英語語りかけ育児で易しく楽しく英才教育|効果と使いやすいフレーズも紹介
「英語は小さい頃から始めた方がいい。」
「小さい頃から英語を教えるのはよくない。」
どちらの意見もよく聞かれます。そうなると
いったいどっちが正しいの?
――と困っちゃいますよね。
実は、英語と語りかけ育児は相性抜群。組み合わせることで「小さい頃の英語はよくない」派のデメリットを解消できちゃいますよ。
英語での語りかけは早期英語教育にぴったり
早期英語教育とは、小さいうちから始める英語教育のことです。
お金をかけない方法でも英語は学ばせられる!育児中から親子で学ぶ方法でも触れています。
その中で、早期英語教育のデメリットとして、母国語が未発達の状態で英語を学ぶと脳が混乱し、どちらも中途半端になってしまうという点をあげました。
脳が混乱してしまう原因として、過度に英語と関わっている場合が多いです。
“過度に英語と関わっている場合”というのは、1日中英語を流しっぱなしにしたり、無理に両親が英語で話しかけ続ける等です。
1日30分と時間が決まっている語りかけ育児は、やりすぎることもなく早期英語教育にぴったりなんです。
語りかけ育児のメリット
「語りかけ育児」とは、イギリスの言語治療士 サリー・ウォードさんによって提唱された育児方法です。
子供たちの心と知能の発達に効果があることが立証され、驚くことにイギリス政府からも推奨されています。
イギリス政府からのお墨付き!
日本ではわが子の発達に合わせた「語りかけ育児」というタイトルで発売され、語りかけ育児のバイブル本として親しまれています。
それでは、語りかけ育児のメリットを見てみましょう。
自己肯定感の高い子になる
自己肯定感とは、「ありのままの自分を好意的に受け入れる感情」のことです。自己肯定感が高い子に育つと、他人と自分を比較して落ち込むことが少なく、他人に振り回されにくくなります。
また、自分軸がしっかりとしているので、むやみに不安や恐れをいだくことがなくなります。
お母さんがしっかりと自分のことを見てくれる、大事にされていると感じることで自己肯定感がグングン育ちます。
教育学者の汐見稔幸さんも以下のようにコメントしています。
語りかけ育児は、「自分が大好き」と言える子を育てます。
気持ち的にも余裕ができ、周りの人に優しくできるそうですよ。
自己肯定感の高い子を育てるために学べる育児本!大切なのはママ自身!?
言葉が発達する
サリー・ウォードさんは、言葉の発達が遅れ気味な子供を対象に調査を行いました。
語りかけをするグループとしないグループに分け、生後10か月~3歳まで調査を続けました。
結果、語りかけ育児をしてないグループは、85%の子供に発達の遅れがみられましたが
語りかけをしたグループは、ほとんど全員が正常水準に達していました。
このことからも、言葉の発達にいい影響を与えていると言えるでしょう。
英語での語りかけ育児のポイント
語りかけ育児の提唱者 サリー・ウォードさんは、一日30分の語りかけを推奨しています。
子供と1対1で向き合い、話しかけたり遊んだりしましょう。
- 子供が注目している物について話す
- 単語だけや短い文章など、月齢に合わせて分かりやすく
- 気が散らないように、静かな環境を用意する
- 指示はしない
- 答えさせようとしない
難しいことを考える必要はありません。
30分間、きちんと向き合い言葉でコミュニケーションをとることが大切です。
この語りかけ育児の時間から、少しずつ英語を使い始めてみましょう。
大事なのは、お母さんが自分にしっかり向き合ってくれていると安心感を与えることです。
まずは、小さい子供でも分かりやすい簡単な言葉を英語で話すところから、始めてみましょう。
小さな子供でも分かりやすい簡単フレーズ
毎日となると困ってしまうこともありますよね。
おすすめの語りかけフレーズをまとめました。
抱っこをしたり、身振り手振りを使う、声のトーンを上げて語りかけることも心掛けてみてくださいね。
ほめ言葉
- How smart. なんて賢いの
- Good boy/Good girl. おりこうさんだね
- Great. とってもいいね
- You did it. やったね
- Very good. すごいね
- Love it. 最高だね
- Good thinking. いい考えだね
挨拶
- Thank you. ありがとう
- No problem. どういたしまして
- Good morning. おはよう
- Good night. おやすみ
感情や状況を伝える
お母さんの感情を伝えてみるのもいいですね。
- You’r my treasure. 宝物だよ
- Yummy. おいしい
- I love sunny days. 晴れの日好きだな
- It’s sunny today. 良い天気だね
赤ちゃんをあやす
- There,there. よしよし
- I’ll pick you up. 抱っこしてあげるね
- Tickle,tickle,tickle. こちょこちょこちょ
- Peek-a-boo! いないいないばあ!
「Peek-a」で顔を隠し「Boo!」と言いながらパッと顔を見せてあげてくださいね。
もっと知りたい、発音を確認したい方にはこの動画がおすすめです。
まとめ
英語は早い時期から始めた方が良いですが、子供の脳が混乱するのがデメリットです。
混乱させないためには、過度に英語と関わらせ過ぎないことが大切です。
まずは、少しずつ始めてみましょう。
語りかけ育児は、1日30分しっかりと子供と向き合う時間を作る育児です。
英語と語りかけ育児を合わせる事によって
- 早期英語教育になる
- 自分が大好きと言える子になる
- 言語の発達にいい影響を与えることができる
といいことずくめです。
子供が楽しい気持ちになるように、前向きで明るい言葉をたくさん語りかけてあげてくださいね。