成長と育児
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3歳の育児~自分でできるようになり、生活習慣も身についてくるころ~

やなかゆう
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まだまだ甘えん坊なこのころ。だけど、自分でできることが増えてきたのではないでしょうか?

3歳は「意欲」が育つ時期でもあります。記憶力もつき、「前にやった遊びの続きをやろう」など過去の記憶も思い出すことができます。

ただし、これからは体力勝負の時です。しっかり食べて、体力をつけてくださいね。子供の体力は計り知れないです。

また、3歳は幼稚園の入園や、女の子だったら3歳の七五三のお祝いがありますね。

こちらの記事では1歳からのお子さんを「幼児」として紹介していきます。

※母子健康法 第6条(用語の定義)を基準にしています。

厚生労働省:母子健康法

3歳児の体重・身長の変化や成長の様子をお話していきます。

  • 3歳0ヶ月~3歳6ヶ月
  • 3歳7ヶ月~3歳12ヶ月

と分けていきますね。

3歳0ヶ月~3歳6ヶ月の成長とお世話について

どのくらい体が大きくなって、どんなことができるようになるのか。

お世話のポイントなどをお話ししていきます。

身長や体重の変化

体重や身長の増加は個人差もありますので、

増え方が緩やかでも、母子手帳の成長曲線の中に入っていれば問題ないですよ。

身長と体重については、上記でお話した通り紹介していきますね。

3歳0ヶ月~3歳6ヶ月

性別身長平均体重平均
男の子95.1cm14kg
女の子93.8cm13.5kg

参考:厚生労働省 平成22年度統計

この時期にできるようになること

2歳の頃と比べて、体つきや言葉も全然違って見えるかもしれませんね。

少し長めの話も聞けるように

たどたどしかった話し方も大分すらすらと話せるようになる頃。

自分の名前も言えるようになってきますよ。

少し長い内容のお話も聞けるようになります。

聞く力が身についてきます。

これまで「ダメよ」・「やめてね」など短い言葉で済ませていたことも、「○○だからダメなんだよ」・「○○だからやめようね」など理由を説明しても大丈夫です。

「これなぁに?」・「なんで?」の連発に

子供は好奇心旺盛ですよね。

「これってなんだろう?」・「なんでかな?」と思ったことは何でも聞いてきます。

あまりの質問攻撃にママやパパがうんざりしてしまうこともあるでしょう。

しかし、これこそがとても大切なことです。

聞くことで子供は知識や言葉の世界を広げていきますので、できる限り答えてあげましょう。

あまりにも質問が続くようなら、「○○くんはどう思うかな?」・「○○ちゃんはどうしたらいいと思う?」と質問を返してみてください。

こうすることで子供が自分で考える力も養うことができるのです。

体幹がしっかりしてくる

元気いっぱいにお外遊び。

子供は体力の限界を知りません。

暗くなっても帰りたがらない公園遊び。

走ることやボールを投げること、蹴ること、ダイナミックな遊びが大好きです。

また体幹がしっかりしてくるので、片足立ち・両足飛び・つま先立ちができるようになります。

鉄棒に数十秒ぶら下がることもできるようになります。

あまりに楽しくて周りを見ずに飛び出してしまう危険もありますので、周囲には十分気をつけてくださいね。

三輪車にもチャレンジしてみましょう。

3歳0ヶ月~3歳6ヶ月の幼児のお世話の仕方

お世話のポイントなどをお話していきますね。

お箸に慣れさせよう

スプーンやフォークを上手に使えるようになってきていると思います。

今度はお箸に慣れる練習を始めてみましょう。

3歳代になると、指先を細かく動かすことができるようになってきます。

お子さんがお箸に興味を示せば始めてみてもよいでしょう。

お箸を持たせる目安は、

  • お箸に興味を持ち始める
  • スプーンやフォークをペンを持つような持ち方ができる
  • ハサミを使える

などです。

興味がなかったり、正しい持ち方ができていないのにやらせるのはあまり効果的ではありません。

タイミングを見てやらせてみてくださいね。

絵本の読み聞かせをしてみて

前述の通り、この頃の幼児は少し長めの話を聞けるようになってきています。

絵本の読み聞かせをしてもいいですね。

年齢に合った絵本が販売されているので、ぜひ読んでみてあげてください。

お子さんも自分の中で、色んな想像をめぐらせることでしょう。

私も子供によく読んでいました。

個人的に好きな絵本は「はらぺこあおむし」です。

歌もあるので、一緒に覚えて歌うのも楽しかったですよ。

3歳7ヶ月~3歳12ヶ月の成長と育児について

どのくらい大きくなったか気になりますよね。

様子もお話していきます。

身長や体重の変化

体重や身長の増加は個人差もありますので、

増え方が緩やかでも、母子手帳の成長曲線の中に入っていれば問題ないですよ。

3歳7ヶ月~3歳12ヶ月

性別身長平均体重平均
男の子98.6cm14.9kg
女の子97.4cm14.6kg

参考:厚生労働省 平成22年度統計

この時期にできるようになること

どんなことができるようになるのか、また生活の中で気をつけることは何かをお話していきます。

思考力の発達

自分の記憶をもとに、喜んだり泣いたりすることが見られるようになってきます。

特に楽しかったこと、怖かったことなどはよく覚えています。

何日も経っているのに、昨日の事のように楽しそうに話してきたりすることも。

「昨日」や「今日」が混ざってしまうこともありますが、それも時期に分かるようになってきます。

言い間違える姿も愛らしく感じますよね。

お友達と上手に遊べるようになってくる

他者への感情が育ってくる頃です。

お友達と「かして」・「どうぞ」ができ、ケンカした時には「ごめんね」・「いいよ」もできるようになってきます。

少しずつ我慢もできるようになり、「ルール」というものを覚えていきます。

お着替えができるようになる

お着替えへの意欲は2歳ころから見られたかもしれませんが、その頃と比べてもお着替えが上手になってきます。

トップスは自分で頭を通して着替えることができるようになります。

ボトムスも履けるようになってきますが、デニムなどの固い生地のものやファスナーがついているものはまだ難しいかもしれません。

お子さんが着やすい服を選んであげましょう。

トップスは首元が広いもの、ボトムスは伸縮性のある生地のものなどがおすすめです。

3歳7ヶ月~3歳12ヶ月の幼児のお世話の仕方

色々と意欲のある時期です。またおやつも食べられるものが増えます。

おやつに気をつけて

3歳を過ぎると、これまで食べさせることのなかったチョコレートやスナック菓子が食べられるようになります。

またご家庭によっては、棒つきのキャンディーをおやつにあげるかもしれません。

甘くておいしいチョコレートや棒つきキャンディーは子供も大好きです。

ですが、あげすぎないよう注意が必要なおやつですね。

チョコレートもキャンディーも大量の砂糖が使われています。

もしも食べさせるのなら、その後のお口のケアもしっかりと行ってくださいね。

虫歯になってしまって痛い思いをするのはママでもなく、パパでもありません。

お世話のポイントとしては、

  • チョコレートやキャンディーをあげた後は、口をゆすぐ・歯磨きをすること
  • 必ず個数を決めてあげること

ママ友のお家にお邪魔したときに、いただくことがあるかもしれませんよね。

そんな時は素直にまだ食べさせてことがないことを伝えるか、家に持ち帰ってからいただくことを伝えられると良いですね。

意欲を大切に

2歳のころと比べ、器用になってできることが増えていると思います。

自分でやりたいという意欲をもっと育ててあげましょう。

お皿を運んだり、ひとりでトイレに行ったり、お着替えしたり、服を選んだり…。

時間がない時は困ってしまうかもしれませんが、できる限りやらせてあげてくださいね。

お皿を運びたいと言った時は、

  • お箸を運ぶ係・スプーンやフォークを運ぶ係といったように「係」制にしてみる

ひとりでトイレに行きたいと言った時は、

  • 近くで待機すること
  • 終ったら呼んでもらうこと
    ※最終チェックするために呼んでもらったり、近くにいると何かあった時にスムーズですよ。

自分でお着替えをしたいと言った時は、

  • 前・後ろが分かるように、服を広げて置いてあげること
    ※お子さんも着替えやすいと思います。

服を選びたいと言った時は、

  • 2セットくらい服を出してあげて、そこから選ばせること
    ※変な組み合わせになりにくいですよ。

小さなことでも自分でできると、自信になりますよね。

集団生活ならではの感染症

3歳になると、幼稚園に入園するお子さんもいますよね。

集団生活をしていく中で、幼児の間で流行ったり移ってしまう病気もあるんですよ。

中には予防接種で防げる病気もあります。

感染症にかかってしまうと、治癒するまで保育園や幼稚園への登園が禁止される他、ママも仕事を休んで看病しなければならなかったりと、ダメージは大きいです。

お子さんを守るのはもちろん、集団感染しないため、他の子供に移さないためにも予防接種は大切なんですね。

もし感染症にかかってしまったら、受診する前に病院に電話をして対応を確認してからにしましょう。

予防接種がない感染症

感染症の中には予防接種がないものもあります。

手足口病

口の中や、手足などに水疱性の発疹が出る、ウイルスの感染によって起こる感染症です。

子どもを中心に、主に夏に流行します。

RSウイルス

RSウイルス感染症とは、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。

何度も感染と発病を繰り返します。

生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の乳幼児が感染するとされています。

症状は、発熱・鼻水・咳などです。

咳が「ヒューヒュー」・「ゼーゼー」などひどくなってくると、入院が必要になってしまうこともあります。

溶連菌

溶連菌感染症は「溶血性連鎖球菌」という菌の感染によって引き起こされる病気です。

「溶血性連鎖球菌」にはいくつかの種類が存在しますが、特に感染症を起こす頻度が高いのが「A群溶血性連鎖球菌」です。

症状は、喉の痛み・発熱・倦怠感・頭痛などです。

ノロウイルス

ノロウイルスは、胃腸炎の一種です。

症状は、非血性下痢、嘔吐、胃痛・発熱・頭痛などです。

人の便や吐瀉物から感染します。

またノロウイルスに感染して、なおかつ加熱不足の二枚貝などからの感染事例もあります。

いずれにしても感染力の高いウイルスですので、特に乾燥する冬場は注意が必要です。

予防接種がある感染症

予防接種がある感染症です。

ロタウイルス

予防接種があります。

ロタウイルスが原因の感染症です。

白い便が出るのが特徴で、ほかの症状としては、発熱・腹痛・下痢・嘔吐などです。

おたふく風邪

任意で予防接種があります。

おたふく風邪は正式名称を「流行性耳下腺炎」といい、耳の下にある「耳下腺」という部分が炎症を起こし、腫れます。

ムンプスウイルスというウイルスが感染の原因です。

唾やくしゃみ・咳で飛んだ飛沫を介して感染します。

1度の感染で一生涯に渡って免疫がつきますが、大人になってからかかる方もいます。

症状は、発熱・耳の下の腫れなどです。

麻疹

予防接種があります。

麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。

麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、その感染力は非常に強いと言われています。

症状は、発熱・鼻水・目の充血・全身に赤い発疹などです。

風疹

予防接種があります。

風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の風しんウイルスによっておこる急性の発疹性感染症です。

症状は、リンパ節の腫れ・発熱・全身に赤い発疹などです。

水痘(水ぼうそう)

感染力の強い水痘帯状疱疹ウイルスによっておこる病気です。

風しんやおたふくかぜよりも感染力が強く、水痘に感染した人のせきやくしゃみを吸い込むことで感染します。

症状は、発熱、水ぶくれを伴う発疹などです。まれに重症化し、入院することもあります。

もしも夜間に体調が悪くなったら

大人も子供も日中に具合が悪くなるとは限りません。

子供の場合は日中比較的元気でも、夜になって熱を出すことが多いでしょう。

そんな時、夜間病院にかかるべきかどうか、悩まれることもあると思います。

厚生労働省:こども医療でんわ相談#8000

こちらでは、病院に受診するべきかを事前に電話で確認することができます。

またこちらの記事中では、アプリで医師に相談できるものを紹介しています。

育児の相談がLINEでできる?!悩むママへのおすすめアプリも!

予防接種について

3歳になると追加になる予防接種があります。

任意で接種する予防接種もありますよ。

スケジュールを組むのは大変かと思いますが、予防接種は我が子を守るために必要なことです。

接種し忘れのないように注意していきたいですね。

アプリで予防接種のスケジュール管理もできますよ。

育児の悩みをスマホで解決!おすすめの子育てアプリの活用法とは?

ワクチン一覧

2ヶ月~3歳で接種可能なワクチンは以下の通りです。

これまでに終わっているワクチンもあると思います。

※接種推奨期間が過ぎたもの・次の接種まで期間が空くものは削除しています。

  • ヒブワクチン(Hib…インフルエンザ菌b型から感染症を防ぎます。)
  • 小児肺炎球菌ワクチン(肺炎球菌による感染症を防ぎます。)
  • 水痘ワクチン(水痘(みずぼうそう)に対する抗体を作り、かかりにくくします。)
  • おたふくかぜワクチン(おたふくかぜを予防します。)※任意接種のワクチンです。
  • 日本脳炎ワクチン(蚊が媒介するウイルスで起こる日本脳炎の抗体を作り、かかりにくくします。)

日本脳炎ワクチンが追加されます。

ワクチンの詳しい情報はこちらからご覧いただけます。

ワクチン.net

3歳児健診があります

お住まいの自治体から、3歳児健診のお知らせがきます。

発育状態や発育状態を診て貰うのにとても良い機会です。

スケジュールを調整して受診してくださいね。

健診内容は、

  • 身体測定
  • 栄養状況の確認
  • 視力検査、聴力検査
  • 尿検査
  • 運動発達状況の確認
  • 精神発達状況の確認
  • 生活習慣の確認
  • 子育て状況の確認

となっています。

自治体によって違いがあるかもしれませんが、視力・聴力検査は自宅で行った結果を伝えることもあるようです。

尿検査もありますが、採取できなければ会場で申し出てくださいね。

また会場には保健師さんもいますので、悩み事や育児について質問することもできますよ。

※自治体によっては会場や日程が決まっています。

まとめ

3歳の幼児の育児についてまとめると、3歳児健診の他に、

3歳0か月~3歳6ヶ月

  • 少し長めの話が聞けるように
  • 「これなぁに?」・「なんで?」の連発になる
  • 体幹がしっかりしてくる
  • お箸に挑戦してみよう
  • 絵本の読み聞かせを

3歳7ヶ月~3歳12ヶ月

  • 思考力の発達
  • お友達と上手に遊べるようになってくる
  • お着替えができるようになる
  • おやつに注意
  • 意欲を大切に

といった内容になっています。

赤ちゃんの成長と育児

幼稚園に入園したり、七五三のお祝があったりと、さらに成長を感じる「3歳」の一年。

成長の瞬間を逃さないようにしたいですね。

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