育児負担のピークはいつ?つらい時期の乗り切り方とリフレッシュ方法
産後のつらさも残る中、毎日睡眠不足と戦っているママ。
「この大変な毎日はいつまで続くの?」
「ピークはまだきてないの?」
と不安になっていませんか?
人によって育児の一番つらい時期は違いますが、先が見通すことができれば希望が持てますよね。
不安しかない今の気持ちを、少しでも前向きな気持ちに変えられるような情報をお届けしたいと思います。
体力・精神の育児負担ピークはいつ?
子育てで一番大変な時期はいつでしょうか?
人によって違うことはもちろん、体力的にきつい時、精神的につらい時、その時によって大変さは違うと思います。
今回はこれから起こりうるピークの時を乳児期~幼児期を中心にまとめてみました!
体力×精神のダブルパンチ!0~1歳代
体力・精神ともに最も大変だと言われているのが、0~1歳です。
なんといってもこの時期はなかなか寝られませんよね。
育児疲労となる原因を見てみましょう!
- 授乳が頻回でまとまって寝られない
- 泣く・ぐずることが多い、長時間の抱っこ
- 泣いている理由が分からない精神的ストレス
- 産後で体がボロボロ
- 赤ちゃんが動き始めると目が離せなくなる
- 24時間体制の育児
その他にもいろいろとありますが、一番の消耗理由は「寝られないこと」と「赤ちゃんの泣き」にありそうです。
教えて!なんでそんなに泣いているの?
泣くことは言葉が離せない赤ちゃんにとって自分の意志を伝える大事な手段です。
ただ、授乳してもダメ、オムツを替えてもダメ、抱っこしてもダメなときはどうしたらいいの!?と困ってしまいますよね。
引用元:月齢による泣きの変化|すくすく子育て
赤ちゃんが泣いている主な理由は上の図のように月齢によって変化していきます。
- 0~3ヶ月 空腹やオムツ、暑い・寒いなどの不快感で泣いていることが多い
- 3ヶ月頃~ 不快感に加えて、眠いや寂しいなどの感情を表した泣きも加わる
- 6ヶ月~1歳 ママやパパの顔と他の人の顔を区別できるようになるため、人見知りや後追いの泣きが始まる
泣いている理由にどんどん感情が加わってきて、成長しているのがよく分かりますね。
ただ、どうしても泣き止まない!理由が分からないというときがあり、睡眠不足と重なって精神的にひどく落ち込んでしまいますよね。
私も0歳代でつらかったことは「原因不明の泣き」です。
3ヶ月過ぎたら黄昏泣き(たそがれなき)、5ヶ月過ぎたら夜泣きも始まり、精神的に追い詰められていました。
はじめての育児は本当に余裕が持てなくて、泣いていたら何とかしなきゃ!と思ってしまうんです。
どうしても泣き止まないときは真夜中にドライブしたり、ベビーカーに乗せて散歩に行っていました。
今考えてみると、真夜中に赤ちゃんを連れて歩いている人、かなり怪しいですよね…。
睡眠不足だと判断力・思考力も衰えてしまうので、何も考えられない状態だったのかもしれません。
あのときの自分に「ちょっとくらい泣いていても大丈夫だよ!ほら肩の力を抜いて」と言いに行きたいものです。
0~1歳代のピークと落ち着く時期
0歳代には他にも、赤ちゃんのお世話や日中の家事などの負担が重くのしかかってきます。
しかし、睡眠の面だけで見ると0~3ヶ月頃をピークに、徐々に夜寝てくれる時間が増えていきますよ。
引用元:月齢別の生活リズム目安|moony
私の友人の中でも赤ちゃんの睡眠事情はさまざまでした。
「1歳まで3時間ずつしか寝ない子だった」
「4ヶ月以降は一晩中寝てくれた」
と言っている人もいました。
個人差が大きいのがつらいところですが、睡眠不足のピークが過ぎて5ヶ月~7ヶ月が少し体を休めることができるチャンスかもしれません。
このときに体を休ませ、次の時期に備えましょう!
7ヶ月を過ぎるとずりばいやハイハイが始まり、四六時中後追いをしたり、何でも口に入れたりと全く目が離せなくなってきます。
その後、1歳代に突入するとともに歩き始める子が多く、さらに1歳半になると走り始めます。
この頃の成長は素晴らしいものがあり、何物にも代えがたい喜びがあります。
しかし、子どもの予測不能な動きにずっと付き合っていると、疲れきってしまいますよね。
ぜひ、寝ることができるうちに寝る、休めるときに休む、という習慣をつけてみてください。
周囲のサポートも受けながら、睡眠不足になりがちな0歳代を乗り切ってくださいね。
精神的につらい!第1次反抗期(2~3歳)
「反抗期」と言われると思春期の頃におこるものを思い浮かべる人が多いと思います。
実際には2~3歳に「イヤイヤ期」と呼ばれる第1次反抗期があり、思春期に起こるものは第2次反抗期です。
この時期がどうして「イヤイヤ期」と呼ばれているのか見ていきましょう。
どうして「イヤ」が起こるのか
イヤイヤ期は自我の芽生えにより自己主張が激しくなり、感情のコントロールもまだ未熟なため感情が爆発してしまう時期です。
<例>
- 何でも自分でやりたがる
- うまくいかないとかんしゃくを起こす
- とりあえずママの提案は「イヤ」
- 物を投げたり、ご飯で遊んだりと何でもやります
なんでもやりたい!と自信もたっぷりなこの時期ですが、実際にはまだ手先をうまく使えなかったり、言いたいことも上手に伝えられません。
そして「やりたいと思う気持ち」と「できない結果」のギャップでかんしゃくを起こしてしまいます。
我が家の子もイヤイヤ期はひどいものでした。
物を投げるは日常茶飯事で、ご飯で遊ぶ、スーパーを爆走するなど、すべてのイヤイヤを制覇したんじゃないの?と思うほどです。
笑顔で癒され、イヤイヤで今度はぐったりして…この頃は感情がジェットコースターのようで、それも精神的に堪えます。
頭では成長過程だと分かっていても、つい感情的に接してしまい、あとで自己嫌悪に陥ることもありました。
ただ、子どもも精一杯成長している途中です。
大人の私でさえ、人と話すときにどう伝えたらいいだろうと迷うことが多々あります。
子どもにとっては自我がめきめきと目覚め、さらに一歩成長するために頑張ってもがいている姿なのかもしれませんね。
2歳のイヤイヤ行動については関連記事もありますので、参考にしてみてください。
2歳の育児~なんでも自分でやりたい!イヤイヤ期もやってくる~
2歳児の育児に疲れた…大変すぎるイヤイヤ期を上手に乗り越える方法とは
2~3歳のイヤイヤ期のピークは?
イヤイヤ期は個人差がありますが、早くて1歳半頃から始まります。
引用元:月齢別イヤイヤ率|(株)博報堂
このデータを見るとピークは2歳半が一番多く、その後少しずつ下がりながら4歳には6割以上の子が落ち着いてきているのが分かります。
男女の違いはあまりなく、性別よりも個人差が大きいようです。
2歳半を過ぎたら、あともうひと頑張り!と一つの目安にしてもらうといいですね。
では、イヤイヤ期はどんな風に終わるのでしょうか?
終わりの兆候も見てみましょう。
あと少し!?イヤイヤ終了のサインは?
いつかは終わると分かっていても、この行動が見られたらゴールは近い!というものがあればもっとうれしいですよね。
我が家と友人に聞いた体験談を載せていきますね。
- かんしゃくの頻度が減ってくる
この日からイヤイヤ卒業、というわけではなく、本当に少しずつかんしゃくの回数が減ってきました。
あれ、最近かんしゃく起こしてないな、と思ったらもうゴールの近くにいるかもしれません。
- 「イヤ!」のレベルがトーンダウン(友人談)
普段なら、お着替えしよう!と言うと「イヤ~!!」と返ってくるところですが、「うーん、いやだなあ」とトーンダウン。
しぶしぶながら、お着替え成功です。
気持ちの切り替えが少しずつできているのかなと感じたそうです。
- 我慢ができるときがある
「お菓子が食べたい」
「ご飯の前だからまたにしようね」
イヤイヤ絶頂期ならこのままぐずったり、かんしゃくになっていますが、イヤイヤ終了前には何回かに一度は我慢ができるようになるときがありました。
言葉を少しずつ理解できるようになり、感情のコントロールができ始めた兆候だと思います。
いつの間にか終わっていた、という人が多いイヤイヤ期ですが、つらい状況が続くと少しの変化も救いのように感じますよね。
ただ、終わったかなと思っても、またぶり返すこともありますのでご注意ください。
一進一退の日々ですが、必ず終わりは来ますので安心してください。
ピーク時を乗り切るリフレッシュ&ストレス発散方法は?
育児負担がピークに達すると、心と体の限界がきてしまいます。
その前にママがリフレッシュすることで一番つらい時期を乗り切ることができるかもしれません。
いろいろな方法をご紹介していきたいと思います!
児童館や子育てセンターにいってみよう!
お近くに小さいお子さんが遊ぶことができる施設はありますか?
「ママ友なんて面倒くさそうだし…」
「知らない人と話すのもストレス」
と思っている方も、ストレスがたまっているときこそ行ってみてほしいです。
私の友人もはじめての育児では戸惑うことも多く、家で子どもとずっと二人きりでいることでストレスも増していったそうです。
子どもがハイハイができるようになって、はじめて子育てセンターに行ってみた時のこと。
人見知りな友人なのですが、同じ月齢の子を持つママと出会い、
「こんなことありますよね!」
「あんなこと大変ですよね!」
と大盛り上がりしたそうです。
その後友人は、誰かに自分の気持ちを話したかったんだ、同じ境遇の人に共感してほしかったんだと気づいたそうです。
名前も知らないママさんなのに、同じ戦場で戦う戦友のように感じた!と言っていました。
自分の気持ちを吐き出せる場所があると、少し心が楽になるのかなと思います。
あまり構えずにぜひ気軽に行ってみてください。
思わぬ良い出会いがあるかもしれません。
他のお子さんとふれあうことで、いい刺激ももらえますよ。
思い切って託児を利用しよう!
家でみているのに託児は利用しにくい…と思っていませんか?
いえいえ!ママがリフレッシュすることが良い循環につながっていくのですから、とても大事なことですよ。
こちらは関東を中心に展開している託児所ですが、「託児に理由や罪悪感はいらない」というのを理念としているところです。
当日にいきなりの予約もOK、1時間~の短時間利用もできるので、気軽に利用しやすいですよね。
一人になれる時間を作って、美味しいランチを堪能したり、ショッピングなどを楽しんでみてはいかがでしょうか?
きっと明日からの活力になることと思います!
こういった託児所の他にも、保育園では一時保育を実施しているところが多く、リフレッシュでの利用も可能です。
ぜひお近くの託児所や保育園を探してみてください。
産後ヨガに挑戦してみませんか?
疲れているときに運動なんて…と思われるかもしれないのですが、疲れたときにこそヨガやストレッチを行うことで体がスッキリしますよ。
<産後ヨガの効果>
- 産後の骨盤の歪みを整える
- 姿勢が整うため、肩こりや腰痛の解消
- リラックス効果があり、ストレス発散になる
出産後はさまざまな影響が体に残っています。
ホルモンバランスが崩れていたり、骨盤の歪みで腰痛や股関節に痛みがあるなど。
また、抱っこをする時間も長いので肩や首がガチガチに固まったりすることもありますよね。
ヨガは血流をよくする効果もあるので、産後の体の不調に良い効果をもたらすと言われています。
赤ちゃんと一緒にふれあいながら、自宅でゆっくりヨガをしてみてはどうでしょうか?
ただし、産後1ヶ月は体調が不安定で、体も元に戻ろうとしているところなので安静にすごしましょう。
早くても1ヶ月検診後に、体調と相談しながら無理せず行ってくださいね。
参考動画です↓
まとめ
0歳児も2歳児も違った大変さがあります。
もっと大きくなってもまた違う問題が出てきて、悩みは尽きないでしょう。
ただ、どんな時期でもピークが過ぎれば必ず終わりが来ますよ。
悩みがあるということは成長している途中ということですね!
その都度、解決策を探し、ママがリフレッシュしながら気持ちをラクにして進んでいけるといいですね。
次々と課題をクリアしながら、一生懸命に成長していく姿を見守っていきましょう。