女性に起きる体の変化とは?

40代は、女性ホルモンが大幅に減少する時期、と言われています。

それでは、具体的に体にはどんな変化が起こるのでしょうか?

眠りが浅くなる

眠りの曲がり角とも言われるこの時期。

これまでよりも、熟睡できる時間が少なくなってくる、とされています。

「なんだか最近、ちゃんと眠れないな」

「朝起きても、昨日の疲れがとれてないわ・・・」というようなことは、40代から起こりやすくなるのだそう。

よく眠れないと、疲れも取れない。

これでは、日頃の育児疲れが、毎日蓄積されていってしまうことになりますね。

更年期の症状が出てくる

「更年期」というと、まだまだ先のこと、というイメージがありますが、

その症状の開始時期には、大きく個人差があります。

更年期が始まる前から、それと似た症状が起こる「プレ更年期」。

なんとこれは、人によって30代後半から症状が出ることもあるそう。

40代のママの場合、更年期のいずれかの症状が出始めている可能性も高いのです。

更年期の代表的な症状は、

顔がのぼせて汗までかいているのに、手足が冷えている、というもの。

他に、微熱が続く、肌が乾燥する、白髪、異常に疲れやすい、めまい、頭痛、動悸、不眠、イライラ、気持ちの落ち込みなど、あらゆる不快な症状があります。

あまりの多さに、ちょっとひるんでしまいますが、これらすべてが必ず起こる、というわけではないので、安心してください。

更年期の症状は、人によって大きく異なるのです。

ある人は、症状が複数同時に起きてしまうこともあるし、またある人は、ほとんど何も感じずに過ぎてしまうこともあります。

もし、自分に辛い症状が当たってしまったら、大変ではありますが、

更年期には、約10年間という期間があり、必ず「終わり」がやってきます

正確には、閉経をはさんだ前後5年ほどの、約10年間を指すのですが、期間が終わると、安定した時期がやってくるとのこと。

40代で育児をされているママ場合、ちょうど子供に手がかかる時期に当たってしまうのが辛いところですが、いかに症状とうまく付き合っていくか、がポイントになりそうです。

忘れっぽくなる

我が子を呼ぶつもりで、旦那さんやペットの名前が、口から飛び出してしまう。

なにかするつもりで台所に来たのに、「あれ!? なにしにきたんだっけ?」と首を傾げてしまう。

がちゃがちゃと忙しい毎日を過ごしていると、年齢にかかわらず起きそうなことですが、

こと40代になると、頻発しやすく、脳の衰えを感じやすくなるそうです。

特に母親は、家事に、育児に、仕事にと、いっぺんに色々な仕事を抱えているため、

「あれもやらなくちゃ! あ、これやってなかった!」と、脳もてんてこ舞い。

脳が疲れると、物忘れやうっかりミスを引き起こす、とされていますが、

ハルさんの場合、疲れ果てている1日の終わりなど、普段から謎の多い子供の言葉が、

もはや日本語に聞こえなくなってくる、とのことでした。

そして一番困ることは、

それによってイライラが増幅したり、「もう、私ダメなんだ」と

急に悲しくなってしまったりと、気持ちが極端にマイナスの方向に引っ張られてしまうことだったそうです。

40代育児 元気に乗り切るための7つの工夫

どうやら40代は、特別に難しい時期なのだ、ということは分かってきましたが、

さて、それではどうしましょう。

そこは現実的なハルさんです。

「スキンケアにもっとお金と時間をかけたり、

加齢をストップさせてくれそうな健康食品を試したりできたらいいんだろうけど、

実際子供が小さいと、そんな時間もお金もないしね… 」と真顔でポツリ。

それでは、なるべく疲れないためにどうすればよいのか、

ここからは、そんな彼女が実践している、具体的な方法をみていきましょう。

ポイントは、「大事なことだけにエネルギーを使う」ということです。

精神面

人付き合いを頑張りすぎない

育児疲れの中で、意外と大きな割合を占めているのが、人間関係ではないでしょうか?

ママ友とのお付き合い、私もつい、「我が子のためにも頑張らなくちゃ」、と無理をしてしまうのですが、やはり、ほどほどを心がけるのがよいようです。

たしかに、率先して会話に入っていかなくても、こちらが恐れるような大きな問題には至らないことがほとんどではあります。

「ほんとに仲良くなれる人とは、別に無理しなくても、自然と一緒にいらるようになるから」というのが、彼女の持論。

言われてみれば、ハルさんは、「別に気が合う人がいなければいないで、いいんじゃない?」 というスタンスで、毅然としたところがあり、そこに私は好感を持ったのです。

働いているママの場合、職場のお付き合いもあるかと思います。

こちらもやはり、自分を押し殺してまで無理はせずに、いっそ仕事の話だけするなど、割り切ってしまうと楽になりそうです。

「自分で解決できないこと」を深掘りしない

「うちの子だけ、夜のオムツがはずれない」
「人見知りがひどすぎて、あいさつもできない」

「夫の帰りが遅すぎる」
「こちらが健康に気を使ってあげているのに、本人はちっとも気にしてくれない」

以前の彼女は、こんなことの連続で、ヤキモキし続け、胃炎にまでなりかけたそうです。

たしかに子育てをしていると、つい子供や旦那さんなど、周りのことばかりに目が向いてしまい、不安になったり、歯がゆく思ったりしてしまいます。

でも、どんなに自分が焦ってみたところで、状況は簡単には変わらないのですから、こちらはストレスが溜まってしまう一方。

これでは、悪循環を起こしてしまいます。

いつも一人でイライラしていて、思うように変わってくれない相手にまで、その怒りをぶつけてしまう。

これでは、誰もハッピーになりませんね。

彼女の場合、体を壊しかけてはじめてそのことに気づいたそうで、

「自分では解決できないこと」は、もうしょうがないから、考えない!

と割り切ることにしたそうです。

すると、イライラもおさまり、子供や旦那さんまで、逆によい方に変わっていったそうです。

肉体面

睡眠を大事にする

熟睡できる時間が少なくなる、と言われている40代の睡眠ですが、

だからこそ優先的に、「眠り」を大切にすることが、鍵になってくるそうです。

たとえぐっすり眠れなくても、明かりを消して横になるだけでも、疲労回復に繋がります。

寝たいのに眠れないと、つい焦ってしまいますが、

布団の中で静かに深呼吸をする、寒いならば湯たんぽなどを使って足を温めるなど、

うまく体を眠りに誘導させてあげるといいようです。

また、私もつい寝る前に、スマホをみたり、みかんなど食べたりしてしまうのですが、

心地よい眠りの妨げとなってしまうので、これはなるべく避けたほうがよいとのことです。

腹八分目が我が身を救う

ご飯をたべたあとに、どかーんとやってくる眠気。

これは、お腹に入った食べ物を消化しようとして、体がフルモードで活動しているから起こる、とされていますが、

40代に入ると、消化機能も衰えてくるので、この眠気も、一層激しくなってくるそうです。

以前の彼女は、ご飯のあとは、意識が朦朧とするほどダルくなり、

子供にキャーキャーなにかをせがまれても、目を開けているのがやっとだったそう。

そこで今気をつけているのが、

腹八分目にする、甘いものを控える、炭水化物をもりもり食べない、という3点。

そうすると、だいぶチャキチャキと動けるようになり、疲れにくくなってきたそうです。

彼女の場合、深刻な鉄不足で、異常な疲れやすさや肌のトラブルが頻発していたこともあり、たんぱく質や鉄分、脂質やミネラルなどを、優先的に取り入れているとのこと。

ちょっと小腹がすいたなぁという時、チョコや飴のかわりに、ナッツやチーズ、おしゃぶり昆布に変えてみるなど、一工夫するのがいいかもしれません。

「私はいっそ、レバーの焼き鳥食べちゃう時もあるよ」と彼女に言われて、
驚きましたが、たしかに小腹の虫はガツンとおさまりそうですね。

日光を浴びる

母親業をしていると、家の中での仕事がほとんどなので、

「よし、お散歩いくぞ!」と思い立たない限り、なかなか太陽に触れる機会がありませんよね。

でも太陽の光は、体調を整えるために、とても大事な役割を果たします。

朝起きたらカーテンをあけて、朝陽の中で深呼吸をする。

子供とお散歩をしながら、日光を浴びる。

幼稚園に送った帰りに、太陽を浴びながら、早歩きで散歩する。

どんな方法でもいいので、とにかく陽に当たることを意識すると、気持ちも前向きになり、体もととのって心地よくなります。

スマホを見ない時間を作る

「ちょっと休憩!」といって、ついついみてしまうスマホ。

短時間の息抜きにもってこいなのですが、脳にとっては、あまり快適ではないようです。

ただぼんやりスマホやパソコンの画面をながめているだけでも、脳はくるくると働いていて、疲労が溜まっていくとのこと。

脳が疲れてしまうと、心理的なダメージを受けやすくなってしまうそうです。

これは、育児中に、些細なことでイライラが止まらなかったり、急に悲しくなってしまったり、ということに繋がってしまいますね。

となるとやはり、少し意識して、スマホを見ない時間を作ることが大切になってきます。

子供とお散歩しながら、一緒に空をみたり、鳥をみたり、歌をうたったり、そんなことでも、脳は一休みできそうですね。

旦那さんに説明する

40代育児、という気力体力ともにハードな状況、

旦那さんの理解、協力を得ることも、大事なポイントになってきます。

ハルさんの場合、体調が極度に悪化した頃、

「こんなにこっちが辛いのに、旦那はなんでなにも気遣ってくれないの!? 」と、始終イライラしていたようで、

そう思えば思うほど、旦那さんは逃げるように存在を消していったそうです。

そこでたどり着いた彼女の結論は、

とにかく冷静に説明して、旦那さんと情報を共有すること。

思えば、

「更年期」という言葉は知っていても、実際にいつ始まるのか、一体どんなものなのか、
我々女性でも、その身に降りかかってくるまでは、よくわからないもの。

こと男性にしてみれば、なおのこと未知の世界です。
察してもらうのは、まず難しいことですよね。

旦那さんが何も知らない中、ママが一人で辛さと戦いながら奮闘していると、

「いつもイライラしてる、精神的なバランスがない」などと、こちらの落ち度のようにとられてしまう可能性もあります。

それではあまりに悲しいし、旦那さんにとっても、居心地が悪くなってしまいそうです。

となると、一緒に暮らしている者どうし、ここはお互いのためにも、しっかりこの状況を共有しておくことが、大切になってきます。

旦那さんに話す際の注意点

ここで、ハルさん直伝、旦那さんに話す際に気をつけたい、ワンポイントアドバイスをご紹介します。

①「旦那に話しをするときは、感情面を全面に出すべからず」

「辛いの」「大変なの」という感情面から始めてしまうと、「やれやれ、また愚痴か・・」と逃げられてしまう恐れがあります。

ここは淡々と、「加齢による自然現象」を説明してみましょう。

男性は女性に比べて、論理的な思考のほうが、頭に入ってきやすいことがあります。

また、旦那さんも中年の時期に差し掛かっている場合、自然現象で説明した方が、

「あぁそうそう! 俺も最近眠れなくなってきてた!!」などと、

共感してもらえる「きっかけ」を作ることができます。

 

② もし理解してもらえなかったら・・・

ここでもし、こちらが期待するような理解が得られなかった場合は、

一旦、すっぱりと諦めましょう。

「なんでこの人、いつも自分のことばっかなの!?
あぁそういえば、2年前ディズニー行った時もそうだった・・!」

「いくらなんでも冷たすぎる! 浮気でもしてるんじゃないの!?」

などと、過去の恨みや悲しい妄想にぐるぐると感情を巡らせていると、そちらに無駄にエネルギーを吸い取られてしまいます。

残念ではありますが、ここは

「よし! 当てにならない! 」と、スッパリ割り切って、

もっと大事にすべきところに目を向けていきましょう。

冷たいように聞こえるかもしれませんが、これは、ハルさんの実体験からきています。

体調が絶不調だった頃、旦那さんとの気持ちのすれ違いも最高潮に達し、

いよいよ離婚まで考えかけた彼女。

必死に気持ちを落ち着けて、丁寧に問題を洗い出したところ、こちらの「感じ方の癖」にも難があった、と気づいたそうです。

「ほしい答えをくれない人に、どんなに食い下がっても、お互い消耗するだけ」

というのが、苦悶の末辿り着いた、彼女の結論です。

「自分では解決できない部分」を深掘りしない、ということにも繋がってきますね。

ちなみに、旦那さんが

優しい言葉を掛けるのが苦手な場合や、気づくのがとてもゆっくりな人の場合、

3日後くらいに、こちらの言葉が腑に落ちてくることもあります。

その場合は、少しずつ、あちらからの思いやりの行動が増えてきたりすることもあるので、

慌てて結論を出さずに、すこし時間をかけて待ってみるのも、大切かもしれません。

まとめ

40代という、女性にとって変化の多いステージ。

なにも知らないで、急にいろいろな変化が体に起こると、不安になって、

うっかり自分を責めてしまうこともあるかもしれません。

でもこの変化は、誰のせいでもない、自然現象なのです。

「この年齢は、こういうことが起きる時期なのだな」と、冷静に把握し、心の準備をしておくだけでも、ちょっぴり不安を和らげることができるかもしれません。

  1. 人付き合いを頑張りすぎない
  2. 「自分で解決できないこと」を深掘りしない
  3. 睡眠を大事にする
  4. 腹8分目が我が身を救う
  5. 日光を浴びる
  6. スマホを見ない時間をつくる
  7. 旦那さんに説明する

ありとあらゆる形で、女性に降りかかってくる40代の体の不調。

人それぞれに、乗り越える方法は違ってくるかと思いますが、

今回ご紹介したこれら7つの対処法が、どれかひとつでもあなたのお役に立てたなら、とても嬉しいです。

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