生後7ヶ月赤ちゃんの育児~ずりばい練習開始!行動範囲も広がる時期~
赤ちゃんも7ヶ月に入ると、離乳食にも少し慣れてきたころではないでしょうか。
またずりばいができるようになる子もいて、これまでと違い、行動範囲が広がる時期でもあります。
今回は7ヶ月目の赤ちゃんの育児についてお話していきますね。
7ヶ月目の赤ちゃんの様子は?
7ヶ月目の赤ちゃんの身体の変化をお話していきます。
体重・身長の変化
4ヶ月目以降は成長が緩やかになる傾向があります。
また個人差が出てくる時期でもあります。
先月とあまり変わっていないと感じても、少しずつでも増えているようであれば問題ないですし、母子手帳の成長曲線の中に入っていれば心配はいりませんよ。
身長と体重の平均は下記の通りです。
性別 | 身長平均 | 体重平均 |
男の子 | 65.0~73.6cm | 6.7~9.9kg |
女の子 | 63.1~71.9cm | 6.3~9.4kg |
ずりばいをする
早いと、生後5ヶ月頃からずりばいを始める子がいると思います。
ずりばいとは、まだハイハイができない赤ちゃんが腕や足を使って、うつぶせの状態で、お腹を床につけたまま這うことです。
赤ちゃんにとっては、手を前に出す動作よりも手で床を押す動作の方がやりやすいようです。
そのため、後ろに進むずりばいから始まることの方が多いです。
近づいてきて欲しいのに、どんどん後ろに行ってしまうこともありますし、たった今そこにいたのに、一瞬目を離したら遠くにいる…ということも。
また、ずりばいをせずにハイハイをし始める子もいますので、ずりばいをしないからと言って、必要以上に心配しなくても大丈夫ですよ。
手の動きが上手になってくる
この頃の赤ちゃんは、手の動きも発達してきます。
物をしっかりと握ることができるため、自分が興味を持った物は掴みますし、口に入れようとします。
おもちゃを手に持ち、テーブルなどに打ち付けて遊んだり、両手におもちゃを持ってみたりします。
ですが、落としたおもちゃなどは上手に拾うことができず、泣いてしまうこともあります。
免疫力の低下が始まる
こんな言い方をされたら少し怖く感じてしまうかもしれませんね。
実は、生後半年頃からママからもらった免疫が減少し始める時期でもあるんです。
風邪や感染症にかからないために、食料品の買い物の回数を減らしたり、不要な外出を避けたり対策をしましょう。
そして何より、外出先や職場から帰ってきた家族が手洗い・うがい・消毒をしっかりとやること。
そうすることで赤ちゃんも自分も守れますよ。
7ヶ月の赤ちゃんのお世話の仕方
行動範囲が広くなり、また違った目線で目が離せない時期に入ります。
オムツ替えも寝返りをされて替えにくい!と思うこともあると思います。
またお家の中で安全・安心に過ごすため、家の中をチェックするのもいいですね。
7ヶ月の赤ちゃんのお世話についてお話していきますね。
離乳食:ゴックン期からモグモグ期へ
離乳食はもう始めていますか?
スプーンや食べることに慣れてきた頃かもしれませんね。
この頃の赤ちゃんは、舌でつぶれるくらいのものを食べられるようになってきます。
栄養バランスを考えつつ、色々な味や舌ざわりなどを体験させてあげたいですね。
お世話のポイントとしては、
- 食事が終わった後の母乳は欲しがるだけあげる(ミルクの場合は表示に従うこと)
- 無理に与えない
- 栄養バランスを摂ることを習慣づけていくこと
1日2回と回数があると思いますが、食べる日・食べない日とムラがあります。
それは食材の形状が気に入らなかったり、単に食べたくない気分だったり様々です。
せっかく作った離乳食を食べてもらえないと、気持ちが沈んでしまうこともあると思います。
ですが、大人でも食べたくない日はあると思うので、無理はしない、させないという気持ちで臨みましょうね。
授乳時間の間隔は?
生後7ヶ月の赤ちゃんの授乳回数は1日5~6回が目安です。
離乳食を始めている場合は、離乳食後の授乳もその回数に含めます。
例:1日3回程度+離乳食後2回
母乳の場合は、欲しがる時にあげて大丈夫です。
ミルクの場合は表示に従ってくださいね。
お世話のポイントとしては、
- 離乳食後の授乳の量が減っても気にしないこと
- 母乳の場合は欲しがった分あげても大丈夫(ミルクは表示に従うこと)
離乳食が追加になったからと言って、無理に授乳の量を減らさなくても大丈夫です。
生活スペースを再チェック
ずりばいをしたり、おもちゃで遊んだりと行動が広がってきたと思います。
ここでもう一度、お家の中に危険なものがないか、赤ちゃんの手に届くものはないか見てみましょう。
また与えるおもちゃにも注意が必要です。
7ヶ月頃の赤ちゃんに好ましいおもちゃは、
- 大きめの積み木
- 柔らかいボール
- 音が鳴るおもちゃ
などがおすすめです。
積み木は積んだり崩したり、ボールは掴んで投げる練習にもなります。
聴覚もはっきりしてきているので、音が鳴るおもちゃもいいですよ。
赤ちゃんと楽しく遊ぶため、ケガや事故を防ぐため、安全かどうかを確認しながら選んでくださいね。
予防接種について
生後2ヶ月経過したころから、予防接種が始まっています。
順調に進んでいますか?
スケジュールを組むのは大変かと思いますが、予防接種は赤ちゃんを守るために必要なことです。
接種し忘れのないように注意していきたいですね。
アプリで予防接種のスケジュール管理もできますよ。
育児の悩みをスマホで解決!おすすめの子育てアプリの活用法とは?
生後2ヶ月から受けられるワクチン一覧
生後7ヶ月の接種可能なワクチンは以下の通りです。
- ヒブワクチン(Hib…インフルエンザ菌b型から感染症を防ぎます。)
- 小児肺炎球菌ワクチン(肺炎球菌による感染症を防ぎます。)
- B型肝炎ワクチン(B型肝炎の予防、母子感染を防ぎます。)
- 四種混合(ジフテリア、百日せき、破傷風及びポリオ(急性灰白髄炎)を防ぎます。)
- BCG(結核に対する免疫をつくり、かかりにくくします。)
生後5ヶ月からBCGが追加されています。
ワクチンの詳しい情報はこちらからご覧いただけます。
6ヶ月検診は済んでますか?
生後6ヶ月になると、お住まいの自治体から6ヶ月検診のお知らせがきます。
もう検診は受けましたか?
乳児検診は、1歳までの乳児期に2回以上、1歳6カ月児および3歳児の健診を各市町村が主体となって実施することになっています。
6ヶ月検診は下記のような内容です。
- 問診
- 身体測定(身長・体重・胸囲など)
- 内科検診(心音の確認)
- おすわりの確認
- 反射反応の確認(引き起こし反射など)
- 追視の確認
- ハンカチテスト
- 乳歯の確認
- 抱いて立てるかの確認
- 育児相談
検診会場には保健師さんもいるので、育児の悩みなどを相談するのにも良い機会ですよ。
まだ検診を受けられていないようでしたら、計画をして早めに受けてくださいね。
※自治体によって会場が決まっている場合もあります。
まとめ
7ヶ月の赤ちゃんの育児についてまとめると、
- ずりばいができるようになる
- 手の動きが上手になってくる
- 免疫力が低下してくる
- 離乳食がゴックン期からモグモグ期へ
- 生活スペースの見直しを
- 予防接種
- 6・7ヶ月検診
といった内容になっています。
生まれて半年も過ぎ、お世話の仕方も遊びも少しずつ変わってきます。
動けるようになった分、興味ある物には手を出し、口に入れてしまいますので、もう一度お部屋の中を気にしてみてください。