生後9ヶ月赤ちゃんの育児~ハイハイでママをどこまでも追う!後追いが始まる子も~
赤ちゃんも9ヶ月に入ると、ひとり遊びをする子やマネをしてみたりいたずらをしてみたり、愛嬌たっぷりに育っているのではないでしょうか?
そんな成長の反面、ママが信頼できる存在と認識していることで起こる後追いが始まります。
今回は9ヶ月目の赤ちゃんの育児についてお話していきますね。
9ヶ月目の赤ちゃんの様子は?
9ヶ月目の赤ちゃんの身体の変化をお話していきます。
体重・身長の変化
たくさん食べてくれる子もいれば、そうじゃない子もいると思います。
食が細いと、この子は大きくなるのだろうか…と不安になってしまうこともありますよね。
少しずつでも増えているようであれば問題ないですし、母子手帳の成長曲線の中に入っていれば心配はいりませんよ。
身長と体重の平均は下記の通りです。
性別 | 身長平均 | 体重平均 |
男の子 | 67.4~76.2cm | 7.2~10.4kg |
女の子 | 65.5~74.5cm | 6.7~9.9kg |
ハイハイでどこまでも!?
ハイハイがだいぶ上達してきたのではないでしょうか?
ハイハイが上手になってきたということは、ますます行動範囲も広くなります。
また動くおもちゃを追いかけてハイハイする子もいるかと思います。
早い子は一瞬の隙に、色んなところへ行ってしまうので、お家の中の行動範囲を決めてあげると、ケガの心配が減りますね。
お部屋の入り口を仕切るベビーゲートも販売されていますので、赤ちゃんの行動範囲によっては取り付けてもよいかもしれません。
つかまり立ちを始める子も
つかまり立ちを始めるのもこの頃です。
椅子やソファー、ちょうどいい高さのテーブルがあると、つかまって立とうとする子も出てくると思います。
始めは不安定な状態ですが、だんだん立ち方がわかってくると、しっかり足をつけられるようになってきます。
ハイハイの前につかまり立ちから始める子もいますし、ハイハイを経験せずにつかまり立ちをする子もいます。
実際、私の子供はハイハイをせずにつかまり立ちをしたので、本当に様々です。
タイミングとペースは赤ちゃんによってそれぞれなので、両方しないからと言って不安になりすぎないようにしましょうね。
つかまり立ちをし始めると、立った拍子に家具の角に頭をぶつけてケガをしてしまうかもしれません。
バランスが取れずに後ろに倒れて後頭部を打ってしまうこともあるかもしれません。
そのような危険から赤ちゃんを守るためにも、もう一度家の中に危険な場所がないかを確認するとよいですね。
赤ちゃんの頭を守るヘッドガードや、家具のコーナーに取り付けて角を柔らかくする商品もありますので、参考にしてみてください。
ひとり遊びができるように
少しの時間ならひとり遊びができるようになります。
室内にあるものは何でも興味の対象にもなりますので、赤ちゃんが触って困るもの、危険なものは手の届かない場所へ移動しましょう。
ママは赤ちゃんが夢中で遊んでいる間に、洗濯物を干したり、ちょっとお茶を淹れて一休み…。
少しずつですが、自分のやりたいことができるようになってくると思いますよ。
ただ、後追いが始まる時期でもありますので、できるだけ赤ちゃんが見えるところで行動しするよう心がけましょう。
9ヶ月の赤ちゃんのお世話の仕方
大人のマネができるようになってくる時期。
バイバイや、ペコリと頭を下げてマネをする仕草などが可愛いですよね。
しかしこの頃になると、後追いも始まってきます。
9ヶ月の赤ちゃんのお世話についてお話していきますね。
離乳食は様子を見て2回から3回に
上手に舌と上あごで食べ物をモグモグつぶしてゴックンする。
こういった離乳食を1日2回、しっかりと食べられるようになったら、次は2回食のままで歯ぐきでつぶれるくらいの固さへと進めてみましょう。
スプーンやママの指で簡単につぶれる程の固さが目安です。
始めのうちは小さめにカットしたものを。徐々に大きさを変えていきましょう。
食べ物の固さと大きさに慣れたら、1日3回に移行してもよいと思います。
もちろん離乳食の開始が遅かった子は、上記を目安に進めていってくださいね。
離乳食も3回になると、食事からも栄養を吸収することになります。
また、手づかみ食べをしたがるようになる時期でもあります。
片付けが大変かと思いますが、出来るだけ手づかみ食べをさせてあげましょう。
お世話のポイントとしては、
- 様子を見て、3回食に切り替える
- 1日1回でもいいので、大人と同じ時間に食事を摂ってみる
- 鉄分の多いレバーペーストや、赤身などを積極的に摂取する
- 手づかみ食べをさせてあげよう
授乳時間の間隔は?
生後9ヶ月頃になると、授乳の間隔も以前より長くなってきていると思います。
授乳回数は1日2~5回です。
例:1日2回+離乳食後3回(離乳食1日3回の場合)
例:1日3回+離乳食後2回(離乳食1日2回の場合)
離乳食の回数も増え、飲む量や時間が短く感じるかもしれないですね。
夜の授乳が必要なくなってくる子もいるのではないかと思います。
ですが基本的に母乳は欲しがるだけあげても大丈夫ですよ。
ミルクは表示に従ってください。
お世話のポイントとしては、
- よく眠っているようであれば夜間の授乳をお休みしてみる
- 母乳は欲しがるだけあげて大丈夫(ミルクは表示従う)
まだ夜泣きが収まらない子もいるかもしれませんが、夜の授乳回数が減ってくると、ママも楽になりますよね。
後追いが始まる子もいます
ママやパパが見えなくなると泣きながらハイハイで探したり、後をついて行こうとしたりする「後追い」がはじまる子もいます。
ママ・パパに対して愛着や信頼感が芽生え、特別な存在だと認識できるようになった証拠。
成長がとても嬉しく感じますが、トイレに行くのも、家事もままならず困ってしまうことがありますよね。
お世話のポイントとしては、
- 家事などで赤ちゃんの元を離れる時は必ず声掛けをすること(待っててね・すぐ戻ってくるからねなど)
- 戻ったときには抱っこして落ち着かせてあげること
これを繰り返していくと、だんだんと赤ちゃんの記憶は発達していき、ママが見えなくなってもすぐに戻るということを理解していきます。
一般的に1歳になるくらいには落ち着くと言われており、たそがれ泣き同様、次第に落ち着いてきますよ。
予防接種について
生後2ヶ月経過したころから、予防接種が始まっています。
順調に進んでいますか?
早くから接種していた赤ちゃんはすでに終わったものもあるかと思います。
スケジュールを組むのは大変かと思いますが、予防接種は赤ちゃんを守るために必要なことです。
接種し忘れのないように注意していきたいですね。
アプリで予防接種のスケジュール管理もできますよ。
育児の悩みをスマホで解決!おすすめの子育てアプリの活用法とは?
生後2ヶ月から受けられるワクチン一覧
生後9ヶ月の接種可能なワクチンは以下の通りです。
※接種推奨期間が過ぎたものは削除しています。
- ヒブワクチン(Hib…インフルエンザ菌b型から感染症を防ぎます。)
- 小児肺炎球菌ワクチン(肺炎球菌による感染症を防ぎます。)
- B型肝炎ワクチン(B型肝炎の予防、母子感染を防ぎます。)
- 四種混合(ジフテリア、百日せき、破傷風及びポリオ(急性灰白髄炎)を防ぎます。)
ワクチンの詳しい情報はこちらからご覧いただけます。
9ヶ月健診があります
生後9ヶ月になると、お住まいの自治体から9ヶ月健診のお知らせがきます。
9~10ヶ月で受けるようにしてくださいね。
乳児健診は、1歳までの乳児期に2回以上、1歳6カ月児および3歳児の健診を各市町村が主体となって実施することになっています。
9ヶ月検診は下記のような内容です。
- ハイハイの様子
- おすわりの様子
- つかまり立ちの様子
- パラシュート反応テスト
- 耳や目の異常がないか
- 喃語が出るか
- 身長、体重などの身体測定
健診会場には保健師さんもいるので、育児の悩みなどを相談するのにも良い機会ですよ。
※自治体によって会場が決まっている場合もあります。
まとめ
9ヶ月の赤ちゃんの育児についてまとめると、
- ハイハイをするようになる
- つかまり立ちを始める子も
- 少しだけひとり遊びができるように
- 後追いが始まる子も
- 離乳食が1日3回に
- 予防接種
- 9・10ヶ月検診
といった内容になっています。
ハイハイもひとり遊びもできるようになる一方で、後追いが始まる時期でもあります。
困ることもあると思いますが、少しずつ育児が楽になりつつあるのではないでしょうか?
赤ちゃんもますます表情が豊かになり、感情表現も上手になってきていると思います。
たくさん赤ちゃんと触れ合って、楽しい思い出を作ってくださいね。