【専業主婦が育児を辛く感じる原因7選】辛さを軽減する方法も紹介します

専業主婦で子育てをしていると、育児が辛いと感じることはありませんか?
仕事はどうしても合わなかったり、辛かったりすると退職もできますが、子育ては投げ出すことはできません。
私が感じたことは、兼業主婦は「体力的、時間的に辛い」けれど、専業主婦は「精神的に辛い」という事でした。
兼業主婦時代は、仕事と子育ての両立という点での悩みはありましたが、物理的に子供と接する時間が短かったので、子育てだけが取り立てて辛いという感じはありませんでした。
しかし、一時的に専業主婦になって一日中家の中にいるようになると、途端に頭の中が寝ても覚めても子供と家庭の事になります。悩みや辛さが子供に関する事一色になり、子育てが辛くなり始めました。
専業主婦のママには、働きたいけど働けない葛藤や、一人で子供を育てる責任など、辛さを感じてしまうポイントがたくさんありますよね。
今まさに毎日の育児が辛いと感じているママがいれば、自分が辛いと感じているポイントを明確にし、育児の辛さから抜け出しませんか?
ちょっとした楽しみで、日々の育児の辛さを軽減する方法も紹介しますね。
専業主婦が育児を辛く感じる原因7選!

では実際に専業主婦のママが、どんな場面で育児が辛いと感じているのでしょうか?
兼業主婦も専業主婦もどちらも経験した私の実体験から、圧倒的に専業主婦の育児が辛い理由を7つまとめていきます。
①四六時中子供と一緒が辛い!
たとえ愛するわが子であっても四六時中、話の通じない子供の相手をするのは精神的に辛いです。
ママにだって感情があるので、ずっと大泣きされたり、訳の分からないいちゃもんばかりつけらたらだんだんと腹も立ってきますよね。
愛しているからと言って、なんでもかんでも寛容ではいられないのです。
それでも、子供は「ママ」「ママ」とどこでも付いてきて、子供が起きている間中ママはほっとする時間がありません。
四六時中一緒で逃げ場もなく、子供のすべてを受け止めるのはとてつもなく辛いです。
私は、切り替えがなく、常にママモードがオンな状態が辛いと感じていました。
子供が産まれる前は、疲れれば疲れた顔をしてもいいし、落ち込んだら泣きながらベッドにもぐりこんでもよかったのが、
子供がずっと一緒だと、常に明るい顔をして自分の感情を押し殺していなければいけません。
子供に振り回されて辛い時も、子供の成長で心配なことがある時もいつも笑っているのは、精神的に苦しかったです。
②孤独が辛い!
子供と四六時中一緒なんだから、孤独ではないでしょ?と思われるかもしれませんが、
話の通じない子供と二人ぼっちは、とても孤独です。
子供との二人きりの生活で誰とも会話せず、社会から切り離されたような気がして自分を見失っていきます。
社会から断絶されたような疎外感すらあります。
私も、泣いている理由が分からず、ただ子供の泣き声だけが響く家にいる時、
誰も私を助けてくれない、誰も私を見ていてくれない、と孤独を感じ子供と一緒に泣いていました。
③育児を一人で担うプレッシャーが辛い!
自分が将来の子供の人格形成をするというプレッシャーはありませんか?
私は、この子は私と一緒にいて、まともな大人になれるんだろうか、と震えるほど怖くなったことがあります。
そんなに思いつめないほうがいいんじゃない?とアドバイスをしてもらった事もありますが、
- スマホばかり見ててはいけない
- きれいな言葉で話しかけなければいけない
- 子供の目線で目を合わせて話を聞いてあげなければならない
- 子供が「なぜ?」と聞いてきたら子供の好奇心を満たすチャンスだから、一緒に問題を解決しなければならない
と育児本に書いてあり、それをするのは、子供と関わっている私しかいない、私には全責任があるんだ!と思っていたのです。
適当や、手抜きなど考えたこともなく、常に一生懸命やっていました。
④子供の機嫌次第で、何も出来ないのが辛い!
「やる?」と聞けば、「やらない」と言い、
「本当にやらないの?」と言えば、「やる」と言い、
ママがやると、「自分でやりたかったのにぃ~」と泣きます。
どっちなの?どうしたいの?なんでなの?
突っ込みどころ満載です。
一日中こんな調子なので、勿論、家事も育児も予定通りには進みません。
やる事はあるのに、トイレもままならないほど、人間の基本的な部分まで子供に侵害され、
結局何もできなかったというのが毎日の主な出来事なのです。
⑤暇だと思われていて辛い!
専業主婦は、一日中家に居るので、時間的に余裕があると思われています。
しかし、1日中子供とうちにいるのは、とてもハードです。
必ず3食作って食べさせなければいけないし、子供は部屋中散らかして歩きます。
善悪の区別がつかない子供は、必ず自分の視界に入る範囲にいさせなくてはいけないし、
部屋も風呂もトイレも子供のために、清潔にしなければいけません。
子供を遊びにも連れて行かなければいけないし、
子供の発育にあった遊びや、しつけ、食事、予防接種、幼稚園選び等情報収集だってしなくてはいけません。
保育園のように、基本的な生活習慣や、しつけ、社会性など、周りの大人にお願いできないので、一人で悶々としながらやっています。
初めての育児に奔走し、子供に邪魔をされ続けながら家事を懸命にこなそうとしているのです。
私も、独身の友達と会って、「家で子供の面倒と家事をやってたら毎日大変なんだ」と話すと、
「豪邸じゃないんだから家事なんて2時間もあれば終わるし、子供と遊んでるだけじゃん」と言われたことがあります。
どんなに大変か、どんなに言葉を尽くしても、子育ての大変さは経験したことのない人には伝わらないのが、専業主婦の育児の辛いところですよね。
⑥達成感や満足感がないのが辛い!
専業主婦の仕事は自由裁量で、勤務時間が明確でなく、仕事に対する評価は給与ではなく家族の笑顔という、至極あいまいなものです。
対して、働くママは、仕事の目標や成果が会社から与えられ、給与として頑張りが反映されます。
明確なゴールや目標が無いので、だらだらと毎日を消化しているだけという虚しさがあります。
子供の成長も、自分の成長も実感しにくく、経済的な豊かさは夫次第、というのでは達成感や、満足感をどこに求めればいいのか分かりません。
私も、代り映えしない毎日と、終わりの見えない家事と育児で、毎日がつまらない、意味がないと思うようになりました。
そんな時母に、家事や育児は、勉強や仕事と違って達成感や満足感ではなく、
健康や愛情などの物差しで見るのよと言ってもらい、自分を取り戻すことが出来ました。
⑦「そんなに嫌なら働けば?」と言われるのが辛い!
専業主婦が辛いというと、「嫌なら働けば?」と言われる事があります。
必死に専業主婦やることは、まるでダメなことだと、言われているような気持になりませんか?
働く事が全ての解決策ではないはずです。
それぞれの家庭環境や、保育園の空き状況、社会復帰への不安など、複雑な事情があって、そんなに単純な事ではないのです。
私も、ママ友から「もう子供も3歳なんだから働けるでしょ?」と言われた時に、
同じママでも、専業主婦を認めてくれる空気はないんだな、と察しました。
育児を楽しむ方法
このように専業主婦が大変で、育児が辛く感じる環境であっても、育児を辞める事は出来ませんよね。
ここからは、いっそ育児を思い切り楽しめる方法を考えましょう。
新しい事を始める
行動を起こすのが得意なママは、何か自分が楽しいと感じる事を始めませんか?
- 託児付きのヨガやパン教室などの習い事
- 資格試験や語学などの勉強
- 子育てサークルに入る
家事や育児に一生懸命だからこそ、それが辛いと感じているかもしれません。
どんなに好きな事でも、必死になると苦しくなることがあります。
他に、自分の楽しい事を見つけると、辛いという気持ちから楽しい、好きという気持ちに戻るかもしれません。
自分の心に余裕が持てると、子供に優しく出来そうではありませんか?
おうち時間を楽しむ
自ら行動を起こすのが苦手、現状を変える事自体がストレスに感じるママもいると思います。
そんなママは毎日を楽しむ何かを家の中で見つけて下さい。
育児漫画を読む
育児漫画は、子供との日常をユーモアたっぷりに紹介してくれます。
辛さや悩みを共感出来たり、笑ったり泣いたり、自分の感情を揺り動かされます。
自分の思考が悪い方に凝り固まってしまっていた場合、
読み終わった後に、やっぱり子育ては面白い、子供は愛おしいと思うはずです。
育児がテーマの笑える漫画!子育てが楽しくなる「今日もブブはからまわり」
日常のイベント化
育児を楽しむ方法として、私は日常のイベント化をやっていました。
ホットプレート料理の日、おかしパーティー、パジャマの日(絶対に外出しない)、席替えの日、おうちキャンプ、
非日常は、大人も子どもも楽しいです。
我が家流、非日常イベントの開催のこつはこちらです。
- 大人も大げさに楽しむ
- 今日はイベント日だと子供に伝える
- 楽しい気持ちに水を差さないように滅多なことでは怒らないようにする
このときばかりは子供のノリで楽しんで下さい。
注意事項は、今日は特別な日だと伝えることです。
毎日イベントだと思われてはママの精神が持ちません。
これはイベントなので、楽しむことが目的です。
危険な事以外は怒らないように注意しましょう。
まとめ
毎日うちにいる専業主婦のママは、家事も育児も本当に大変ですよね。
専業主婦で育児が辛い原因はたくさんあります。
しかし、もやもやした気持ちで育児を続けるのは、あなたにもお子さんにも決していい事ではありません。
習い事や、新しい事を始めたり、子供との毎日を楽しくする工夫は日々の生活の中に転がっています。
悶々とストレスを抱える日々とは決別して、楽しい専業主婦ライフを送れる事を願っています。