ワンオペ育児でもお風呂に入れやすく!成長に合わせた入れ方と気をつけたいポイント
ワンオペ育児をしていると、1人では手が足りない!と感じる時は何度もありますよね。
そのなかでも、1人で子供をお風呂に入れるのは慣れるまでドタバタの毎日です!
首すわり前から歩けるようになるまで、入浴方法も変わります。
その都度、成長に合わせて試行錯誤が必要になるので大変ですよね。
また、浴室での事故は1歳児が最も多いのをご存知ですか?
見守る人がママしかいないからこそ、安全な入浴方法を知ることで、子供を危険から守ることができます!
そこで、0〜1歳の歩行ができるようになるまでの成長別による、入浴方法と注意すべき点を紹介します。
大変なワンオペお風呂も、コツを掴めば子供とコミュニケーションを楽しめる時間になりますよ!
生まれてから3ヶ月頃の首すわりまで
産後の1ヶ月を目安に、それまでは沐浴にしましょう。
1ヶ月検診が問題なく終わったら、大人と一緒に入浴が可能になります。
用意するもの:ベビーバス、洗面器、赤ちゃんソープ、ガーゼ2枚
場所:浴室、洗面所やキッチンのシンク
お湯の温度:夏は37〜39℃、冬場は38〜40℃
沐浴時の注意事項
- 授乳の直前直後は吐き戻ししやすいため30分は間隔を空けましょう
- 長時間は体に負担がかかるので、沐浴時間は10〜15分程度にしましょう
- 首すわり前なので、顔がお湯に浸からないよう首の後ろをしっかり支えましょう
- 浴室で洗う場合お風呂の蓋の上にベビーバスをバスタブの蓋の上に置くと落下の危険があるので必ず床に置きましょう
沐浴の手順
- ベビーバスと洗面器にお湯を張ったら赤ちゃんを入れて体が冷えないようお湯に濡らしたガーゼをお腹のうえにかけておきます
- もう1枚のガーゼを洗面器の清潔なお湯につけて目の周りをやさしく拭き取ります。そのまま顔全体をソープをつけずに優しく撫でるように拭きます
- 顔を洗ったら次は頭→体の前半分を洗いましょう。ソープをつけて爪をたてないよう指の平で洗います
- 次はお尻と背中を洗います。赤ちゃんの首の後ろは支えたまま、利き手で両脇を掴みうつぶせになるよう、ゆっくりと両手を使って返します。顔がお湯に浸からないように気をつけてください
- 背中とお尻が同じように洗えたら、先程と同じ手順で仰向けに戻します。汗や汚れが溜まりやすい首・脇の下・シワの間も忘れずに洗います
- 最後に洗面器で体の泡を流します。ヌメリがあると洗い足りないサインです。顔まわりはガーゼで泡を拭き取ります
- 脱衣所に用意しておいたバスタオルでくるんで完了です
初めての育児で首すわり前の子供を支えながらの沐浴ってハラハラしますよね。
私は絞り忘れたビショビショのガーゼを顔にかけて泣かせてしまうなど、焦って失敗してしまうことがありました。
お風呂に慣れるまでは必要なものを事前にセットしておき、スムーズに次の動作に移れるようイメトレしておくと動きやすかったです。
浴室の床にベビーバスを置いて沐浴をしていたので、無理な体制が原因で肩こり腰痛に悩まされていました。
シンクにスペースがある場合は立ち姿勢の方が、ママの体の負担も軽減できますよ!
おすすめ便利アイテム
沐浴時におすすめのベビーバスを紹介します。
3ヶ月頃の首すわりまで使用できるビニールブールのようなふかふかのベビーバスです。
愛用している先輩ママも多く、私もこのベビーバスを使っていました。
足元にストッパーがついているので、1人で沐浴をしていてもずり落ちずにサポートしてくれます。
また使用期間を終えたら空気を抜いて、コンパクトに保管しておけるのもプラスチック製と比較して便利です!
首すわり〜お座りができるまで
首がすわると赤ちゃんの体もしっかりしてくるので洗いやすくなってきます。
この頃には一緒にお風呂に入ることもできますね!
入浴時の注意点
- 浴室で待たせるときは扉を少し空けて子供の様子が見えるようにします。目を離さないようにしましょう
- この時期は寝返りができるようになります。手に届く場所に怪我につながる物や倒れて危険な物は置かないように気をつけましょう
- お湯の量は一番少なめに設定しておきます。(目安として2人で湯船に入ったときに、ママが胸のあたりまでの湯量)
- 子供がグズらないよう、子供優先にしてママが体をきちんと拭かないと夏場でもクーラーで冷えて風邪を引きます。自分の身支度も大切に!
お風呂の手順
- 子供はオムツ1枚にし、バスタオルにくるんだ状態で脱衣所にて待っててもらいましょう。バウンサーやハイローチェアがあればそこに寝かせ、なければバスタオルなど敷いた上に寝かせます
- 待っている間に先にママが洗います。扉を少し空けて子供の顔が見えるようにしておくとママも子供も安心です
- 洗い終わったら、子供をお風呂マットに寝かせて洗います。基本的に洗い方は沐浴のときと同じですが、首が座っているのでうつ伏せにして洗うことができます
- 抱っこしながら湯船に入りましょう。かならず両脇を支えて顔にお湯が浸からないように気をつけます
- お風呂から出る際は、お風呂マットの上に子供を寝かせて先にママが体を拭いてパジャマを着ます。そのあと子供の体を拭いて脱衣所またはリビングでパジャマを着せます
寝返りができるようになると、手に届く範囲も広がるので、いよいよ目が離せなくなってきて大変です!
バウンサーやハイローチェアがとても活躍する時期ですね。
このようにスムーズに行けばいいですが、子供が待てずに泣いてしまうこともあるでしょう。
はじめは、そんな状況にどうしようと焦ってしまいますよね。
しかし回数を重ねるごとに「もうすぐ終わるからね!」と声掛けしながら、洗うスピードも早くなりますし、落ち着いて動けるようになるので安心してください。
ワンオペ育児はママをとってもたくましくさせてくれます!
おすすめ便利アイテム
この時期にあると便利なアイテムを紹介します。
①リッチェル ひんやりしないおふろマットR
3ヶ月以降一緒に湯船に浸かるようになったらこのお風呂マットがおすすめです!
新生児から使えますが、この商品は少ししかお湯がためられないので、冬場は少し寒そうな印象だったので、沐浴には使用しませんでした。
ふかふかで寝かせても冷たくなく、ママ1人でも体を洗いやすい形状ですね。
②バスローブ
子供と一緒にお風呂に入るようになると重宝するのがバスローブです。
一緒にお風呂に入るようになったら時期は関係なく長期間助かる便利アイテムですよ!
あまり、ローブを使うのに馴染みのないママも多いかもしれません。私もホテルなど宿泊する以外で使ったことがありませんでした。
体を拭いてパジャマを着ることは数分かもしれません。ですが、数分ですら子供は待ってくれません。
ですので、拭く+着るが一体型になっているローブはまさにワンオペママのお助けアイテムなんです!
お座り〜つかまり立ちまで
ここまでくると自分で体を支えられるようになるので、新生児の頃と比較してかなり洗いやすくなります。
入浴時の注意点
- 浴室で待たせるときは子供が足を滑らせないよう滑り止めバスマットを敷くなど転倒に注意して目を離さないようにしましょう
- お座りができるからといって少ない湯量でも子供1人で浴槽に入れるのは危険なのでやめましょう。洗面器の量でも子供は溺れてしまいます
- お湯の量は一番少なめに設定しておきます。(目安として2人で湯船に入ったときに、ママが胸のあたりまでの湯量)
お風呂の手順
- 浴室にて子供をベビーバスかバスチェアに座らせ、お風呂用おもちゃなど渡して遊んでいる間にママが先に体を洗います
- 次に子供を洗います。そのままベビーバスかバスチェアに座らせたまま洗うか、つかまり立ちができるようになったらバスタブの縁につかまり立ちさせた状態だと洗いやすいです
- 抱っこしながら湯船に入ります。必ず両脇を支えて顔がお湯に浸からないよう気をつけましょう
- お風呂から出る際は、再度ベビーバスまたはバスチェアに子供を座らせて、先にママが体を拭いて着替えます。そのあと子供の体を拭いて脱衣所またはリビングでパジャマを着せます
この頃になると、後追いが始まっている子も多いのではないでしょうか。
少しでも側から離れると不安でギャン泣き!ママも困ってしまいますよね。
この頃は、扉前回で子供が安心できる距離で話しかけながらシャワーを浴びていました。
嗚咽がひどいくらい泣いてしまう場合は、子供だけお風呂に入れて寝た後にさっとシャワーを浴びた方が、お互い落ち着いて入れるかもしれませんね!
おすすめ便利アイテム
①スイマーバ マカロンバス
3歳頃まで様々な用途で使えるといわれているマカロンバスです。
この商品も新生児から使用できますが、足元にストッパーなどついていないため、新生児期に紹介したふかふかベビーバスより、初めての育児ママには少し洗いにくい形状をしているように感じます。
バスチェア代わりにここに子供を座らせて待ってもらうこともできますし、夏場ママはシャワーだけでいい日はお湯をためて子供だけ入浴ができるので、持っておくと便利です!
また使わなくなっても、夏場はベランダや庭でちょっと水遊びをしたいときに、片付けが簡単なコンパクトサイズのプールになります。
デザインがとても可愛いのでおもちゃ入れにしたり、ボールをたくさん入れるとボールプールもできます。
②西松屋 防カビバスマット 909円
お風呂マットはつかまり立ち〜歩けるようになったらあると安心なアイテムです。
つかまり立ちをして体を洗うときに敷いておくと、足元が滑りにくにので転倒防止になりますし、保温性もあるのでお湯をあてておけば、ひんやりしないので冬場に重宝します。
歩行できるようになったら
洗い方や入浴方法はつかまり立ちのときと同じ方法なので、ここでは歩けるようになったら注意しておきたい点についてお話します。
冒頭でもお話したようにお風呂場での事故は1歳が最も多いので、何に気をつけたらいいかまとめました。
入浴時の注意事項
歩けるようになると一気に行動範囲が広がり、目を離して大事故に繋がる危険が高まります。
注意事項
- 浴室で待たせていると歩き回り転倒の危険があるので、滑り止めマットを敷いたりおもちゃを渡して座って遊べるような環境を整えましょう
- お風呂の蓋によじ登って蓋が落下し溺れる危険があるので10秒に1度子供を見る意識をしましょう
- 子供は10センチの深さがあると1分で溺れてしまいます。必ず子供を1人で浴槽で待たせないようにしましょう
自分で立って歩けるからと水量を少なくして子供を浴槽で1人待たせていたことがありました。
ですが、立ち上がったときに滑ってしまい、溺れるまではしなかったもののお湯を飲んでしまい子供もパニックになったことがあります。
あのとき溺れていたらと思うと今でもゾッとします。
同じ経験はしてほしくないので、浴室の目の届く位置で待っててもらいましょうね!
入浴時以外で気をつけておくこと
一緒にお風呂に入っているとき以外にも浴室事故は起こります。
- 子供が小さいうちは残り湯を残さず、使い終わったらすぐに浴槽の水を抜きましょう
- 転倒や落下、シャンプーなどの誤飲の危険があるので、日頃から子供が浴室に入れないようチャイルドロックをかけておく癖をつけておきましょう
- カミソリなどの刃物は手の届かない高い位置か、浴室には置かないようにしましょう
ワンオペ育児はお風呂以外の家事育児もママ1人で行うので、料理中に目を話したときに浴室で事故が起きていることに気づかない危険があります。
事故が起きない環境を整えておくことはワンオペ育児で大切なことですね。
まとめ〜パパのいる日はゆっくりとバスタイムを満喫しよう!
- 新生児〜首すわりまでの入浴方法と注意事項
- 首すわり〜お座りまでの入浴方法と注意事項
- お座り〜つかまり立ちまでの入浴方法と注意事項
- 歩行できるようになってからの注意事項
についてお伝えしました!
子供をお風呂に入れるのは、ワンオペ育児のなかでも肉体的にクタクタですよね。
本来お風呂は1日の疲れをとる方法の1つです。
ですので、パパが休日の日はバトンタッチしてゆっくりお風呂に入り、リラックスできる時間をつくりましょうね!
ワンオペ育児のなかでもハードなお風呂ですが、子供と一緒に入れる時間はあっというまに過ぎてしまいます。
それはそれで寂しくもあるので、ぜひコミュニケーションを楽しみながら乗り越えましょうね!